更年期をうまく乗り切ろう
ページID 1063465 更新日 2024年9月12日 印刷
更年期とは
閉経(1年間月経がない状態)の平均年齢は、50.5歳です。閉経を挟んだ前後10年の期間を更年期と呼びます。更年期には女性ホルモン分泌の低下による、さまざまな身体的、精神的症状があらわれます。
更年期の症状
更年期の症状には以下のものがあります
・顔がほてる
・汗をかきやすい
・顔や手足が冷えやすい
・息切れ、動悸がする
・寝つきが悪い、または眠りが浅い
・怒りやすく、すぐイライラする
・くよくよしたり、憂うつになることがある
・頭痛、めまい、吐き気がよくある
・疲れやすい
・肩こり、腰痛、手足の痛みがある
治療法
更年期障害は身体的因子・心理的因子・社会的因子が複雑に関与して発症しますので、まず十分な問診を行うことが必要です。その上で生活習慣の改善や心理療法を試み、それでも改善しない症状に対して薬物療法を行います。更年期障害の薬物療法は大きく3つに分けられます。
ホルモン補充療法(HRT)
更年期障害の主な原因がエストロゲンのゆらぎと減少にあるため、少量のエストロゲンを補う治療法(ホルモン補充療法:HRT)が行われます。
漢方薬
漢方薬はさまざまな生薬の組み合わせで作られており、全体的な心と体のバランスの乱れを回復させる働きを持ちます。
向精神薬
気分の落ち込み・意欲の低下・イライラ・情緒不安定・不眠などの精神症状が最もつらい症状である場合には、抗うつ薬・抗不安薬・催眠鎮静薬などの向精神薬も用いられます。
男性にもある更年期障害
更年期障害は、女性だけでなく男性にも見られることがあります。男性ホルモンの減少によって「集中力の低下」「筋力低下」「不眠」といったさまざまな症状があらわれるのです。男性の更年期障害については、主に泌尿器科や内科で診断・治療が行われています。症状によっては精神科、整形外科の受診が必要になる場合もあります。
どうサポートしたらいいの?
男性と女性では身体の悩みが異なります。男女が互いに心地よく生活するためには、女性や男性特有の悩みを正しく知ることが大切です。
パートナーや家族など大切な人の様子がいつもと違うようなら、まずはゆっくりと心や身体の状態について話を聴いてあげましょう。いつもより家事を積極的に行うなど、休める環境をつくることも大切なサポートの一つです。お互いに気遣いながら、一緒に生活しやすい環境を作っていきましょう。
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