食の安全セミナー「寄生虫アニサキスでキーホルダーを作ろう」開催結果(令和5年度)

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID 1057037  更新日 2023年8月28日 印刷 

令和5年7月31日に、食の安全セミナー「寄生虫アニサキスでキーホルダーを作ろう」を開催し、7組14名の方にご参加いただきました。

寄生虫アニサキスの生態とアニサキスが原因で起こる食中毒について、講習と実習を行いました。

講習

小さな海の冒険者!~アニサキスって知ってる?~

アニサキスの生態の図。クジラの中で繁殖し幼虫がオキアミやサバを経由してクジラに戻る生活環を営む。

サバやイカ等の中に住んでいて、人が食べるとひどい腹痛を起こす寄生虫アニサキス。

今回の講習では、アニサキスが海の中でどんな暮らしをしているのか、なぜサバやイカに寄生しているのかといったアニサキスの生態を紹介しました。あわせて、アニサキスによる食中毒を防ぐためにスーパーマーケットで行われている対策や、消費者が自分でできる対策について説明しました。

ポイント

  • アニサキスの卵は海の中でふ化し、幼虫はオキアミやサバ等の中で生活する。
  • サバ等をクジラやイルカが食べると、アニサキスはクジラ等の中でおとなになり卵を産む。
  • アニサキス食中毒を防ぐには、サバ等をよく見てアニサキスを取り除くことが重要。
  • 家庭で調理する場合は、加熱処理(60℃で1分以上)が有効。

実習

アニサキスの観察

市場から仕入れた新鮮なマサバを解体し、実際にアニサキスが寄生している様子を観察しました。

マサバの内臓を取り出すと、内臓の表面にくるんと丸まったアニサキスがたくさん寄生していました。また、寄生している魚が新鮮だとアニサキスが生きていることがあります。今回の実習では、生きたアニサキスがゆっくりと動いているところを観察することができました。

アニサキスを解体して内臓を取り出し、内臓に寄生しているアニサキスを観察している写真。

ポイント

  • 新鮮な魚介類では、アニサキスは筋肉よりも内臓にたくさん寄生している。
  • 寄生している魚介類が死んで時間がたつと、アニサキスは内臓から筋肉に移動する。

アニサキス入りキーホルダーの作成

本物のアニサキスを使って、キーホルダーを作成しました。

保健所が用意したキーホルダーの枠に、アニサキスやキラキラアイテムを並べていきます。レジンを流し込んで固めると、世界でひとつだけのオリジナルキーホルダーのできあがりです。

アニサキスは一匹一匹で形や長さがちがいます。どのアニサキスがいいかな?何匹いれようかな?どこにおいたらいいかな?と、工夫しながらキーホルダーづくりを楽しみました。

アニサキスキーホルダーを作成しているところと、出来上がったキーホルダーの写真。

作成したキーホルダーは、参加者の方々にお持ち帰りいただきました。これであなたもアニサキスマスター!お刺身にアニサキスがいたらすぐに見つけられるようになるかも?!

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)
       

このページに関するお問い合わせ

保健衛生課 食品衛生グループ
〒491-0867 愛知県一宮市古金町1丁目3番地 一宮市保健所1階
電話:0586-52-3857 ファクス:0586-24-9388
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。