東海豪雨水害以後の新たな取り組みは?

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ページID 1004022  更新日 2022年3月9日 印刷 

東海豪雨水害後における新たな取り組みは、次のとおりです。

国・愛知県では・・・

  • 国や県は、大きな被害がでた庄内川や新川について、河川激甚災害対策特別緊急事業(平成12年度~16年度)を行って本川の治水安全度を高めました。
  • 県は、新川の支川の五条川や青木川、縁葉川の護岸整備などを行っています。青木川の上流では、平成24年に青木川放水路の供用が開始され、青木川や般若川などの洪水が木曽川へ毎秒22立方メートル放流されます。
    今後、残る江南市の未整備区間を整備し、毎秒25立方メートルを放流できるようにすることや、一時的に洪水を貯める青木川第3調節池(一宮市)が令和元年完成し、第4調節池(江南市)の事業にも着手しています。
  • 平成13年より、新川流域の関係市町では、外水はん濫のおそれがあるときは、新川や五条川などに排水しているポンプを停止する新川流域排水調整を実施し、流域全体で川を守っています。
  • 平成18年には、新川及びその支川を特定都市河川に、新川流域を特定都市河川流域に指定し、流域内での民間を含む500平方メートル以上の開発に対して、雨水の流出量を抑える対策が義務づけられています。
  • 日光川では、県により河川改修や橋梁改築が実施されているほか、平成22年6月には日光川玉野・祖父江放水路が供用を開始し、毎秒90立方メートルの洪水を日光川から木曽川に放流できるようになりました。また、日光川河口にある水こう門の改築が完成し、平成30年3月から供用開始しています。
  • 日光川流域においても、新川流域と同様な排水調整が行われていますが、平成23年からは新しいルールに改定されて迅速な対応ができるようになりました。
  • 日光川の支川である野府川においても、洪水時には木曽川へ毎秒60立方メートル放流できる日光川2号放水路の事業を進めています。完成すれば日光川玉野・祖父江放水路と同様の効果が期待でき、地域の浸水被害を軽減します。
  • 一宮市の中心部を流れている大江排水路は、平成10年度より、国営総合農地防災事業が行われ、排水能力を高めるための護岸改修や、大江排水路分流工による日光川への毎秒11.2立方メートルの放流が実現し、浸水被害の軽減に役立っています。

一宮市では・・・

  • 一宮市は、ほぼ平坦な地形で、雨水が流れにくく溜まりやすいのが特徴で、河川改修だけではなく、一時的に雨水を貯める施設をつくるなど、総合的な治水対策を進めています。
  • 平成20年度に策定しました一宮市総合治水計画は、効率・効果的に総合的な治水対策が実施できるように計画したものですが、平成23年に策定された日光川河川整備計画や最近の豪雨実績に応じた見直しが必要となり、新たに平成25年度に一宮市総合治水計画(改訂版)を策定しました。
  • 平成24年度から、準用河川千間堀川や川崎川の改修工事を実施しています。
  • 平成14年度から始めました、小中学校のグラウンドを掘り下げて一時的に雨水を貯める学校貯留事業は、新川流域内における17校の小中学校が完成し、引続いて日光川流域内の小中学校で実施しています。
    また、調整池、下水道の管内貯留、公園広場を利用した貯留施設なども有効な対策として進めていきます。
  • 雨水貯留・浸透施設・防水版を設置する市民の方に対して、工事費の一部を補助する制度を創設し、市民の皆様にも雨水の流出抑制・浸水被害軽減対策に協力して頂いています。

その他にも浸水被害軽減対策として、

  • 河川等水位情報、河川情報利用ネットワークシステムの有効活用を図ること
  • 洪水ハザードマップの有効活用とあわせて、愛知県との連携により地域独自の手づくりハザードマップの作成を普及していくこと
  • 土のう配布を迅速に行うための防災倉庫の設置

など、さまざまな対策を実施しています。

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〒491-8501 愛知県一宮市本町2丁目5番6号 一宮市役所本庁舎8階
電話:0586-28-8642 ファクス:0586-73-9217
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