令和6年2月20日報道発表 医療過誤に係る和解の成立について(お知らせ)

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ページID 1060544  更新日 2024年2月20日 印刷 

報道発表日 2024年2月20日

医療過誤に係る和解の成立について(お知らせ)

 一宮市立市民病院において発生した、医療過誤について和解が成立することとなりましたので、下記のとおりお知らせします。

医療過誤和解案件概要

 相手方(当時80歳)は、令和3年4月、近隣クリニックからの紹介により胸と背中の痛みの症状で一宮市立市民病院の救急外来を受診し、不安定狭心症の診断で集中治療室に入院しました。入院の翌日、一般病棟に移った際、転倒・転落アセスメントを行ったところ、危険度2(転倒・転落を起こしやすい状態)と評価されたため、移動時はナースコールを押すように相手方にお願いするとともに、病床に離床センサーを設置し、移動時には必ず看護師が付き添うこととしました。同日、睡眠導入剤を内服して入眠後、2回、トイレまで看護師が付き添って歩行しましたが、ふらつきがありました。入院から2日後の深夜2時30分、トイレに行きたいとナースコールがあったため、看護師が片腕を支えた状態で歩行にてトイレに向かったが、途中で相手方に膝折れがあり、看護師が支えきれずに相手方がしりもちをつく形で看護師とともに転倒し、相手方は右大腿骨頸部骨折と診断されました。転倒の5日後に右人工骨頭置換術を施行し、手術の20日後にリハビリテーション病院に転院して、63日間入院治療を行いましたが、歩行不能な状態が続き、相手方に後遺症が残ることとなりました。
 睡眠導入剤の内服後の歩行時にふらついていることが事前に確認されており、その後のトイレへの歩行時は車椅子での移動をしていれば、転倒を防ぐことができた可能性があることから、3月議会の議決後、損害金4,500,000円を支払うことで和解が成立することとなりました。

院長コメント

 患者様に多大な身体的精神的負担をおかけすることとなり大変申し訳ありませんでした。事故を真摯に受け止め、再発防止に取り組んで参ります。

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