あれから8年、たすきを繋いで　～宮城県宮城郡七ヶ浜町への災害復興派遣～

職員の紹介

上下水道部上水道整備課付　技師　飯田憲佳

　被災地の早期復旧のため、平成30年4月から宮城県宮城郡七ヶ浜町へ派遣

業務内容

　平成23年3月に発生した東日本大震災により、甚大な被害を被った七ヶ浜町へ、水道施設の災害復興支援をする目的で平成24年度より上下水道部から延べ7人の職員を派遣しています。

　七ヶ浜町では、被災地の復興事業として土地区画整理を行っており、その区域内に水道管を布設する工事の設計及び監督を主な業務として行っています。

　土地区画整理事業では、水道工事だけでなく、道路工事や下水道工事なども行っているため、それぞれの工事と調整を図りながら進めていかなくてはならず、また、そこに住んでみえる住民の生活道路も確保しなければならないなど、色々と苦労もありますが、一日も早く住民の方へ安心安全な水を安定して供給できるよう事業に取り組んでいます。

業務への思い

　私は宮城県七ヶ浜町水道事業所に派遣され、土地区画整理事業に伴う上水道災害復旧事業に携わることができました。歴代の先輩方が継続して進めてきた復旧事業については今年度でほぼ終了となり、感慨深いものがあります。

　一宮市では今年度から導入し始めた水道資材の施工についてのノウハウが七ヶ浜町には約10年分あり、初めて経験する私としては大変勉強になっています。また、業務を行う上での関係各所との調整の重要性をより一層感じています。

　任期を終えて所属に戻った際は、七ヶ浜町で新たに学んだことや再認識したことを活かして業務を行い、一宮市の水道事業のさらなる発展のために力を注ぎたいと思います。

七ヶ浜町水道事業所　飯田憲佳