おいしい水の要件

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ページID 1014742  更新日 2022年5月20日 印刷 

おいしい、一宮市の水道水

おいしい水ってどんな水?

 見た目は透明な水道水ですが、実は多くの成分が溶け込んでおり、その一部が水のおいしさに影響を与えます。水に含まれる成分の量やバランスにより水の味は微妙に変化します。「おいしい水」とは、味を良くする成分を適度に含み、悪くする成分を含まない水といえます。
 味を良くする成分としては、カルシウムなどのミネラル(蒸発残留物、硬度)が、味にコクやまろやかさを与え、適度な炭酸ガス(遊離炭酸)がさわやかさを与えます。また、溶けている成分ではありませんが、適度な冷たさもおいしさの要件に挙げられます。
 一方、味を悪くする成分としては、有機物が多いと水に渋みが出ます。消毒のために必要な残留塩素も、必要以上に多すぎると塩素臭が目立ってしまいますので、消毒効果を保ちつつ出来る限りの低減化に努めています。

おいしさの目安は?

 昭和59年6月に、旧厚生省が有識者からなる「おいしい水研究会」を開催して検討を進め、昭和60年4月に、水の味に影響を及ぼす水質要素について整理するとともに、おいしい水の要件の目安を取りまとめています。

おいしい水の要件(旧厚生省・おいしい水研究会より)

項目

要件の目安 (単位)

内容

佐千原浄水場

千秋配水場

尾西配水場

蒸発残留物

30~200 (mg/L)

適度に含まれることで水にコクとまろやかさを与える

多すぎると苦味や渋味となる

117

50

68

カルシウム・マグネシウム等 (硬度)

10~100 (mg/L)

ミネラル分の主体。硬度が少ない水は味にくせがない

多すぎるとくせが強くなり、好みに個人差が出てくる

59.1

19.0

26.3

遊離炭酸

3~30 (mg/L)

適度に含まれることで水にさわやかさを与える

多すぎると刺激が強くなる

12.3

1.8

1.3

過マンガン酸カリウム消費量 (有機物等)

3以下 (mg/L)

水に含まれる有機物の量。多くなると渋味を感じる

(現在の水質基準項目では、「有機物(全有機炭素(TOC)の量)」に相当)

0.13

0.62

0.32

残留塩素

0.4以下 (mg/L)

水道水中に含まれる消毒のための塩素濃度。衛生管理上、0.1mg/L以上が必要

多すぎると塩素臭を感じ味を損ねる

0.40

0.46

0.41

水温

20以下 (℃)

体温より20℃前後低いと、おいしく感じる

18.0

15.4

16.8

 表の右側に、一宮市の代表的な水道水の年間平均値を記載しました。

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このページに関するお問い合わせ

施設保全課 水質管理グループ
〒491-0837 愛知県一宮市多加木5丁目32番53号 東部浄化センター
電話:0586-73-5487 ファクス:0586-73-3329
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。