令和5年5月26日報道発表 医療過誤に係る和解の成立について(お知らせ)

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ページID 1056030  更新日 令和5年5月26日 印刷 

報道発表日 令和5年5月26日

医療過誤に係る和解の成立について(お知らせ)

 一宮市立市民病院において医療過誤により死亡された事案について和解が成立することになりましたので、下記のとおりお知らせします。

医療過誤和解案件概要

 相手方(当時49歳)は、令和3年8月、慢性呼吸不全等で在宅療養中に胸腹部痛を訴えて一宮市立市民病院へ救急搬送され、血液検査、CT検査等を行った結果、総胆管結石及び胆管炎の診断で入院となりました。入院した日の翌日、内視鏡的逆行性胆管膵管造影法(ERCP)と同時に内視鏡による結石の除去を試みましたが、結石の除去は行えず、外科的手術による治療を検討する方針となりました。
 ERCPを施行した翌朝、腹痛が続き、ERCP後膵炎を発症しているとの診断となり、急性膵炎に対する治療が開始されました。看護師の巡視による状態観察は行われましたが、生体情報モニターによる心電図、血圧及び酸素飽和度の持続的モニタリングは行われなかったところ、ERCP施行後2日目の早朝、看護師巡視時に、心肺停止状態であるところを発見し、蘇生措置を行いましたが、相手方は死亡されました。ERCP後膵炎による血管内脱水、既往症である慢性呼吸不全及び鎮痛剤点滴による呼吸不全が複合的に影響して死亡したと推測されましたが、呼吸及び循環のモニタリングがなされていれば死亡を回避できた相当程度の可能性があることから、令和5年6月議会の議決後、賠償金を支払うことで和解が成立することとなりました。

院長コメント

 亡くなられた患者様と御遺族に深くおわび申し上げます。事故を真摯に受け止め、再発防止に取り組んでまいります。

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