健康日本21いちのみや計画の概要

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ページID 1003197  更新日 2016年1月7日 印刷 

計画策定について

 わが国の平均寿命は、急速に伸び、世界有数の長寿国となりましたが、その一方では、人口の高齢化が進み、生活習慣病の増加や要介護者の増加が深刻な社会問題となっています。
 そこで、国は、すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするために、平成12年3月に「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を策定しました。また、平成15年5月に健康増進法が施行されたことにより、住民の健康づくりに関する市町村の役割が明確になりました。
 本市においても、地域の実状に即した地方計画として、「健康日本21いちのみや計画」を策定しました。この計画は、すべての市民が生涯にわたって健康でいきいきと暮らせる社会の実現をめざし、市民が主体的に健康づくりに取り組むとともに、社会全体で支援する環境整備を推進することを目的としています。この計画により、市民の健康づくりを総合的かつ効果的に推進していきます。

計画の期間

 平成19年度(2007年度)~平成28年度(2016年度)の10年間です。

基本理念および基本方針

 本計画は、市民一人ひとりの健康に対する意識の向上と健康づくりの取り組みをサポートするための具体的な指針となるものです。新市建設計画の基本方針の1つである「健やかでいきいきと暮らせるまちづくり」を踏まえ、本計画の基本理念として「いきいき笑顔 元気で安心して暮らせる いちのみや」を掲げ、健康寿命の延伸をめざし、生涯を通じた健康づくりを推進します。
 さらに、基本理念を実現するために、以下の4つの基本方針を設定しました。

  1. 市民主体の健康づくりの支援
  2. 一次予防の重視
  3. 関係機関、地域等の連携と支援
  4. 具体的な計画目標の設定と評価

分野別健康づくりの取り組み

 本計画では、「栄養・食生活」「身体活動・運動」「休養・こころの健康」「歯の健康」「たばこ」「アルコール」「生活習慣病(糖尿病、循環器疾患、がん)」の7分野を設定し、各分野における「めざすべき姿」を掲げました。そして、それぞれの分野で掲げた「めざすべき姿」を達成するために、個人・家庭、関係機関・地域等、行政がそれぞれの役割を明確にし、目標達成に向けての取り組みを行っていきます。

1 栄養・食生活

 食生活は、生活習慣病と密接な関係があり、子どもたちの成長や人々が健康な生活を送るためには、非常に重要な分野です。食事が単に必要な栄養を摂取するだけでなく、子どもが健やかに成長するために重要な役割を担っていることを認識し、楽しく食事をすることが大切です。

<めざすべき姿>
 安全な食材をバランスよく、1日3食、腹八分目、楽しくおいしく食べる

<具体的な取り組み>
個人・家庭の取り組み

  • 3食きちんと食べます
  • 食事は腹八分目にします
  • 野菜を使った料理や、乳製品など、多くの食材を取り入れます
  • 塩分、脂肪の摂りすぎに注意します
  • 家族・仲間と楽しい食事をします
  • 栄養成分表示を理解し、外食や食品を購入するときに活用します
  • 新鮮な地元の食材を取り入れます

関係機関・地域等の取り組み

  • 地域の人たちが、健康的な食事について理解し、みんなと楽しく食事を作る機会を設けます
  • 農業者団体等が、食育を推進するために作物を栽培したり、料理法を研究します
  • 地域の食育の実践活動の普及を図ります
  • 外食栄養表示店の定着促進に努めます
  • 中心市街地において、食に関する健康の情報を提供します

行政の取り組み

  • 食に関する教室の開催や情報提供をします
  • 地産地消を推進します
  • 外食店などでの栄養成分表示を推進します
  • 食に関わる人材を育成します

2 身体活動・運動 

 適度な身体活動や運動は、ストレス発散や生活習慣病の原因となる肥満の予防につながります。その効果について正しく
理解し、日常生活の中で身体活動能力を高めることが健康を維持するために必要となります。

<めざすべき姿>
自分に合った運動が継続できる楽しくウォーキングをすることができる

<具体的な取り組み>
個人・家庭の取り組み

  • 日常生活で意識的に体を動かします
  • 家族や仲間と一緒に運動を楽しみます
  • 現在よりも1,000歩(10分)多く歩きます
  • 自分の体力に合った運動を継続します

関係機関・地域等の取り組み

  • スポーツ大会や運動会・教室などを開催します
  • ウォーキング大会を開催します
  • 地域で、様々な世代の住民が運動等を通して交流できる機会をつくります
  • 地域の人たちが楽しみながら運動を続けられるようにします
  • 中心市街地において、運動に関する健康の情報を提供します

行政の取り組み

  • ウォーキングを推進します
  • 歩きやすい道づくりを推進します
  • 各種団体やボランティアを活用した事業を推進します
  • 健康講座やイベント等を開催します
  • 外出を促すサービスの充実を図ります
  • 運動に関する情報提供をします

3 休養・こころの健康

 ライフスタイルの多様化や人間関係の難しさなどから、ストレスを感じることなく毎日を過ごすことは難しくなっています。過度のストレスは精神的な影響のみならず、疾病など身体にも大きな影響を及ぼします。

<めざすべき姿>
心の余裕をもち頑張りすぎない十分睡眠がとれる

<具体的な取り組み>
個人・家庭の取り組み

  • 規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとります
  • 自分で解決できないことは相談します
  • 自分に合った生きがい、趣味などを持ちます
  • 心の病気の理解に努めます
  • 家族とのコミュニケーションをしっかり持ちます
  • 親は子どもの気持ちを聞く余裕を持ちます
  • 地域の公民館活動等に参加します

関係機関・地域等の取り組み

  • お互いに声をかけあい近所づき合いを大切にします
  • 地域で人との交流の場をつくります
  • 自然にあいさつができる雰囲気をつくります

行政の取り組み

  • こころの健康について相談できる体制の整備を図ります
  • 休養、こころの健康の重要性と正しい知識の普及啓発に努めます
  • 自殺防止対策を推進します
  • 地域等での交流の機会を提供します

4 歯の健康

 歯の健康は、物をおいしく食べる、会話を楽しむなど、豊かで質の高い生活を送るために必要です。歯の健康を保つためには適切な生活習慣を身につけることが大切です。

<めざすべき姿>
生涯にわたり、自分の歯で食べられるように歯を大切にする

<具体的な取り組み>
個人・家庭の取り組み

  • かかりつけ歯科医を持ち、定期健診を受けます
  • 8020をめざします
  • 食後は歯をみがきます
  • 口腔内の自己チェックを行います

関係機関・地域等の取り組み

  • 歯の健康に関するポスター等を貼り、歯科保健についての意識を高めます
  • 8020表彰を行います
  • 歯周病とたばこの関係について啓発します

行政の取り組み

  • 8020運動を推進します
  • 乳児期からのむし歯予防対策を推進します
  • 歯周病予防対策を推進します

5 たばこ

 たばこは、がん、心臓疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患などの発症要因となり、歯周病や低出生体重児などの危険因子ともなっています。

<めざすべき姿>
妊婦・未成年者は絶対にたばこを吸わない受動喫煙の機会をなくす

<具体的な取り組み>
個人・家庭の取り組み

  • たばこが体に及ぼす影響を認識します
  • 妊婦、未成年者はたばこを吸いません
  • 未成年者の喫煙を見過ごしません
  • 子どもの前でたばこを吸いません
  • 家庭での禁煙・分煙の徹底をします
  • 禁煙できるように家族がサポートします

関係機関・地域等の取り組み

  • 地域の人が集まる場所は、禁煙・分煙にします
  • 未成年者の喫煙を見過ごしません

行政の取り組み

  • 喫煙が及ぼす健康への影響に関する知識の普及に努めます
  • 受動喫煙防止対策を推進します
  • 禁煙支援プログラムを実施します

6 アルコール

 適度な飲酒は、リラックスしたり、コミュニケーションを円滑にするなどの効果もありますが、過度の飲酒は肝機能障害やアルコール依存症などを発症させることがあります。

<めざすべき姿>
適量飲酒に心がける妊婦・未成年者は絶対飲酒しない

<具体的な取り組み>
個人・家庭の取り組み

  • 未成年者と妊婦は飲酒をしません
  • 「節度ある適度な飲酒」に心がけます
  • 休肝日をつくります
  • アルコールハラスメントをしません
  • 子どもにお酒を飲ませません

関係機関・地域等の取り組み

  • 地域の集まりなどで飲酒を強要しません
  • アルコールハラスメントをなくします
  • 未成年者の飲酒を見過ごしません

行政の取り組み

  • 「節度ある適度な飲酒」の啓発に努めます
  • アルコールによる害についての知識の普及に努めます

7 生活習慣病(糖尿病・循環器疾患・がん)

 糖尿病、循環器疾患、がんなどに代表される生活習慣病の発症は、食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒といった毎日の生活習慣やストレス、口腔状態(歯周疾患)が密接に関連しています。

<めざすべき姿>
(糖尿病)肥満に気をつけて適度な運動をする(循環器疾患)定期的な血圧測定をする(がん)がん検診を受ける

<具体的な取り組み>
個人・家庭の取り組み

  • 健康診査やがん検診を定期的に受診します
  • かかりつけ医を持ちます
  • 生活習慣病について正しい知識を持つように努めます
  • 健診結果を生活習慣の改善に生かします
  • 体重や血圧、腹囲などを日頃から意識し、自己管理します
  • 健康診査の結果、再検査や精密検査の受診の重要性を理解し、必要なときは必ず受診します

関係機関・地域等の取り組み

  • 健康診査のポスターを貼ります
  • 公民館等で健康教室を開催します

行政の取り組み

  • 生活習慣病予防を推進します

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