ダニ媒介感染症について

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ページID 1055760  更新日 2023年8月10日 印刷 

ダニによる感染症に注意しましょう!

ダニ媒介感染症とは

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。

人が野外作業や農作業、アウトドアレジャーなどで、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。

ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。

ダニイラスト

主なダニ媒介感染症

■日本紅斑病

「日本紅斑熱リケッチア」という病原体を保有しているマダニに咬まれることにより感染します。潜伏期間は2~8日で、主な症状は、発熱、頭痛、全身倦怠感などです。

■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

STFSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染します。潜伏期間は6~14日で、主な症状は、発熱、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血などです。腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などが起こることもあります。

■つつが虫病

「オリエンティア・ツツガムシ」という病原体を保有しているツツガムシに咬まれることにより感染します。潜伏期間は5~14日で、主な症状は、発熱、頭痛、倦怠感などです。高熱の後、体幹部を中心にかゆみのない紅斑が現れます。

ダニによる感染症の対策について

マダニ・ツツガムシの生息場所

マダニやツツガムシはヒトのみでなく、野山では野ネズミ、野ウサギ、シカ、イノシシなどの野生動物を吸血します。
これらの動物が出没する環境には、マダニやツツガムシを多く生息しています。
また、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。

ダニから身を守る服装

腕、足、首など肌の露出を極力避けましょう。

・半そで、半ズボンやサンダル履きは避ける

・首にはタオルを巻くかハイネックシャツを着用する

・ズボンの裾を靴下で覆う

・シャツの裾をズボンに入れ、袖口は手袋の中に入れる

ダニから身を守る方法

・上着や作業着は家の中に持ち込まないようにする

・屋外での活動後は、シャワーや入浴で体を洗い流し、ダニが付着していないか確認する

・粘着テープなどを使用して、服に付いたダニを取り除く

マダニに咬まれた場合

マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長期間(数日から長いもので10日間)吸血します。

無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残り、化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまうことことがあるので、吸血中のマダニに気が付いた場合は、医療機関(皮膚科・外科など)で処置(マダニの除去、洗浄など)してもらってください。

また、マダニに咬まれた後は、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱、食欲低下、嘔吐などの症状があった場合には、早めに医療機関を受診してください。

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問い合わせ

一宮市保健所 保健予防課 電話:0586-52-3854

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このページに関するお問い合わせ

保健予防課 生活衛生グループ
〒491-0867 愛知県一宮市古金町1丁目3番地 一宮市保健所1階
電話:0586-52-3855 ファクス:0586-24-9388
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