令和2年8月25日報道発表「三岸節子作《小林和作肖像(尾道にて)》の受贈および公開について」のお知らせ
ページID 1036646 更新日 2020年8月25日 印刷
報道発表日 2020年8月25日
作品名
三岸節子作《小林和作肖像(尾道にて)》
1950年代、39.5×36.5cm、紙・鉛筆
寄贈者
小林立夫氏(小林和作遺族、山口県宇部市在住)
寄贈日
令和2年3月5日(木曜日)
展示期間
令和2年9月1日(火曜日)~12月20日(日曜日)
展示場所
一宮市三岸節子記念美術館 常設展示室
作品概要
三岸節子が洋画家・小林和作(こばやしわさく、1888-1974)を描いた肖像画(デッサン)。1980年に発行された『小林和作の世界』(発行:山口県、柳井市、萩市)で表紙を飾って以来、40年ぶりに和作のご遺族宅で発見され、ご寄贈をいただきました。
小林和作について
山口県吉敷郡秋穂村(現山口市)の裕福な地主の家庭に生まれる。15歳で京都の美術工芸学校に進み、京都で日本画に取り組む。32歳のときに父が急逝し莫大な遺産を相続すると、翌年洋画への転向を決意し上京。梅原龍三郎、中川一政、林武の指導を受ける。1932(昭和7)年頃、財産管理をしていた弟が資産運用に失敗し小林家は一夜にして破産。1934(昭和9)年、東京から旧知の尾道へ移り、以後尾道を拠点に全国各地の風景画を制作、86歳で亡くなるまでここに住み続けた。
2019年度からの当館の調査により、戦前から前後にかけて節子がたびたび尾道の和作のもとを訪れるなど、深い交流があったことが判明した。
担当連絡先
一宮市三岸節子記念美術館 課長補佐 長岡
〒494-0007 愛知県一宮市小信中島字郷南3147-1
電話 0586-63-2892(市内線7780) ファクス 0586-63-2893
E-mail migishi@city.ichinomiya.lg.jp
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