5月号　市民と協働 ～企業編～

• 2018（平成30）年5月号　市長メッセージ「市民と協働 ～企業編～」インタビュー （mp3 7.8MB）

市民と協働 ～企業編～

行政と企業の協働（＝コラボレーション）

　一宮市は4月に「地域ふれあい課」を「市民協働課」に名称変更しました。この「市民協働」は、これまでの行政と町内会や連区といった地域との間で行われてきたものに加えて、個人やNPOなどの団体とのコラボや、企業による地域貢献も次第に増えてきたことから、幅広い意味での市民との協働を表す思いで、課の新名称としました。その中でも今回は、一宮市と企業との「協働」に焦点を当てて、その新しい動きについて紹介します。

マチのにぎわいを応援　～オリナス一宮いきいきコンサート～

　平成28年、オリナス一宮の“こけら落とし”として、カレーハウスCoCo壱番屋の創業者、宗次徳二さんがオーナーの「宗次ホール」によるコンサートを開きました。

　宗次さんの「クラシック音楽で一宮のにぎわいを創出したい」との思いに賛同した東海東京証券株式会社の協賛で、今年3月「オリナス一宮いきいきコンサートVol．1」が開催されました（写真）。宗次さんからは「いろいろな企業の協賛で継続開催していきたい」とのありがたい話をいただいています。

地域の繊維産業を応援　～“尾州”ブランドとレクサス～

　ネッツトヨタ名古屋株式会社では、世界のレクサスブランドとのコラボ企画としてオリジナルハンドタオル（写真）を開発されて、「レクサス一宮のオーナー様へのプレゼントとして活用」されているとのことでした。

　環境に配慮したオーガニックコットン100％を原料に、ガラ紡という柔らかな糸で織られた肌に優しいタオルに仕上がっています。さらに、同社は、女性社員の制服を尾州生地で新調されました。制服への尾州生地の採用は尾西信用金庫やイオンモール木曽川でも行われており、多くの企業から尾州産地を応援していただいています。

まちづくりを応援　～歩道橋ネーミングライツ～

　総合体育館のDIADORAアリーナ（モリリン株式会社）のように、一宮市では、公共施設の愛称の命名権を有償でお譲りするネーミングライツ事業を実施しています。

　昨年から歩道橋でもネーミングライツを導入したところ、尾西信用金庫（三条と奥町の歩道橋）、いちい信用金庫（起地区銀座通り歩道橋）が名乗りをあげてくださいました。それぞれとパートナー契約を結び、歩道橋周辺の清掃などにも参加していただいています。

お祭りを応援　～寄付つき自動販売機～

　コカ・コーラ　ボトラーズジャパン株式会社は、七夕まつりをテーマとした「ラッピング自販機」（写真）を市内5カ所に設置されました。お祭りのPRだけでなく、その売り上げの一部を寄付していただいています。

これからもチャレンジ！します

　以上、企業との目新しい協働事業についてご紹介しました。一宮市では、今回ご紹介できませんでしたが、たくさんの企業や地域、NPO法人あるいは大学などの教育機関とも、さまざまに「協働」して市政を運営しています。関係の皆さまには深く感謝いたします。

　これからも新しい取り組みにチャレンジして、新たな協働が生まれ、地域の発展や幸せにつながることを期待しています。

 

「2018（平成30）年5月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。