9月号 まちの安心・安全について

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ページID 1005909  更新日 令和4年1月14日 印刷 

 市民の皆さまが安心して暮らせる安全なまちづくりは、市政の中でも最重点課題の一つです。このテーマを市長メッセージで取り上げるとなると「そんなに一宮市の『安心・安全』は危ないのか?」と心配される方がいるかもしれません。でも、この10年あまりを見れば、成果があがっている事項もたくさんあります。
 例えば、刑法犯の認知件数では、平成16年・9,752件に対し、平成26年・3,797件と、10年前と比較して約39パーセントまで減少しています。こうした成果の大きな原動力となっているのが、市民の皆さまの力です。パトロール活動や見守り活動などを地道に続け、町内会では、防犯灯や防犯カメラの設置を積極的に行うなど、日頃から防犯を意識する取り組みが、着実に数字に表れています。
 しかし、まだまだ課題もあります。「住宅対象侵入盗」が多い状況が続いています。「住宅対象侵入盗」には、留守の間の「空き巣」、夜寝ている間の「忍び込み」、在宅して活動している間の「居空き」があります。いずれもカギをかけていない箇所から泥棒に侵入され、被害にあうケースがとても多くなっています。ぜひとも確実なカギかけを習慣にしていただくようお願いします。
 さらに危機的な状況となっているテーマとして「交通安全」があります。昨年、交通事故による死亡者は1年間で8人でしたが、今年は7月末までに、既に7人の方が亡くなられています。今年、市内であった交通死亡事故を分析してみると、

  • 65歳以上の高齢者の方が多い(6人)
  • 自転車に乗っている場合が多い(5人)

という傾向があります。もちろん、以上のパターンにはない事故も起きていますので、該当しない市民の皆さまにとっても他人ごとではありません。より一層の注意をお願いいたします。
 連区によっては地域の皆さまで、市から資機材の貸与等を行う「青色防犯パトロール活動(青パト)」を行っていただいています。地域の防犯力をアップするために、市としても6月の市議会で補正予算を認めていただき、ドライブレコーダー(注)を配備する計画を進めています。青パトだけでも十分な抑止力があると思いますが、さらに犯罪者や犯罪予備軍を遠ざける効果があればと期待しております。昨今は、犯罪者も知恵をしぼって最先端の機器で武装している場合がありますが、それに負けない地域の防犯力を備えるべく、市としても新たな試みに取り組んでまいります。
(注)映像や音声を自動的に記録する車載装置
 もっとも、機器や施設などの「ハード」面だけでなく、住民同士のあいさつや声がけの多いまちづくりで「ソフト」面を充実させることが、何よりも地域の防犯力アップにつながるといわれています。市としても、総合的・多面的な環境整備を心がけ、市民の皆さまと力を合わせて、安心・安全なまちづくりに尽力しつづけます。

「2015(平成27)年9月号 広報一宮」掲載
(注)記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

写真:夏の交通安全市民運動の街頭啓発(7月15日)
夏の交通安全市民運動の街頭啓発(7月15日)
写真:宮城県七ヶ浜町で派遣職員を激励(7月17日)
宮城県七ヶ浜町で派遣職員を激励(7月17日)

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