平成26年度第1回 木曽川地域審議会議事録

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ページID 1004485  更新日 2016年1月6日 印刷 

日時
平成26年10月2日(木曜日) 午前9時30分~10時34分
場所
玉堂記念木曽川図書館 2階 会議室
議題
  1. 木曽川庁舎改修・耐震補強工事の状況について
  2. 公共交通の利用促進について
  3. その他
出席者
委員:8名(葛谷昭吾、墨 利春、太田孝子、岡村俊幸、五藤和吾、長谷川太郎、松村真早美、菊池妙子)
行政側:市長、交通政策室長
事務局:木曽川事務所長、総務管理課副主監、主査
欠席者
委員:2名(野々垣實、江嵜充久)
傍聴者
0名

(午前9時30分開会)

【木曽川事務所長】
 皆さん本日は、お疲れ様です。
 委員さんが1名まだお越しになっておりませんが、予定の時刻になりましたので、ただ今から「平成26年度 第1回木曽川地域審議会」を始めさせていただきます。
 本日、野々垣委員からご欠席の連絡をいただいております。
 申し遅れましたが、私は本年4月より木曽川事務所長ならびに木曽川事務所総務管理課長を務めさせていただいております今西でございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
 それでは、開会に先立ちまして墨副会長の先導により、市民憲章の唱和を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。

【墨副会長】
 それでは、市民憲章を唱和したいと思います。
 前文に引き続きご唱和をお願いします。

(唱和)

【木曽川事務所長】
 どうもありがとうございました。
 会議に入ります前に皆様に配付しています資料の確認をしたいと思います。

(配付資料の確認)

 では、これ以降の進行につきましては、葛谷会長にお願いいたします。

開会

【葛谷会長】
 おはようございます。ただ今から平成26年度第1回木曽川地域審議会を開会いたします。開会に先立ちまして、谷 一夫一宮市長よりご挨拶をいただきたいと思います。

市長あいさつ

【谷市長】
 改めまして、おはようございます。本日は大変お忙しいなか、第1回の木曽川地域審議会にご出席賜りまして誠にありがとうございます。
 5月7日に新庁舎がオープンいたしまして早いもので間もなく5カ月が経とうとしています。おかげさまで市民の皆様にもお喜びをいただいているようですし、職員にとりましても新しく働きやすい環境が整いました。
 新しい庁舎が出来たことによりこれまで木曽川庁舎に入っておりました教育委員会等が移転いたしましたので、現在の木曽川庁舎は、空きスペースが出来ております。本日議題の中で説明させていただきますが、庁舎を大規模に改修し、以前からお約束させていただいております(仮称)木曽川文化会館につきましても、今年、来年の2年をかけて整備をしてまいりたいと思っております。
 現在、尾西の方も大規模な改修を進めておりまして、この2つの庁舎の周辺整備が完了いたしますと11年間に及ぶ合併での計画が終了します。あと一年余りですがよろしくお願いいたします。

議題

【葛谷会長】
 ありがとうございました。それでは、議題に入らせていただきます。
 (1)木曽川庁舎改修・耐震補強工事の状況について、木曽川事務所より説明をお願いします。

【木曽川事務所長】
 木曽川庁舎改修・耐震補強工事の状況を説明させていただきます。
 次第を1枚めくっていただきますと、縦長のA3サイズの木曽川庁舎改修・耐震補強工事概要図面がつけてありますので、その図面を参考に説明させていただきます。
 図面は、上を北として、1階・2階・3階の改修・耐震補強工事後の平面図になります。
 新庁舎の完成により木曽川庁舎の機能を見直し、今回そのための工事を行うものです。工事概要ですが、木曽川庁舎の1階、2階で耐震補強工事を行います。また、トイレを全館洋式トイレにするとともに、1階西側にあります総務管理課と窓口課をOAフロアに改修いたします。
 図面をご覧ください、1階の改修・耐震補強工事の主な内容を少し詳しく説明しますと東側、図面の右側になりますが、ここは新庁舎へ移る前は教育部門が執務していたところになります。ここに防音対策を施した練習室1から3の3部屋を整備し、楽屋も2部屋整備いたします。この練習室フロアは、図面の宿直室と相談室のラインで壁を構築しドアを1カ所設けますが通常は施錠し、西側にある総務管理課と窓口課の事務所エリアに分かれます。
 また、2階等の公民館活動等の夜間・休日受付のために、現在は西側の北角、入口にあります宿直室を北側の中央付近の入口の場所に変更いたします。西側にあるトイレは洋式に変更するのに伴い男女を入れ替え、北側を女子トイレ、南側を男子トイレといたします。
 耐震補強工事につきましては、図面上に耐震補強と書いてある東側9カ所に鉄骨補強ブレースを設置します。
 次に2階は、南側の一番東にありました公民館事務室とその隣の視聴覚室を改修して研修室Cとします。中央にありました応接室は、会議室とします。他の部屋は床の張替えや天井を一部改修するなどの工事で部屋の形状は変わりません。
 耐震補強工事は、北側で2カ所、南側で1カ所、工事をします。
 工事完成後は、情報推進課が執務していた部屋を公民館事務室として、木曽川公民館主事ほか4・5人の公民館主事の事務室とします。
 一番下の図面が3階になります。南側の一番東にあった議場は、机・椅子を撤去して倉庫として活用します。その左隣の応接室は床・壁・天井を張り替えて、青少年育成課とします。北側にありました第1会議室を2つに分け、青少年センターと第1研修室にします。第2会議室と第3会議室は床を張り替え、第2研修室と第3研修室にします。
 現在の工事の状況としましては、7月7日(月曜日)から、総務管理課と窓口課は東側の教育部門が執務していたところに移り執務をしております。この間に1階西側の総務管理課と窓口課のOAフロア、西側の1階、2階のトイレの洋式化をしております。この工事が先月中に終わりましたので、明日10月3日(金曜日)より移動をして、来週の6日(月曜日)よりは、工事前と同じく西側で執務を開始します。その後1階に練習室等を整備したり、2階、3階の部屋を新しい研修室に改修したり、耐震補強をしたりと本格的な工事に入っていきます。
 以上が木曽川庁舎改修・耐震補強工事の状況であります。

【葛谷会長】
 ありがとうございました。
 ただいまの説明内容について、ご質問があればお願いいたします。

【葛谷会長】
 連区の会議室をお願いしてありましたが、2階3階の研修室の活用はどのようになりますか。

【木曽川事務所所長】
 2階研修室使用については、今まで通り公民館・団体事業の利用として活用します。3階研修室については青少年育成課が来ます。青少年育成課関連の団体の方々が活用する研修室です。今は打ち合わせをしているところで、使用していない場合、会議室などに利用していただてもよいというお話をいただいております。
 連区の会議室については、2階木曽川事務所会議室を利用していただくことになります。

【長谷川委員】
 講堂のフロアなどについてはどうなりますか。

【木曽川事務所所長】
 今回講堂については何も変更はありません。

【五藤委員】
 議事堂の方はどうなりますか。

【木曽川事務所所長】
 倉庫に改修し、青少年育成課が活用します。

【五藤委員】
 耐震補強工事の終了はいつになりますか。

【木曽川事務所所長】
 全部含めて来年3月末で終了の予定です。

【菊地委員】
 1階練習室にピアノは入りますか。

【木曽川事務所所長】
 1階練習室の管理については教育指定管理課が担当していますので、こちらでは分からない状況です。

【菊地委員】
 新しい文化会館はどのようになりますか。資料はないですか。

【木曽川事務所所長】
 文化会館ですが、今年度実施設計を行っているところで、こちらも教育指定管理課が実施していますので、具体的なお話は出来ませんが、執務室東側に非常用の扉ができるというお話は聞いております。文化会館から練習室へは連絡通路を通って入ることになると思います。場所としましては、木曽川庁舎駐車場南側、玄関より東側にできる予定です。

【岡村委員】
 駐車場はどうなりますか。

【木曽川事務所所長】
 木曽川事務所が管理している駐車場は、西側駐車場、南側駐車場、東側駐車場がありますが、教育指定管理課と協議中です。
 

【葛谷会長】
 ご発言もないようですので、次の議題に入りますが、ここで市長さんが退席されますのでよろしくお願いします。
 では次の議題(2)公共交通の利用発足について、交通政策室より説明をお願いします。

【交通政策室長】
 皆さんおはようございます。早速ですが、公共交通の利用促進について説明させていただきます。
 1枚めくっていただきまして、この写真は、空から見た木曽川町です。
 見ていただいたとおり、一宮市は山とか海や坂がなく、がけ崩れや火山の噴火や津波とかの心配もありません。
 面積は木曽川町が9.51平方キロメートルで、一宮市が113.91平方キロメートルです。人口も33,963人、一宮市が386,591人で、木曽川町の11倍となります。
 交通の便も非常に良く、道路は国道22号、西尾張中央道(岐阜稲沢線)があり、一宮木曽川ICには料金所が11カ所もあります。また、鉄道は、JR東海道本線、名鉄本線と尾西線があり、駅が4つありますので、どこかの駅に行くのに歩いても15分、自転車でも5分と非常に便利です。
 さらに木曽川町には、バス路線として、i-バス木曽川北方コースと名鉄バス一宮イオン線が1日10便走っていて、木曽川庁舎でi-バス一宮コースと接続で1日11便走っています。
 続きまして2ページの都市計画図(一宮市北西部)を見てください。
 木曽川町の市街化区域は、黒田地区に商業(新木曽川駅)、準工業、住居地域(木曽川駅)があります。
 木曽川地区の循環バスは合併前から運行しており、木曽川病院に行くコースから始まりました。平成25年の利用状況は、20,921人で1日10便、1台あたり平均5~6人の年配の方が木曽川病院に行かれています。
 思ったより乗られていて、10人乗りのバスを運行しています。
 萩原交通協議会で運営している地域バスが史跡巡りを企画などして、年間約5万人の利用者があります。
 木曽川町には一宮イオン線もあり、利用状況は39,943人で、1日約10人、今年になって1日15人となっています。
 また今後、高齢者、交通弱者の増加でバスは今よりも必要となってきます。利用者が少なくなると、バスはいつまで続けられるかが心配になります。
 次に新聞切り抜きで、バスが足りないということについて、バス業界の最新状況を少しお話します。
 この4年間で210件のバスが関係した交通事故が発生し、ケガや死亡者が196人となり、深刻な状況です。これは、規制緩和による中小業者の参入、経営の合理化、待遇の悪化、低賃金、運転手の高齢化、健康状態の悪化、高齢化、運転手を希望する若者がいないなどの理由によりバス運転手が足りない状況となっているからです。
 一宮市のi-バスの委託契約は5年ごとの契約更新で平成22年度~26年度で契約終了します。平成27年度~31年度は運行できそうですが、確約はできない状況です。平成32年度以降は契約できるか不明です。
 今後20年は続くといわれる人手不足で、バスの運行事業を断られる可能性もあります。
 3ページは人口動態です。
 一宮市の人口の状況は、高齢者の占める割合が増加しています。
 日本全体でみると、平成23年頃から日本の人口は減少し、子どもや生産年齢人口の0歳から65歳までが急速に減少しています。
 一宮の人口動態を平成17年,平成21年、平成25年で見ると、平成25年に人口が停滞しはじめ、高齢者の割合が増加していますが、まだ健康な高齢者が多いと思われますのでそれほど心配ないと思います。
 平均寿命トップは長野県で、高血圧の人を減少させたことによるものです。健康長寿は、静岡県と愛知県で、気候、食べ物の影響があると思います。
 一宮市でも、人口が増えている地域は、木曽川町、今伊勢、駅中心部、大和、丹陽、奥町で、地価調査では土地の価格も上がっています。しかし市全体で見ると将来は人口が大幅減少する可能性もあります。
 問題は若い女性の人口で、結婚して、出産して、子育てする年代が異常な減り方をしています。男性も同様です。そのため0~9歳の子どもの人口が減少しています。
 高齢者も亡くなるので増加傾向は止まります。娘さん、お孫さん、お嫁さんを市から出さないようにして、市外からお嫁さんをもらってくると人口の減少を多少は食い止められます。
 次は自治体半減の新聞報道です。
 新聞報道では、一宮市は平成26年1月に初めて人口が減少したと伝えています。
 5月の新聞報道の内容紹介では、日本創成会議によると自治体の半数が消滅の恐れがあり、100年間で人口は倍になりましたが、25年間で人口が半分になるといわれています。
 4、5ページですが
 国の方向性としては、公共交通関係の、法律が次々と改正されていきます。
 人口が減少するという初めての経験で、国は政策を方向転換し、コンパクトシティを目指したまちづくり一体となる公共交通に見直して行きたいといっています。
 都市のイラストで説明しますと、国が心配する山間部の中規模都市、人口集中地区が経済成長とともに拡大しましたが今は減少中であります。何も対策をしなければ、まち全体が衰退し消えていきます。
 人口密集地域においても、まちをコンパクトに小さくし、競争して他の市から住民を引っ張ってくる方法もありますが、郊外を開発する政策を見直し、少しずつ人口を中心部に集めていくことが大切です。
 木曽川町の特徴、駅の重要性、コンパクトシティを進めるため、インフラ、集客施設の集中を促します。まさに今、市が実施しています、駅の改善、木曽川庁舎整備、文化会館整備がそれに当たります。
 一宮市の100年前の図面をみますと、このような集落に戻ってしまうということですが、このような状態では税収減少が予測されるため、市内全域を対象としての業務はできなくなるかもしれません。
 100年ほど前の資料をいろいろ調べてみましたので紹介します。
 約80年前の一宮市の観光地図をみつけました。工場地帯、蘇東線、明治の村の写真、木曽川今昔の資料です。
 観光地図、公共交通、曼荼羅寺、森林平医院診療所、森製薬工場があります。
 旧国道がなく、尾西線木曽川橋駅、雀の宿、工場、路面電車、起水泳場がありましたが、橋がないので渡し船が公共交通でした。
 工場地帯の写真、路面電車写真、明治の村の写真、アメリカ製機関車、偶然発見した「木曽川今昔」になります。
 6ページは、交通安全の話ですが、最近市内で3件の交通事故が発生しました。最近の事故の傾向としては当事者(被害者、加害者)に高齢者が絡むケースが多発しています。とにかく高齢者の方が事故に遭わないように考えなければなりません。
 今、市では高齢者の方が車を運転して事故を起こさないようにするため、免許証を返却された方に、お金を記憶させる交通系のICカードマナカを差し上げています。年間200人を越える高齢者の方が免許証を返納しています、マナカは2,000円分のカード(当初使えるのは1,500円分です)になっています。
 このカードは、元気な高齢者の最強の道具です。マナカを利用している方は、電車、地下鉄、バス利用ができます。小銭、つり銭を使用せず、簡単に料金を支払えるため、気軽に出かけられます。さらにマナカは、全国の各区域内の鉄道、ほとんどのコンビニ、また市内ですとテラスウォーク、アピタ木曽川、イオンモール木曽川、マックバリュー木曽川、アスティで買い物ができますのでお勧めしています(一部専門店を除きます)。他に市役所の食堂でも利用できます。
 最後になりますが、木曽川町地区についても同様にコンパクト化が進んでいます。
 人口が減っていくかもしれませんが、深刻に考えるべきではありません。ただし、今後も今までと同じような生活を持続させるには子どもを生み、育てやすい環境づくりに努めることです。働き盛りの若い世代をこれ以上減らさないようにすることも真剣に考えなくてはいけません。
 高齢者を大切に、健康で長生きしていただき、できれば社会に貢献してもらう。人口密集地域にはさらに人口が集まるようにする。そういう状況に対応した公共交通になるよう今後見直していく必要があります。
 今後、社会状況の変化に気を付けて、国や県の動向をしっかり見極め、地元の交通会議を開催しながら一宮市にあった、また木曽川町地区にあった公共交通を目指していきます。
 是非、今走っている木曽川北方コースのバスを可愛がっていただきますようお願いして私の話を終わります。ご清聴ありがとうございました。

【葛谷会長】
 ありがとうございました。
 ただいまの説明内容について、ご質問があればお願いします。

【葛谷会長】
 さきほどお話のあったラウンドアバウトですが。

【岡村委員】
 JR尾張一宮駅の東側に1カ所あるようです。

【交通政策室長】
 ラウンドアバウトが一宮駅前にあります。一旦停止ではなく徐行で左折に入ります。将来的には増やすという考えはありますが、いつかは分からない状況にあります。

【五藤委員】
 i‐バスが運営できなくなる可能性はありますか。

【交通対策室長】
 可能性はあります。

【五藤委員】
 木曽川庁舎の周りが市街化調整区域なので何とかならないかと思っています。

【葛谷会長】
 市街化調整区域をはずすと発展すると思います。

【菊地委員】
 里小牧の信号のところで、車があまり通らないが、歩行者は信号が変わるまで待っていないといけない交差点がいくつかあります。
 家から図書館に行くのに二つも踏切を待たないといけない。木曽川町は東西が行きにくい。

【岡村委員】
 地元は高架にしてほしいと言っている。

【交通政策室長】
 例えば鉄道が高架になると便利とか、総合駅ができて駅がひとつになると良いと思うが、かなりの資金がかかるので難しいかと思います。

【葛谷会長】
 ご発言もないようですので、(3)その他の議題に移りたいと思います。事務局の方は何かありましたらお願いしたいと思います。

【総務管理課副主監】
 では、最後に防犯・交通安全の一口広報をさせていただきます。

 (防犯・交通安全の一口広報の読み上げ)

【木曽川事務所所長】
 次に、今後の地域審議会の開催でございますが、次回の第2回は12月18日午後2時から予定しております。また開催案内を郵送させていただきますのでよろしくお願いします。
 事務局からは、以上でございます。

【葛谷会長】
 ありがとうございました。
 そのほか、委員の皆様から、何かお話がございますでしょうか。
 ご意見もないようですので、これを持ちまして、平成26年度第1回木曽川地域審議会を閉会します。
 皆様、ありがとうございました。

(午前10時34分終了)

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