観光案内 甘酒祭

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ページID 1004924  更新日 2024年3月25日 印刷 

開催予定:10月第4日曜日
会場:八幡神社(丹陽町重吉)

 甘酒祭はもともと、大永(たいえい)年間(1521年~1528年)のころ、青木川の左岸に三ッ井重吉(しげよし)城を築いた尾藤源内重吉(びとうげんないしげよし)の子孫である桑山氏が、旧暦8月15日に行っていた豊年(ほうねん)祭りです。明治30年ごろ、桑山氏が甘酒田として免租地となっていた神田(しんでん)を村へ寄付して以降、村全体の祭りになったと伝えられており、現在は10月の第4日曜日に行われ、市の無形民俗文化財に指定されています。
 神意によって決められた甘酒と強飯(こわいい)宿元(やどもと)では、祭りの前日、神田で採れた米を使って作った(こうじ)で甘酒を仕込みます。
 祭り当日は午前中、重吉本郷公民館で甘酒の振る舞いがあります。午前10時、甘酒ができたことを知らせる寄せ太鼓が鳴り響くと、村中の人達がそろって公民館に集まり、甘酒を飲み、語り合い、豊穣を感謝します。甘酒は一名「(なご)み酒」とも言われます。
 午後1時45分、道行(みちゆき)の笛太鼓で囃しながら、甘酒、強飯の行列が公民館を出発して八幡(はちまん)神社に向かいます。午後2時からの神事が、神前に甘酒と強飯をお供えし厳かに進む一方で、地元の少年少女がお神楽(かぐら)を奉納する拝殿では、たくさんのおひねりが飛び交います。神事が済むと、神殿から身を清めた裸の男達が、供えてあった甘酒と強飯の桶を持って見物人のいる境内へ走り出し、それをまき散らします。これは、豊作を祝って境内一円の草や木にまで喜びを分かつ意とされ、またこれをいただくと悪病、災難を免れると言われています。最後は、空になった桶を大鳥居高く投げ上げ、桶の壊れ方で来年の豊作を占いましたが、危険ということもあり、現在は取りやめになっています。

写真:甘酒祭の様子

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