イタセンパラ情報
ページID 1004898 更新日 2017年6月7日 印刷
天然記念物イタセンパラ(絶滅危惧種1A類)を守る
【和名】イタセンパラ
【学名】Acheilognathus longipinnis
【分類】コイ目コイ科タナゴ属
イタセンパラはタナゴの仲間で、富山平野と淀川水系、そして濃尾平野の木曽川にしか現在生息してない日本固有種の魚です。昭和49年に国の天然記念物に指定され、種の保存法では国内希少野生動植物種として選定されています。密漁や外来種の増加、産卵する二枚貝の減少、生息環境の悪化などにより年々生息数が減っています。
昔から、歴史民俗資料館の周辺地域では「センパラ」と呼ばれ、木曽川周辺に暮らす人々にとっては身近な魚でした。
歴史民俗資料館では、イタセンパラを市民のみなさんに広く知っていただき、その保護を通じて木曽川の環境や人々の暮らしの変化について伝えていきたいと考えています。
※環境省中部地方環境事務所、世界淡水魚園水族館アクア・トト、岐阜県水産研究所、国土交通省木曽川上流河川事務所・愛知県教育委員会のご協力で、イタセンパラ展示をしています。ただし、イタセンパラは一年魚のため、いない場合もあります。
※一宮市内では、尾西第一中学校・木曽川高校・一宮高校でもイタセンパラを飼育しています。
イタセンパラ保護活動の紹介
イタセンパラ保護に関わっている機関の仕事やイタセンパラの一生、木曽川の魚を紹介しています。
イタセンパラのオスとメス
9月から10月になると、イタセンパラのオスは腹が赤くなり、鰭が黒くなります(婚姻色)。この頃、青くてキラキラしている同じような魚がいますが、これはタイリクバラタナゴというアジア大陸東部と台湾原産の外来種です。
イタセンパラは、産卵後には体力を使い果たして死んでしまいます。
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