水道管路施設の劣化診断について
ページID 1065753 更新日 2025年2月21日 印刷
水道管路施設の劣化診断
水道管の破損や漏水などの事故を防止するため、埋設年度の古い水道管を中心に点検調査を行ってきましたが、全ての水道管を更新することは時間や費用の面から厳しい状況が続いています。そこで、AI(人工知能)学習したシステムを使い、埋設後30年経過した水道管の劣化診断を実施しました。
1.診断概要
(1)診断時期
2021(令和3)年度・2022(令和4)年度
(2)診断対象
布設後30年を経過した水道管:1,142km
(3)診断内容
AI予測システムに多くのデータを学習させ、破損や漏水の可能性が高い水道管について「リスクのみえる化」を実施しました。
〈結果診断イメージ〉
2.診断結果
下表に示すとおり、赤色で色付けしたレベル5から青色のレベル1まで、それぞれ1年、3年、5年以内の漏水予測確率を延長で示し、レベル5が1年以内に漏水する確率は、「市内全域30年を経過した水道管1,142km」のうち「1km」が、50%から100%の確率で漏水する診断結果となりました。
全体的に漏水確率は低い傾向にあり、必ずしも布設後の経過年数が大きいから「すぐに更新が必要」ではないことが判りました。
〈漏水予測確率〉
3.現在の対応
現在は、診断より得られたデータを活用し、水道管の更新や漏水調査を行い、異常が確認されれば直ちに修繕を行っています。これにより、診断結果を活用しながら漏水発生前に修繕や更新を行う現在の「予防保全」にシフトしています。
(1)直営職員による漏水調査
300km/年(目標)
(2)委託業者による漏水調査
5km/年
4.2023(令和5)年度の漏水調査状況
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