平成28年11月4日　臨時市長記者会見

10月26日発生のあずら1・2丁目交差点における交通死亡事故に対する緊急対策について

会見要旨

会見冒頭、このたびの痛ましい事故で亡くなられた児童のご冥福を祈り、黙とうをささげました。

クールジャパンを代表し、世界に誇るイノベーションであるゲームアプリ「ポケモンGO」。その「ポケモンGO」を操作しながら自動車を運転していた者が、下校途中の児童を死亡させるという交通事故が一宮市内で発生しました。この事実を受け、道路利用者の安全を確保し、二度と今回のような事故が起きないようにするため、一宮市として何ができるかを考え、緊急に実施することをご説明します。

「ポケモンGO」の運用に関する要請

ご遺族の方の声を受け、「ポケモンGO」をリリースした「Niantic,Inc」「株式会社ナイアンティック」「株式会社ポケモン」に対して、本日、要請書を発送します。
内容は技術的な制約で、車両運転中は低速であっても事故の危険性が高いため、
・運転中かどうかに関わらず、移動速度に制限を設けて歩行以外でのゲームの継続は不可能となるような措置を講じること
・歩行速度であっても道路上を移動している際は利用できないようにすること
を要請します。

道路管理者としての通学路（事故現場を含む）への緊急対策

事故現場には、
エスコートライン・交差点指示（T字）・「学童横断」の文字の設置、通学路カラー塗装（平成29年度実施予定）を前倒しし、今年中に完成させます。
なお一宮市内の通学路には、
平成25年度から「40人以上が利用する通学路へのカラー塗装」を計画的に行っており、平成27年度末で82.9％が施工済みでした。平成29年度末までの計画でしたが、今年度中に完了させます。

「ながらスマホ」の危険性の周知・啓発

車・自転車の運転中はもちろん、歩行中であっても「ポケモンGO」に限らず「ながらスマホ」は、とても危険です。一宮駅のプラットフォームにおいても、あわやという事例があったと聞いています。1自治体としてだけではなく、社会運動のような大きな動きとなるよう、報道機関の方もご協力ください。

 

報告内容

ポケモンGOの運用に関する要請について

10月26日発生の交通死亡事故を受け、一宮市では、ゲームアプリ「ポケモンGO」をリリースした「Niantic,Inc.」「株式会社ナイアンティック」「株式会社ポケモン」に対して、道路利用者の安全を確保するため、下記の措置を講ずるよう要請書を発送することとしました。

目的

道路利用者の安全を確保して、二度と今回のような事故が発生させないため。

内容

今回発生した交通死亡事故は、「ポケモンGO」が要因のひとつであることに間違いがないことから、運転中かどうかに関わらず、移動制限を設けてゲームが継続できないような措置を講ずることと、道路上では歩行中でも「モンスターの捕獲」「ポケストップ」「ポケモンジム」の利用ができないような措置を講ずるよう要請する。

参考資料

• 要請書 （PDF 1.1MB）

問い合わせ先

一宮市地域ふれあい課　電話：0586-28-8671

 

あずら1・2丁目交差点における交通死亡事故に対する緊急対策について

平成28年10月26日に発生した、あずら1・2丁目交差点における交通死亡事故に対する緊急対策について、翌日10月27日に一宮警察と現場立会いをし、道路管理者としての緊急対策を次のとおり行います。

1. 南北市道に赤塗りがしてあるが、その赤塗りの上にエスコートラインを設置し、車線が狭くなるような施しをします。
2. 変則の交差点なため、新たに交差点内に交差点指示（T字）を設置します。
3. 交差点北側にある横断歩道は通学路であるため、予告として「学童横断」の文字を設置します。

以上が警察との協議によるものです。また、追加対策として

4. 交差点東側市道は、通学路であり歩道がないため、路肩部分に緑のカラー塗装を設置します。

以上の緊急措置を準備しており今年中に完成させ歩行者の安全及びドライバーの注意喚起を促します。

参考資料

• 緊急対策案を地図上に表記した図 （PDF 689.0KB）

問い合わせ先

一宮市維持課　電話：0586-28-8638