市長メッセージ「緊急事態宣言とワクチン接種」(令和3年8月26日)

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ページID 1042415  更新日 2021年8月26日 印刷 

一宮市も緊急事態:「軽症」「中等症」の厳しい実態

 新型コロナウイルス感染症、日々の感染者数は増える一方で、第5波の勢いが衰えません。第4波の最高が42名(5/18発表)でしたが、市内では60名超えで過去最多を更新し、近隣の中核市では100名超という数字も出ています。

8月の感染者数のグラフ

 以前と比べ、ワクチンの効果もあってか高齢者は減り、「重症」の方は減っています。それでも感染した方の実態を見ると、40度の高熱にうなされていても「軽症」と分類されます。「中等症」ともなれば大変な苦痛があり、経験された患者さんの手記が寄せられたので、市ウェブサイトで公開しています。やはり、みんなで感染しないように、感染させないように、細心の注意を払っていきたいものです。

 一宮市でも、段々と医療提供体制が厳しくなっています。いまいちど感染防止の基本を忘れず、「密」を避ける、マスクに手洗い、そしてクーラーを使う季節でも換気に気をつけるなど、警戒した行動を市民の皆さまにお願いいたします。

グラフ:感染者の療養状況

ワクチン接種を着実に進めます

 初期の段階は、他市に比べて遅れもありましたが、7月末までの高齢者向け優先接種などは着実に進み、当市でも、8月25日の時点で、接種対象となる市民(12歳以上)全体の半分、52.1%の方が1回目の接種を終え、2回目も4割を超えています。厚生労働省の専門家会合8/18のデータでは、10万人当たりの陽性者が「未接種67.6人」「1回接種22.7人」「2回接種4.0人」(8/10-8/12実績)と、完全には防げなくても、しっかり効果が出ています。

グラフ:10万人当たりの陽性者数(接種回数別)

グラフ:愛知県いちけんによるワクチン在庫調査の結果

9月から、より多くの医療機関(身近な診療所等)で接種できます

 愛知県が行った調査によると、一宮市では配られたワクチンを在庫として大量に抱えることなく、効率的に接種することができています。こうした状況も受け、9月中のワクチン配分では、一宮市向けを増加していただけることになりました。できるだけ早く、増えるワクチンも使って接種をスピードアップしたいところですが、集団会場の場所や数を増やすためには、設備や機器の手配、人員スタッフの配置など、大きな増減凸凹に対応しなければならず、時間がかかってしまいます。

 そこで、一宮市医師会の診療所・クリニックの皆さまにご協力をいただきます。まずは近日中に約2.1万人(4.2万回)の予約を受け付けて、9月初旬から、多くの身近な医療機関で接種ができるようにします。協力医療機関のリストや予約の可否等の情報は、市ウェブサイトで公開して、日々、情報をアップデートする予定です。まだ予約されていない方は、ぜひこの機会にご検討ください。

 なんとか、ワクチン接種を着実に進めることで、この難局を乗り切っていくことができれば、と考えております。感染拡大の防止に向けて、引き続き市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

グラフ:ワクチンの供給量から算出した接種可能回数

 令和3年8月26日  一宮市長 中野 正康

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