11月号 火災にそなえる

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ページID 1031452  更新日 2022年1月14日 印刷 

火災にそなえる

火災の状況

 空気が乾燥するこの時期は火災が発生しやすくなることから、11月9日からの1週間「秋の全国火災予防運動」が行われます。

 一宮市の火災の発生状況は、平成28年のノボリ旗などが燃やされた連続放火(15件)を除くと年々減少していますが、昨年も4名の尊い命が奪われるなど、火災件数の減少に比べて死傷者の数は減っておらず、その脅威は変わっておりません。

過去5年間の火災件数・死傷者の推移のグラフ

消防の体制

 一宮市には消防職員が勤務する常備消防の拠点が12カ所あります。24時間体制で消火・救助・救急活動や火災予防業務などを行い、市民の生命や財産を守っています。

 近年は救急のニーズが増えているため、消防車1台だけの配備だった浅井と西成の消防出張所を平成29年4月に統合し、消防車2台と新たに救急車1台を配備した「浅井・西成消防出張所」を開所しました。

 これによって、浅井町連区・西成連区で救急車が病院に到着するまでの平均時間は27分40秒(平成28年度)から25分30秒(平成29年度)へと2分10秒短かくなり、救命率が向上しました。

 また、マンションなどの高層化にも対応するため、はしご車を一宮消防署本署と尾西消防署にそれぞれ1台配備しています。昨年度は一宮消防署本署のはしご車を更新し、本年度も約1億8千万円で尾西消防署のはしご車を最新式の「30メートル級先端屈折型はしご車」に更新する予定です。

地図:一宮市内の常備消防の拠点

消防団の取り組み

 市内には普段お仕事をされていても「いざ!」という時に駆けつけてくださる消防団の皆さんが総勢541人在籍し、25の分団で地域防災を担っていただいています。

 消防団の皆さんは、日ごろから訓練を積み重ねて、消防操法大会で、その成果を発表したり、消防団観閲式や年明けの消防出初式でその雄姿を披露されています。

 平成28年からは簡易デジタル無線を配備して、情報通信ネットワークも充実させました。

 本年度から順次、電動式のカッターやチェーンソー、油圧救助器具を整備するので、災害時の救助救出活動にも対応いただけるようになります。

 消防団員のなり手不足の中、平成30年から市内在住者だけでなく、市内に通学する学生も消防団に入れるように制度を見直しました。現在は13人の学生が入団し活躍しています。また、女性団員も増えて、現在は9人が在籍し、女性ならではのきめ細やかな活動が行われています。地域の安心・安全のため活躍される消防団の皆さまには心から感謝します。

これからの季節、「火」に注意

 野焼きは法律により原則禁止されていますが、「農業を営むためにやむを得ないもの」や「たき火等の日常生活を営む上で通常行われる軽微なもの」などは例外とされています。

 例外とはいえ、野焼きにより周辺の生活環境が損なわれている場合には、現地を確認した上で原因者に野焼きを控えることや、やむを得ず行う場合でも、その方法・風向き・時間帯を考慮し、近隣住民への配慮をするよう指導しています。

 最近では、市の中心部で草を焼却中、その炎が住宅に燃え移り、住宅が全焼する火災が発生しました。市民の皆さまには防火の意識を高めていただき、生活用品などを正しく使い、火の取り扱いに十分に気をつけていただくようお願いします。

野焼きのイラスト


 

「2019(令和元)年11月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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