一宮市教育大綱

教育大綱とは

平成27年4月1日改正の地方教育行政の組織及び運営に関する法律により、地方公共団体の長に教育、学術及び文化の振興に関する施策の大綱の策定が義務付けられました。
一宮市の教育大綱は、子どもへの教育がすべての人の教育につながっていくことに着目し、生涯学習、学術研究を包括しながらも、主たる対象者を「子ども」としています。

大綱の構成とその考え方

本市における教育の基本方針及び直面する教育課題に対する目指すべき教育行政の姿を「前文」のなかで示しました。また、そのために達成すべき3つの構成要素（知・徳・体）を中期的な「目標」とし、概ね5年のうちに実施すべき5つの事業の柱を「実施方針」としました。

対象期間

対象期間は、令和7年度までの5年とします。
なお、対象期間中であっても、社会情勢等の大きな変化により各種計画との整合性を保つため、必要に応じて見直しを行うことがあります。

大綱とその他の計画との関係

地方公共団体の教育大綱は、「教育基本法に基づき策定される国の教育振興基本計画における基本的な方針を参酌して定める」「地方公共団体において教育振興基本計画その他の計画を定めている場合には、その中の目標や施策の根本たる方針の部分を大綱と位置づけることができる」とされています。
今回更新した一宮市教育大綱は、市の最上位計画である一宮市総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略を踏まえ、総合教育会議における委員の意見と、従来から計画されている「一宮市学校教育推進プラン」「一宮市社会教育方針」「一宮市スポーツ振興方針」などの個別計画を勘案し、一宮市の教育の方向性を示しています。

一宮市教育大綱(全文)

　わたしたちは、木曽の流れに導かれ、豊かな尾張の地で生き生きと輝いてきました。
　一宮市は、だれもが、この地に生きる誇りと喜びを持ち、一人ひとりの個性を生かし、互いが響きあえる教育を進めてまいります。そして、すべての子どもが、のびやかに夢を育て、希望を紡ぎ、未来を織りなすことができる「教育のまち　一宮」をめざします。

目標

知

世界の変化に対応できる確かな学力を身につけ、未来を拓(ひら)く力を伸ばします

徳

思いやりの心を持って互いを認め合い、自律する力と豊かな人間性を育てます

体

生涯を通じて生き生きと過ごすことができる　健やかな体をつくります

実施方針

1. 個に応じたきめ細やかな指導を充実し、多様な学びの機会をつくります
2. これまでの知識や資料から新たな価値を見い出し、社会の変化に適応する知恵をはぐくみます
3. この地でつちかわれた伝統や産業を知り、一宮を誇りに思う心を育てます
4. 地域や学校の枠を越えて協力し、さまざまな考えや文化を理解する場の充実を図ります
5. 楽しみながら幅広い体験ができ、生涯学べるように、ソフトとハードの両面を整えます

令和3年4月　一宮市長　中野正康

• 一宮市教育大綱 （PDF 181.2KB）