猫との暮らし方

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ページID 1039238  更新日 2021年4月1日 印刷 

 私たちの身近にいる動物である猫。その愛らしい姿に心奪われたことがある方も多いでしょう。近年では、インターネット上の動画サイトで猫の動画が多くの再生数を誇ることも珍しくありません。猫を家族の一員として迎え、一緒に生活しているご家庭も増えてきています。
 一方で、猫を巡ってのご近所問題や飼育放棄などの相談も多く寄せられています。

 猫との幸せな暮らしがずっと続くように、猫との適切な暮らし方について多くの方に知っていただければと思います。

猫との暮らし

完全室内飼育でずっと一緒

 猫は室内だけで飼うことが望ましいです。外に出る猫は室内だけで飼われている猫に比べて、病気や交通事故などのリスクがぐっと高まります。また、公共の場所でフン尿をするなどご近所の方との問題になることもあります。
 以下のことに気を付けて、室内で飼ってみましょう。

運動不足にさせないために

 猫を外に出してあげないとかわいそうと感じる方もいると思いますが、猫はエサが食べられればそれほど広い空間は必要としない動物です。近年では、猫を室内飼いする家庭が多くなってきていますが、室内飼いのストレスから猫が病気になったという話はなく、上手く順応して生活しています。
 運動不足が心配であれば、キャットタワーなど昇り降りができる場所を用意してあげましょう。猫は高いところに登る習性があるため、喜んで運動してくれます。

爪とぎ場所の用意

 壁や家具で爪をとぐことを防ぐため、専用の爪とぎを用意してあげると良いでしょう。爪とぎには様々な材質のものがあるため、猫にとって好みのものを選んであげましょう。

トイレの設置

 室内飼いをする上でトイレのしつけは大切です。静かな場所にトイレを設置し、猫がトイレに行きたそうにそわそわしていたら連れて行ってあげましょう。
また、人間が汚いトイレをあまり使いたくないように、猫も汚れているトイレは嫌がります。こまめに掃除してあげましょう。

避妊去勢手術でSTOP!多頭飼育崩壊

 猫を繁殖させるつもりがないならば、避妊去勢手術を実施するのが望ましいです。
「健康な猫に手術をするのはかわいそう」や「自然のままにまかせたい」といった意見もあるようですが、手術には多くのメリットがあり、人にも猫にとってもストレスが少なく生活することができます。

去勢手術のメリット

 オス猫は大人になると臭いの強い尿をあちこちに吹きかけるスプレー行動(俗に言うマーキング)をしますが、早期の段階で去勢手術をすることでこういった行動をほとんど取らなくなります。

避妊手術のメリット

 メス猫は発情すると甲高い大声で鳴き続けるため周りの人間にストレスを与えます。この時に根負けして外に出した場合、100%近く妊娠します。猫は60日程度で出産を迎え、1回に4~8頭の子猫を産みます。また、環境が整っていれば年間に2~3回妊娠することもあります。

去勢・避妊手術のデメリット

 猫が太りやすくなることがあります。

手術の実施時期について

 避妊去勢手術は猫が大人になる生後6カ月程度までに行うと良いとされています。また近年では、より早期の手術を推奨する意見もあります。
 いずれにせよ、初めての発情を迎える前までに手術を行うことで、生殖器に関する病気になる可能性を大幅に下げることができます。

数が増えすぎてしまった場合

 生まれてきた子猫全ての里親を見つけるのは容易ではなく、その子猫たちも半年も経てば妊娠できるようになります。こうして増えすぎた猫たちを最後には抱えきれなくなり、多頭飼育崩壊へとつながっていくことになります。

首輪とマイクロチップで迷子予防

 飼い猫に首輪を着けていない方も多いですが、ちょっとした不注意で猫が家から出てしまい、帰ってこないという相談が多く寄せられています。猫は登録の制度がないため、飼い主の確認をすることが難しいです。
 万が一、猫がいなくなってしまった場合でも帰ってこられるように、首輪などで飼い主の名前と連絡先がわかるようにしておきましょう。また、マイクロチップを登録していれば首輪などが取れてしまった場合でも、確実な身分証として役立ちます。

ワクチン接種で健康第一

 猫がかかる感染症には色々なものがありますが、それらの多くは予防接種で防ぐことができます。
屋外にいる猫は多くの病原体を持っているおり、そういった猫とのケンカやフン尿、唾液などを介した間接的な接触により感染するため、猫を屋外に出すのは大変危険です。
 屋内飼育であっても、飼い主が外から病原体を持ち込むこともあり得ますので、混合ワクチンの予防接種をおすすめします。

ワクチンを打たれる猫

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