毎年11月は「過労死等防止啓発月間」です

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ページID 1053075  更新日 令和5年10月17日 印刷 

過労死"等"とは

 過労死等とは、業務における過重な負荷による脳・心臓疾患や業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする死亡やこれらの疾患のことです。長時間労働は過労死等と関連性が高いとされ、時間外・休日労働が概ね月45時間を超えて長くなるほど健康リスクが高まり、概ね月100時間超ないし2~6カ月平均で概ね80時間超となると健康リスクが非常に高くなります。

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事業主や労働者ができること

働き方の見直し

  • ワーク・ライフ・バランスのとれた働き方ができる職場づくりを進めましょう。
  • 年次有給休暇(年休)の計画的な取得を推進しましょう。

勤務間インターバル制度

  • 終業時刻から翌日の始業時刻までの間に一定の休息時間を設ける「勤務間インターバル制度」の導入に努めましょう。2019年4月から、勤務間インターバル制度の導入が努力義務となっています。

心の健康を保つ

  • 心の健康を保つためには、労働者自身がストレスに気づき、対処することが大切です。また、職場の上司や同僚が不調のサインに気づくことができるよう事業主が取り組むことが重要です。
  • 毎年1回ストレスチェックを実施し、セルフケアに努めましょう。

職場のハラスメント防止

  • 2022年4月から、すべての企業においてパワーハラスメント防止対策が義務付けられました。
  • 職場におけるハラスメントを防止するために講ずべき対策は次のとおりです。
  1. ハラスメントに対する事業主の方針を明確にし、その内容について周知・啓発する
  2. 相談や苦情に応じ、適切に対処するために必要な体制を整備する
  3. 事実関係を迅速かつ正確に把握し、被害者及び行為者への適切な措置並びに再発防止策を講ずる
  4. 相談者・行為者のプライバシー保護のための措置を講じ、相談者が不利益な取り扱いを受けない旨と併せて労働者に周知する
  5. 妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントの原因や背景となる要因を解消するため、業務体制の整備などを実施する

新しい働き方

テレワーク

  • テレワークでは、仕事と生活の時間があいまいとなりやすい、顔を合わせる機会が減り心身の不調に気付きにくいなどに留意する必要があります。

副業・兼業

  • 副業や兼業による長時間労働で、健康が阻害されないようにすることが大切です。

フリーランス

  • フリーランスとして安心して働けるよう、思いやりのある取引に努めましょう。

労働者が過労死等の危険を感じたときに備えて

  • 労働者は、自身の不調に気づいたら早目に周囲の人や専門家に相談しましょう。
  • 事業主は、労働者が相談に行きやすい環境づくりを行う必要があります。
  • 上司や同僚など周囲の人は、労働者の不調の兆候に気づき、産業保健スタッフ等に繋ぐことができるようにしましょう。

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疲労蓄積度の自己チェック

 疲労が蓄積すると心身の健康状態の低下を招き、健康障害を引き起こすことがあります。このチェックリストは、労働者の仕事による疲労蓄積を、自覚症状と勤務の状況から判定するものですので、仕事による疲労蓄積度を把握し改善にお役立てください。

1.最近1カ月間の自覚症状について、各質問に対し最も当てはまる項目をお選びください。
 

0点

1点

2点

1.イライラする

ほとんどない

時々ある

よくある

2.不安だ

ほとんどない

時々ある

よくある

3.落ち着かない

ほとんどない

時々ある

よくある

4.ゆううつだ

ほとんどない

時々ある

よくある

5.よく眠れない

ほとんどない

時々ある

よくある

6.体の調子が悪い

ほとんどない

時々ある

よくある

7.物事に集中できない

ほとんどない

時々ある

よくある

8.することに間違いが多い

ほとんどない

時々ある

よくある

9.仕事中、強い眠気に襲われる

ほとんどない

時々ある

よくある

10.やる気が出ない

ほとんどない

時々ある

よくある

11.へとへとだ(運動後を除く)

ほとんどない

時々ある

よくある

12.朝起きた時、ぐったりした疲れを感じる

ほとんどない

時々ある

よくある

13.以前と比べて、疲れやすい

ほとんどない

時々ある

よくある

【自覚症状の評価】それぞれ選んだ項目の点数を合計してください。
点数の合計

0~4点

5~10点

11~20点

21点以上

自覚症状の評価

1

2

3

4

2.最近1カ月間の勤務の状況について、各質問に対し最も当てはまる項目をお選びください。
 

0点

1点

2点

1.1カ月の時間外労働

ない、または適当

多い

非常に多い

2.不規則な勤務(予定の変更、突然の仕事)

少ない

多い

3.出張に伴う負担(頻度・拘束時間・時差など)

ない、または小さい

大きい

4.深夜勤務に伴う負担

(22時~5時を含む勤務の頻度や時間数)

ない、または小さい

大きい

非常に大きい

5.休憩・仮眠の時間数及び施設

適切である

不適切である

6.仕事についての精神的負担

小さい

大きい

非常に大きい

7.仕事についての身体的負担

(肉体的作業や寒冷・暑熱作業など)

小さい

大きい

非常に大きい

【勤務の状況の評価】それぞれ選んだ項目の点数を合計してください。
点数の合計

0点

1~2点

3~5点

6点以上

勤務の状況の評価

A

B

C

D

総合判定

1,2の表の結果を次の表に当てはめ、仕事による負担の度合いをご確認ください。(糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある場合、正しく判定されない場合があります)

【仕事による負担度として考えられえるもの】

勤務の状況→

↓自覚症状

A B C D
1、または2 低い 低い やや高い 高い
3、または4 やや高い 高い 非常に高い

疲労蓄積予防のために

 【仕事による負担度】が「やや高い」以上となった方は、疲労が蓄積されている可能性があり、チェックリスト2.に掲載されている項目のうち1点または3点のものの改善が必要です。
 個人の裁量で改善できない項目は、上司や産業医に相談して、勤務の状況を改善するようにしましょう。
 なお、仕事以外のライフスタイルに原因があって自覚症状が多い場合もあります。疲労を蓄積させないためには、負担を減らし、一方で睡眠や休養をしっかり取る必要があります。

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労働条件や健康管理に関する相談先

労働条件に関する相談は

愛知労働局 雇用環境・均等部 指導課(052-972-0266/平日 9時30分~17時)

一宮労働基準監督署 総合労働相談コーナー(0586-45-0206/平日 9時30分~17時)

労働条件相談ホットライン(電話相談)(0120-811-610/平日 17時~20時)

確かめよう労働条件(ポータルサイト)

ハラスメントに関する相談は

パワーハラスメント

一宮労働基準監督署 総合労働相談コーナー(0586-45-0206/平日 9時30分~17時)

セクシャルハラスメントなど

愛知労働局 雇用環境・均等部 指導課(052-972-0266/平日 9時30分~17時)

一宮労働基準監督署 総合労働相談コーナー(0586-45-0206/平日 9時30分~17時)

愛知労働局 労働基準部 労災補償課
女性の臨床心理士による相談窓口(※第1~第4火曜日(祝日除く) 9時~12時/要予約)(052-855-2147/予約は平日 8時30分~17時15分)

職場でのハラスメントの無料相談

ハラスメント悩み相談室(0120-714-864/平日 17時~22時、土曜日・日曜日 10時~17時)

ハラスメント対策に役立つ情報

働き方・休み方見直しの取組支援を希望する場合は

働き方・休み方改善コンサルタント(愛知労働局 雇用環境・均等部 指導課)
電話や個別訪問により、改善に向けたアドバイスを無料で行います。(052-972-0266)

働き方・休み方改善ポータルサイト
企業や社員が働き方や休み方を自己診断し、「見える化」することで改善のヒントを見つけられます。

職場における健康管理やメンタルヘルス対策の相談は

産業保健総合支援センター

事業者や産業保健スタッフに向けた、健康管理やメンタルヘルス対策のための個別訪問支援や専門相談等を無料で行っています。
また、産業保健スタッフへの研修や、事業者・労働者向けの啓発セミナーを開催しています。

こころの耳

電話、メール、LINEで、メンタルヘルス不調や過重労働による健康被害について無料で相談いただけます。

電話相談

0120-565-455(月曜日・火曜日 17時~22時/土曜日・日曜日 10時~16時(祝日及び年末年始を除く))

メール相談

LINE相談

ポータルサイト

こころの不調や不安に悩む働く方、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業者の方などの支援や、役立つ情報の提供を行っています。
0120-714-864(平日 12時~21時/土曜日・日曜日 10時~17時(祝日及び年末年始を除く))

その他の情報

国による過労死等防止のための取組

過労死の防止のための活動を行う民間団体の相談窓口

過労死等防止対策推進シンポジウム

11月を中心に、全国47都道府県で開催。参加費無料。愛知会場は11月28日(火曜日) 14時~16時30分です。
申込は以下のリンクからできます。(問合せ:0570-070-072(平日9時~17時30分))

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このページに関するお問い合わせ

産業振興課 労政・融資グループ
〒491-8501 愛知県一宮市本町2丁目5番6号 一宮市役所本庁舎9階
電話:0586-28-9132 ファクス:0586-73-9135
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。