12月号 市外で働く市職員

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ページID 1022219  更新日 令和4年1月14日 印刷 

で働く市職員

一宮市の職員

 一宮市の本庁舎に勤務する職員は約千人ですが、そのほかにも図書館、環境センター、水道などの公共施設、さらに、保育園、消防署、市民病院などの市職員を合わせると総数は3,661人にも及びます。(小中学校の先生は愛知県の職員です)

 一宮市では、関係機関との連携強化、被災地の支援、あるいは職員の能力向上など、目的は様々ですが、国の省庁や被災地など遠く市外への派遣も積極的に行っています。

中央省庁など

 国の関係機関として中央省庁に3人、外郭団体に1人の合計4人、いずれも30歳過ぎの若手職員を派遣しています。

 国土交通省へ派遣された夫馬雄太主任は、”かわまちづくり計画“や”水辺の学校事業“といった河川環境を整備する事業に携わっています。木曽川沿いの魅力を高める”ミズベリング“も、その一環となります。

 文部科学省に派遣された遠藤有紀主事は、コンピュータやデジタルな能力を養う教育プログラムの作成、導入に係る調査、研究に携わっています。この事業では市内の末広小学校が全国のモデル校に指定されています。

 また、経済産業省へ派遣された松井聡主事は、一宮市の地場産業である繊維産業を所管する部署に所属して、国内外の先進事例の情報収集や、意欲的な事業所の支援を行っています。

 総務省の外郭団体である自治総合センターへは、位田公一主事が派遣されています。昨年、一宮市は元プロ野球選手たちの「ドリーム・ベースボール」を開催しましたが、彼は、そのサッカー版にあたるスポーツ文化事業を全国各地で実施しています。

末広小学校での授業の様子の写真
末広小学校での授業の様子

被災地(東北地方・熊本県)

 東北の被災地には、地方自治体の間で派遣職員の割り振りをしており、一宮市は宮城県の七ヶ浜町と気仙沼市にそれぞれ1人ずつ派遣しています。

 七ヶ浜町には継続して職員を派遣しており、6年目になる今年は、春日井高英主査を派遣して水道の復旧工事に当たっています。

 気仙沼市へは今年から職員を派遣しており、「経験者を」という要望を受け、今回は特例的に定年退職した坪内将広・前まちづくり部次長を派遣しました。還暦を迎えた豊富な経験を生かし、市街地の再整備に係る様々な課題の解決に取り組んでいます。

 熊本県嘉島町には杉山暁彦主事を派遣しています。この地域は復興後に再建された家屋が多く、固定資産税を賦課するための家屋評価の業務に携わっています。

気仙沼市へ派遣の坪内・前まちづくり部次長(中央)の写真
気仙沼市へ派遣の坪内・前まちづくり部次長(中央)

職員のチカラが最大限に発揮できるように

 もちろん、近いところでは県内でも、愛知県、中部地方整備局(国土交通省)、後期高齢者医療広域連合など、様々な機関への職員派遣を行っています。今後は、さらに職員が幅広い知識や経験を得られるように、民間企業などとの人事交流、派遣も検討してまいります。

 派遣された職員は、その職場や地域でしか得られない貴重な経験を数多く積み重ねています。また、彼らは勤務先で「一宮市」の看板を背負う、いわば「外交官」としての役割も演じなければならないため気苦労も多いと思いますが、そうした苦労を含めて派遣先で培った太いパイプが彼らの貴重な財産になります。市外で頑張った職員が一宮市に戻ってから、その成果を長く地域に還元してくれることを期待しています。

 

「2017(平成29)年12月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

 

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