平成27年度第4回 木曽川地域審議会会議録

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ページID 1014368  更新日 2022年1月14日 印刷 

日時
平成28年3月25日(金曜日)午後1時57分~午後2時33分
場所
木曽川庁舎2階 研修室B
議題
  1. 新市建設計画の延長について
  2. 平成28年度予算概要について
  3. その他
出席者

委員:6名

行政側:市長、企画政策課長

事務局:木曽川事務所長、総務管理課副主監

(午後1時57分開会)

1開会

【木曽川事務所長】

皆様こんにちは。

定刻前ではございますが、皆様お揃いになられましたので、只今から第4回木曽川地域審議会を始めさせていただきます。

墨副会長と松村委員より、欠席の連絡がありましたので、報告させていただきます。

はじめに、資料のご確認をお願いいたします。レジュメのほかに、市長宛の答申書(案)が1枚、そして事前にお送りしました「平成28年度当初予算の概要」が本日の資料でございます。よろしいでしょうか。

それでは、会議に移らせていただきます。以降の進行につきましては、葛谷会長、よろしくお願いします。

【会長】

それでは、ただ今から、平成27年度第4回木曽川地域審議会を開会いたします。会議に入ります前に1件ご報告がございます。

昨年12月24日に、長谷川委員がお亡くなりになられました。年が明けて、1月初めに奥様からご連絡をいただきましたが、故人の遺志で弔問・香典等は、固く辞退されましたので、皆様への連絡は差し控えさせていただきました。

ただ今から、故人のご冥福を祈り黙とうをお願いしたいと思います。恐れ入りますが、皆様ご起立ください。それではよろしくお願いします。

黙とう・・・

ありがとうございました。ご着席ください。

それでは、会議に入らせていただきます。開会にあたりまして、市長さんよりご挨拶をいただきます。

2市長あいさつ

【市長】

皆様、こんにちは。本当にお忙しい中、今回が最後の木曽川地域審議会になりますが委員の皆様におかれましては、平成17年の合併以来、足掛け11年間に亘りまして、この場で色々な地域の声を聞かせていただきましたことに厚く御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

お蔭様で合併時に掲げさせていただきました新市建設計画のプロジェクトも着々と進んできております。ただ幾つか予期せぬ点もございました。ひとつは5年前の東日本大震災の影響により、教育関係の予算が小中学校の耐震化に多く費やされました。こうしたこともありまして、私も公約に掲げさせていただきました、子どもたちの学ぶ環境をもっと良くしてあげたいということで、今回は新市建設計画の5年間延長をお認めいただきましたので、国から7割援助していただける合併特例債の交付金を5年間延長することになりました。この財政支援スキームを以って5年間に各小中学校のトイレの洋式化や空調設備などの環境整備にしっかりと取り組んでまいりたいと思っています。

木曽川地域の皆様におかれましては、道路の福塚線、今伊勢北方線の整備が新市建設計画に載っておりますし、こちらの木曽川文化会館もほとんど完成しておりますが、周囲の外構や駐車場の整備が平成28年度以降に行われますので、こういった事業にも合併特例債を活用してしっかりと整備をしてまいりたいと考えております。

皆様の学ぶ場、生涯教育や文化活動の拠点として木曽川文化会館を造らせていただきました。公民館の関係にも活用したいと考えています。

年末に宇夫須奈神社に里小牧の公民館が出来上がり、一宮市の規定に則り1千万円程支援させていただきましたが、旧木曽川町時代には無い制度であり里小牧の皆様に大変喜んでいただき、今月始めのお餅撒きにも呼んでいただきました。去年の一豊まつりの山内一豊役ではありませんが、木曽川町の文化や伝統を肌で感じさせていただいております。木曽川地域審議会は本日で終わりますが、しっかり進んでいるところ、またそうでないところもあるかと思いますので、忌憚の無いご意見をいただければ幸いです。

11年間に亘り、本当にありがとうございました。

3議題

【会長】

ありがとうございました。

それでは、議題に入らせていただきます。

新市建設計画の延長について、説明をお願いします。

【企画政策課長】

企画政策課長の服部と申します。座ったままで説明させていただきます。

新市建設計画について、12月22日の会議で、5年度延長することと、延長期間の事業と基金の管理は法や条例に従い、また、市議会の理解を得ながら、市が責任をもって管理していく旨を諮問いたしました。5年度延長については、その場で答申をいただき、その後3月市議会にて承認していただきましたので、ご報告いたします。

また、「新市建設計画の執行状況」及び「地域振興のための基金の活用」については12月の会議で基本的にご了承いただき、3月に正式な答申をいただくことになりましたので、事務局で素案を用意いたしました。

それでは、答申書(案)をご覧ください。

内容は市に対して、引き続き審議会の意向を踏まえて、新市一体感の醸成に力を尽くすよう求めるもので、そして、付帯意見として、現在、推進中の事業については、引き続き積極的に取り組むこと、合併特例債や地域振興基金を有効活用し、健全財政に努めることを付記しております。

答申書(案)については、以上でございます。ご承認いただきますよう、よろしくお願いします。

【会長】

ただいまの答申案につきまして、ご説明いただきました。これでよろしければ答申したいと思いますがいかがでしょうか。

ご意見もないようですので、本案のとおり答申することといたします。

【企画政策課長】

ありがとうございました。

会長さんには、後ほど答申書にご署名いただきたいと思います。

【会長】

はい、わかりました。

それでは、次に移らせていただきます。

(2)平成28年度予算概要について、説明をお願いします。

【木曽川事務所長】

 それでは、3月議会で承認されました当初予算の概要について、ご説明申し上げます。平成28年度当初予算の概要をお願いします。

1.当初予算編成の基本的な考え方につきましては、後ほどお目通しをお願いします。

1枚はねて2ページをお願いします。中ほどの2、特に重点を置いた事業の内、主なものや木曽川地域に関係するものを説明いたします。

はじめに、(1)健やかでいきいきと暮らせるまちづくりの、上から5つ目の○、臨時福祉給付金、年金生活者等支援臨時福祉給付金につきましては、消費税率引上げの影響を緩和するための「臨時福祉給付金」と、低所得の高齢者などを支援する「年金生活者等支援臨時福祉給付金」の2つの臨時的な給付を行います。

3つ下の○、子育て支援サイトの更新や、電子母子手帳の機能も備えた子育て支援アプリにつきましては、子どもや子育て支援に関する情報を総合的に発信する、子育て支援サイトを全面的に改修するとともに、電子母子手帳機能を含むスマートフォンアプリの提供を行い、安心して子育てができる環境を整備するものでございます。

3ページの3つ目の○、小中学生の通院医療費無料化につきましては、子育て世代への経済的援助を目的として、平成28年4月診療分から、小中学生の通院医療費を全額助成いたします。

その4つ下の○、市公募により小規模保育事業を開設する事業者に対する、改修費、備品費、賃借料補助制度の創設につきましては、3歳未満を対象とした、定員が6人から19人以下の少人数で行う保育施設を開設する事業者を公募し、改修などに要する経費の補助を行います。

1枚はねていただいて4ページ(2)自然と共生する快適なまちづくりの最初の○、公共施設や駅駐輪場への防犯カメラ設置につきましては、市内の小中学校や、駐輪場などの公共施設に防犯カメラを150台設置いたします。

その2つ下の○、防犯カメラや防犯灯への補助金制度の継続・充実につきましては、町内会への防犯カメラ設置補助金に加え、新たに維持費についても補助を行います。町内会の負担を軽減して、防犯カメラの普及を図り、安心安全なまちづくりを推進してまいります。

下から3つ目の○、浅井消防出張所と西成消防出張所の統合庁舎建設につきましては、現在の両出張所を統合し、消防自動車2台、救急車1台を配備した統合庁舎を建設いたします。鉄骨造り2階建て570平方メートルで平成29年4月供用開始の予定です。

右側、5ページの(3)たくましい産業が躍動するまちづくりの、上から2つ目の○、若い世代に出会いの場を提供するイベントを開催するなどの恋づくり出会い支援事業につきましては、異性との出会いや交流のきっかけとなるような気軽に参加できる趣味やスポーツ等の様々なイベントを開催いたします。

その1つ下の○、愛知県から移管される尾西グリーンプラザ部分解体・改修工事につきましては、平成29年4月以降の供用開始を目指し、本館・ホール棟の解体と体育館の改修工事を行います。

下の方へ行きまして、(4)個性をはぐくむ教育・文化のまちづくりの、2つ目の○、木曽川文化会館の建設につきましては、平成28年10月の開館に向けて、4月から外構工事や駐車場整備を行います。

鉄筋コンクリート造り2階建て、床面積は1,355平方メートルで、ホールの座席数は292席でございます。会議終了後にホールの見学を予定しております。

その下の○、産業体育館、神山公民館、神山としよりの家の3つの施設の複合施設建設につきましては、平成28年度に実施設計を行います。産業体育館については、平成29年4月から休館し解体の予定です。

6ページをお願いします。最初の○、全小中学校への防犯カメラの設置につきましては、先ほども説明いたしましたが、市施設に防犯カメラを設置する事業としまして、全小学校42校、全中学校19校に設置いたします。

その5つ下の○、全中学校の普通教室などへの空調設備設置に係る実施設計につきましては、学校における教育環境の向上を図ることを目的とし、普通教室と特別支援教室への空調設備の整備を行ってまいります。

その5つ下の○、仮称、尾西生涯学習センター講堂の建設につきましては、尾西生涯学習センター西館の取り壊しに伴い、軽量鉄骨造り平屋建て356平方メートルの講堂の建設を行ってまいります。

その下の○、スポーツフェアの開催につきましては、元プロ野球選手からなるドリームチームとの親善試合や、野球教室などのイベントを軟式野球連盟に委託し開催いたします。

(5)活発な交流が生まれる魅力あるまちづくりの、2つ目の○、公共交通空白地域の交通対策として、コミュニティタクシーの試行運行につきましては、公共交通機関を利用しづらい市内の交通空白地域の公民館に停留所を設置し、バス停とを結ぶコミュニティタクシーを試行運行するものでございます。

5つ下の○、福塚線・今伊勢北方線道路改築事業の着手につきましては、物件調査及び一部用地購入を行い、事業を進めてまいります。

右側、7ページの(6)市民と行政の協働が織りなすまちづくりの2つ目の○、「地域づくり協議会」の発足につきましては、平成28年度に三条連区が加わることで、21連区で活動が展開されることになります。市内全域の導入を目指し、引き続き未設置の連区への働きかけを進め、地域コミュニティの活性化を図ることにより、明るく住みやすいまちづくりに努めてまいります。

(7)分権時代に生きる自立したまちづくりの、4つ目の○、フリーWi-Fiサービス提供施設の拡大につきましては、公共施設において、無料の無線LANでインターネットが使える環境を増やすことにより、市民や観光客などに対し、行政情報や防災情報、観光情報等の発信を行ってまいります。

その4つ下の○、交通系ICカードによる電子マネー決済の導入につきましては、市民課の証明手数料や、中央子育て支援センターでの子ども一時預かり手数料、観光案内所での支払いを交通系ICカードでできるようにいたします。

その下の○、公共施設を利用した学習室の設置につきましては、中学生・高校生のテスト期間中の祝休日に、本庁舎及び木曽川庁舎の会議室等を利用した学習室を設置するものであります。

続きまして、8・9ページ、3、「一般会計当初予算の推移」をお願いします。このグラフは平成24年度以降の歳入を財源別に表した表でございます。9ページの27年度と28年度を比較しながら説明します。

棒グラフの下の項目から順に説明いたします。市税ですが、28年度は、485億9,000万円を計上し、10億9,000万円の増額となっております。主な要因としましては、税制改正により法人市民税が3億3,000万円の減となるものの、景気回復による所得の伸びなどにより個人市民税が7億6,000万円の増、家屋の新・増築の増などにより固定資産税が3億6,000万円の増、軽自動車の登録台数の増や新税率の適用などにより軽自動車税が9,000万円の増などと見込んだことによるものであります。

一つ飛びまして、地方消費税は、65億円で、5億円の増となっております。

その上の地方交付税につきましては、合併後10年間は、合併前の市町村ごとに算定した普通交付税の総額を配分する合併算定替の特例措置が、平成28年度から段階的に減らされるものの、国の地方財政計画などにより110億円を見込んでおり2億円の増となります。

その上の国庫支出金は、障害者自立支援給付費負担金や国民健康保険基盤安定負担金などの増などにより12億3,000万円余の増額で166億5000万円を見込んでおります。

その上の県支出金は、尾西グリーンプラザ解体・改修費補助金、介護施設等整備事業費補助金の増などにより9億5,000万円余の増額で80億6000万円を見込んでおります。

その上の市債につきましては、ごみ焼却施設設備改良事業の減、新庁舎建設事業や木曽川文化会館建設事業などの合併特例事業の減などにより全体で31億6,000万円余の大幅な減額となっております。

はねて戴いて、10・11ページをお願いします。歳出の性質別内訳をグラフにしたものでございます。

歳入と同様に11ページの、27年度と28年度の下の項目から説明いたします。

人件費ですが、保育士の増員や地域手当の増など176億3000万円で、2億5,000万円の増額となっています。

扶助費は、小中学生の通院医療費の無料化や障害者の給付費の増などで281億5000万円を計上しています。12億円の増額となっております。

その上の公債費、物件費、補助費等は、平成27年度とほぼ同額です。

その上の、投資的経費は、126億2000万円で15億3,000万円の減額となりました。新庁舎や、木曽川文化会館建設工事、尾西市民会館改修工事などの終了が主な要因です。

繰出金は、81億5000万円で、5億9,000万円の増となっています。国民健康保険事業や介護保険事業への繰出が増加したことが主な要因でございます。

はねていただき、12・13ページ、4、「一般会計 基金年度末現在高の推移」、28年度をご覧ください。27年度と比較して、全体で13億2,000万円、減少し、85億6,000万円となっています。下から2つ目の公共施設整備等基金では、4億2000万円を繰り出し、大和公民館改修事業、保育園の乳児室改修工事等に充当しております。

その上の地域振興基金では、2億9,000万円を繰り出し、三岸節子記念美術館改修工事、木曽川文化会館備品購入費等に充当しております。

その上の財政調整基金からは、財政安定化のために、5億円繰り出しております。これらにより、基金残高が減少したものでございます。

はねていただき、14ページですが、上が市債年度末残高の推移、下が公債費の推移をグラフにしたものでございます。参考にご覧ください。

以上で平成28年度当初予算の概要についての説明とさせていただきます。

【会長】

ありがとうございました。

ただいまの説明について、ご質問があればお願いいたします。

【太田委員】

保育園が拡大されるということですけれども、保育士さんの確保はされるのでしょうか。他の地域でも色々と問題になっていることだと思いますが、いかがでしょうか。

【市長】

一宮市の場合は、公立の保育園が多くて50を超える保育園を市が運営しています。豊橋市ですと5園しかなく、残りはほとんど民間です。民間に移管していると民間の保育士を集めるのにどうしても給料の話が出て、なかなか集まらない問題がありますが一宮市での保育士の募集につきましては、多くの方に応募いただいておりますので、保育士の数が足りないとか人集めに困っているということは聞いておりません。ただ応募の数は年々減ってきていますので、足りてはいますが人気の度合い等考えますとやはり良い人材を確保しなければいけませんので、何か対策を考える必要はあるのではないかという話は出てきています。

【太田委員】

待機児童の問題はどうでしょうか。

【市長】

ギリギリですね、今年も。特に乳児保育については今生んだらすぐに働きたいと思われる方が増えていますし、0歳児、1歳児の保育には保育士が余分に必要になりますので、何とか調整をして待機児童をなくしています。

【太田委員】

6ページのコミュニティタクシーの運行について、ルート等は既に決まっているのでしょうか。買い物難民の問題が二重堤防の中、玉ノ井から里小牧にかけて出てきています。この地域はコンビニもなく、買い物に行くにも堤防の坂を登って降りて、帰りも荷物を持って同じ道を帰らなければいけません。こんな地域もあるということを覚えておいていただいて、ルートを決める時の参考にしていただきたいと思います。

【市長】

資料の書き出しに公共交通空白地域の対策と書いてございます。候補になっているところが公共交通空白地域なので、玉ノ井には駅がありますので、駅まで歩いて行けるところにはコミュニティタクシーの停留所は作れないと考えていますが、今年度実施してみて色々なご意見をいただきながら改良していきます。

【菊池委員】

木曽川文化会館のネーミングライツにつきまして、「木曽川」の文字が入っていないのが、皆さん非常に残念がっています。

【市長】

あくまでも木曽川文化会館の尾信ホールという位置づけです。名称としては会館全体の名称は木曽川文化会館ですがホールの呼び名で尾西信用金庫さんの呼び名が入ってきます。

【太田委員】

文化会館の外観に木曽川の文字がなくて、尾西信金ホールの文字があります。

【市長】

木曽川文化会館の文字がもっと出せるのか、確認しておきます。

【五藤委員】

i-バスの関係で運転手の確保が難しくて5年先には廃止しなくてはいけないというような話がありますが、是非とも継続していただきたいと思っています。

乗降人数の問題もあるかと思いますが、廃止されると合併したことについても影響が出かねないと思いますので、是非継続をお願いします。

【会長】

その他、ご発言もないようですので 、次に移らせていただきます。

(3)その他について、事務局何かありますでしょうか。

【総務管理課副主監】

1点お願いします。

この後、木曽川文化会館のホールの見学を予定しております。

お時間のある方は、ぜひご覧いただければと思います。

【会長】

ありがとうございました。

それでは、これをもちまして、木曽川地域審議会を閉じます。

皆様、11年間に亘りまして、本当にありがとうございました。

【市長】

9月1日に行う市制記念日の式典の場で表彰状の贈呈を準備させていただいております、後日ご案内を送付いたしますのでよろしくお願いします。

(午後2時33分終了)

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