動物の適正飼養について
ページID 1021536 更新日 2023年7月7日 印刷
ペットの飼い主の方へ
動物を飼うことは、動物の命を預かることです。飼い主は、動物が健康で快適に暮らせるようにするとともに、社会や近隣に迷惑を及ぼさないようにする責任があります。
人と動物が共に生きていける社会の実現には、飼い主のモラルとマナーが必要です。以下のことを守って、適正な飼養をお願いします。
1.動物の習性等を正しく理解し、最後まで責任を持って飼いましょう。
飼い始める前から正しい飼い方などの知識を持ち、飼い始めたら、動物の種類に応じた適切な飼い方をして健康・安全に気を配り、最後まで責任を持って飼いましょう。
2.人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう。
糞尿や毛、羽毛などで近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚さないようにしましょう。また、動物の種類に応じてしつけや訓練をして、人に危害を加えたり、鳴き声などで近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう。
3.むやみに繁殖させないようにしましょう。
動物にかけられる手間、時間、空間には限りがあります。きちんと管理できる数を超えないようにしましょう。また、生まれる命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術などの繁殖制限措置を行いましょう。
4.動物による感染症の知識を持ちましょう。
動物と人の双方に感染する病気(人と動物の共通感染症)について、正しい知識を持ち、自分や他の人への感染を防ぎましょう。
5.盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう。
飼っている動物が自分のものであることを示す、迷子札、マイクロチップなどを装着するようにしましょう。
これからペットを飼う方へ
動物を飼うということは、動物の命について最後まで責任を持つということです。本当に適正に飼うことができる環境であるかどうか、最後まで飼い続けられるかどうか、飼い始める前によく考える必要があります。飼う前に以下のポイントについて考えてみましょう。
1.あなたの住まいは犬や猫を飼える住居ですか?転居や転勤の予定はありませんか?
家の広さや家屋の状態に合わせて犬や猫の種類や数を考えなくてはなりません。転居や転勤の予定があるなら慎重な判断が必要です。
2.あなたの飼いたい犬や猫はあなたのライフスタイルに合っていますか?
犬や猫は、生態や必要な世話が品種によっても大きく違ってきます。自分のライフスタイルと目的に合っているか、冷静に判断してください。
3.あなたの家族は全員犬や猫を飼うことに賛成していますか?
犬や猫を飼うのに、家族の理解と協力は不可欠です。あなたが突然の病気やアクシデントに見舞われたときも、家族の協力があれば乗り越えることができます。
4.動物に対するアレルギーを持っている人は家族にいませんか?
家族にアレルギー体質の人がいる場合は、飼う前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です。
5.毎日欠かさず世話に時間と手間がかけられますか?
犬や猫は生きていくための全てをあなたに依存しています。犬や猫の世話をし、必要なしつけをするつもりがないのであれば、飼うことは控えるべきでしょう。
6.あなたの体力で世話ができますか?
犬や猫の世話には体力も必要です。犬では、品種によって毎日の必要な運動量が異なります。自分たちが歳を重ね、犬や猫も老いたときの世話や介護のことも考えて、種類や大きさを選んでください。
7.近隣に迷惑をかけないように配慮できますか?
犬や猫の鳴き声、臭い、ふんの放置は、多くの地域で近隣トラブルの元となっています。近隣に迷惑をかけないために、ふんの始末はもちろん、適切なしつけや防音対策などもしなくてはなりません。
8.犬や猫の一生にかかる費用を考えてみましたか?
食費
犬や猫は成長するにつれてフードの量も質も変わります。
ペット用品・設備費
首輪や食器、ケージなどの用品、設備費がかかります。
健康管理費
ワクチン接種、定期的な健康診断、各種病気の予防、けがや病気の際の治療、不妊去勢手術などの医療費がかかります。
その他
犬は登録の費用が必要となるほか、毎年狂犬病予防注射の接種が必要になります。
9.生涯にわたる計画をたててみましたか?
生涯とは、犬や猫の生涯とともに、あなたの生涯のことも含まれます。犬や猫が高齢になったときの介護のことも考えておかなくてはなりません。将来予測できる生活の変化があった時に犬や猫を飼い続けることができるか、よく考えてみてください。
10.万一、飼えなくなったときのことを考えていますか?
万一のとき、あなたの代わりに飼ってくれる人を見つけておきましょう。
飼い犬・ねこがどうしても飼えなくなったとき
ペット(家庭動物)は終生飼養が原則です。ご自身で新しい飼い主を探してください。
どうしても新しい飼い主が見つけられない場合は、保健衛生課動物愛護グループ(0586-72-1122)に相談してください。
SNSでの情報発信について
一宮市動物愛護事務所のFacebook公式アカウントでは、動物の適正飼養の普及啓発を行っています。
詳細は以下よりご確認ください。
関連情報
- 環境省 動物の愛護と適切な管理(外部リンク)
- 環境省 住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン(外部リンク)
- 環境省 パンフレット「飼う前も、飼ってからも考えよう」(外部リンク)
- 環境省 パンフレット「飼う前に考えて!」(外部リンク)
- 環境省 動物愛護週間(外部リンク)
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このページに関するお問い合わせ
保健衛生課 動物愛護グループ(動物愛護事務所)
〒491-0076 愛知県一宮市貴船町3丁目2番地 中保健センター
電話:0586-72-1122 ファクス:0586-72-2056
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