8月号 みんなで支える公共交通

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ページID 1020708  更新日 令和4年1月14日 印刷 

みんなで支える公共交通

公共交通が便利な一宮

 一宮市は、市内に鉄道の駅が19(JRが2駅。名鉄17駅)あり、市の中心部にある一宮駅を中心として放射状に多くの路線バスが運行するほか、路線バスを補うように市のi-バスや、さらに5社のタクシー約250台も運行しており、公共交通が便利な街といわれています。

一宮市内のバス路線図

公共交通計画

 一宮市は、平成23年度に「一宮市公共交通計画」を策定しました。計画では、交通ネットワークを確保する「公共交通の整備」と、より多くの方に乗っていただく「利用促進策」を取り組みの2本柱としています。

 「公共交通の整備」としては、名鉄バスが運営する路線バスで、運賃収入だけで維持できない“赤字路線”に対する支援をしており、一宮駅と138タワーパーク・総合体育館を結ぶ路線に対して年間約750万円の補てんをしました。また、一宮駅とイオンモール木曽川を結ぶ路線は、地域企業のイオンモール木曽川と一緒に支援しており、この路線についても年間約450万円を補てんしています。

 市では、あわせて「利用促進策」にも力点を置いており、市内バス全線1日乗車券「おでかけバス手形」を事業者と一緒に導入するなど、バスを便利に使っていただける取り組みを進めています。今年度は、第2次公共交通計画の策定を予定しており、より便利な公共交通の実現を目指します。

一宮市が運営するi-バス ~地域の応援とともに~

 一宮市は平成13年にi-バスの運行を始めました。現在は6コース運行しており、「一宮コース」「千秋町コース」「大和町・萩原町コース」が一宮駅と地域を結ぶバスとして、また、「尾西北コース」「尾西南コース」「木曽川・北方コース」が地域内を運行するバスとして、民間の路線バスが運行できない地域を運行しています。

 千秋町や大和町・萩原町を運行するコースは、地域の話し合いで、ルートやダイヤを決めていただきました。今年で運行10周年を迎えますが、地域全体でバスを支える仕組みを作り上げ、運行の支援を続けていただいています。

 また、尾西地域や木曽川町を運行するコースは、平成27年10月に、地域の話し合いでルートを変更しました。変更後は、「地域づくり協議会だより」に取り上げ、あるいは、乗車券を配って利用を呼び掛けるなど、地域の皆さまの支援を頂きました。

i-タクシー

 市内には、それでも公共交通が使いづらい地域があります。そのため、昨年7月に、鉄道の駅まで1キロメートル以上、バス停までも500メートル以上離れた地域を対象に、地域の公民館等と最寄りのバス停との間を事前予約制のタクシーが運行する i-タクシーの試行運行を始めました。昨年度は600人超の方が利用され、喜びの声も頂きました。今年度も市民の皆さまのご意見をうかがい、見直しを行いつつ試行運行を続けています。

i-タクシーを利用する様子の写真
i-タクシー

みんなで支える公共交通に

 公共交通を安定的に運営していくためには、多くの皆さまの利用が不可欠です。市内には、鉄道や路線バスなど様々な交通機関が運行していますので、是非ご利用いただき「みんなの力」で維持・確保していきたいと考えています。引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。

走る市民ギャラリーの写真
利用を促し、発表の場としてもらう「走る市民ギャラリー」

「2017(平成29)年8月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

 

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