健康日本21いちのみや計画(中間評価・改定版)の概要
ページID 1003200 更新日 2022年1月14日 印刷
1 計画の見直しにあたって
(1) 見直しの背景
一宮市は平成19年3月に「健康日本21いちのみや計画」を策定し、市民と地域、行政が一体となって健康づくりを推進してきました。この計画は、平成19年度から平成28年度までの10年間を計画期間としており、平成23年度・24年度を中間年度として、計画の見直しを行うこととしていました。そこで、平成23年度から「健康日本21いちのみや計画中間評価委員会」を開催し、これまでの取り組みの状況や実績、健康に関する市民アンケート調査結果などを基に計画を検証し、中間評価を行いました。その評価を基に、分野別、ライフステージ別に健康課題を抽出し、それに対する今後の取り組みを検討し、市民と関係機関・団体、行政等それぞれが連携しながら推進する「健康日本21いちのみや計画」の見直しを行いました。
(2) 計画の位置づけ
本計画は、21世紀における国民健康づくり運動の指針として国が策定した「健康日本21」及び愛知県が策定した「健康日本21あいち計画」などに基づき、さらに、これらの評価・見直しを踏まえながら、地域の実状に即して策定する地方計画として位置づけられます。また、新市建設計画及び第6次一宮市総合計画を上位計画とするとともに、関連諸計画との整合を図ります。
(3) 基本理念
本計画は、市民一人ひとりの健康に対する意識の向上と健康づくりの取り組みをサポートするための具体的な指針となるものです。新市建設計画の基本方針の1つである「健やかでいきいきと暮らせるまちづくり」を踏まえ、本計画の基本理念として「いきいき笑顔 元気で安心して暮らせる いちのみや」を掲げ、健康寿命の延伸をめざし、生涯を通じた健康づくりを推進します。
(4) 基本方針
- 市民主体の健康づくりの支援
- 一次予防の重視
- 関係機関、地域等の連携と支援
- 具体的な計画目標の設定と評価
(5) 計画の体系(分野の設定)とめざすべき姿
本計画の体系として、「栄養・食生活」、「身体活動・運動」、「休養・こころの健康」、「歯の健康」、「たばこ」、「アルコール」、「生活習慣病(糖尿病・循環器疾患・がん)」の7分野を設定しました。各分野における「めざすべき姿」は以下のとおりです。
- 栄養・食生活安全な食材をバランスよく、1日3食、腹八分目、楽しくおいしく食べる。
- 身体活動・運動自分に合った運動が継続できる。楽しくウォーキングをすることができる。
- 休養・こころの健康こころの余裕をもち頑張りすぎない。十分睡眠がとれる。
- 歯の健康生涯にわたり、自分の歯で食べられるように歯を大切にする。
- たばこ妊婦・未成年者は絶対にたばこを吸わない。受動喫煙の機会をなくす。
- アルコール適量飲酒に心がける。妊婦・未成年者は絶対飲酒しない。
- 生活習慣病(糖尿病・循環器疾患・がん)
【糖尿病】肥満に気をつけて適度な運動をする。
【循環器疾患】定期的な血圧測定をする。
【がん】がん検診を受ける。
2 一宮市の現状
(1) 人口等の動向
本市の人口割合を年齢別に見ると、65歳以上の老年人口は大きく増加し続けて、平成22年の高齢化率は22.0パーセントとなっています。一方、15歳~64歳の生産年齢人口と0歳~14歳の年少人口は減少を続けています。また、出生数と死亡数は、全国の傾向と同様、出生数は減少傾向にあり、死亡数は増加傾向にあります。
(2) 疾病等の状況
本市の平均寿命は、平成22年現在、男性79.58歳、女性85.79歳です。死因別死亡状況は、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の3大死因割合が全体の56.1パーセントとなっています。
(3) 市民アンケート調査結果(抜粋)
健康だと思うかについては、「そう思う」(29.4パーセント)と「どちらかといえばそう思う」(47.0パーセント)を合わせた76.4パーセントが"そう思う"と回答しています。一方、"そう思わない"(「そう思わない」と「どちらかというとそう思わない」の合計)は22.0パーセントとなっています。平成17年時と比較すると、「そう思わない」と答えた方の割合が減っています。また、本市が平成19年から「健康日本21いちのみや計画」を策定し、その計画を推進していることを知っているかについては、「いいえ」との回答が84.3パーセントを占め、「はい」との回答は12.0パーセントにとどまっています。
3 中間評価
平成19年3月の計画策定時に目標とした7分野72指標について、市民アンケート調査を始め各種統計データ及び事業実績データなどにより、基準値(策定時の値)と直近値(中間評価時の値)との比較を行い評価をしました。
全体の結果は、「A(達成)」が28指標(38.9パーセント)、「B(改善傾向)」が16指標(22.2パーセント)となり、「A(達成)」と「B(改善傾向)」を合わせた44指標(61.1パーセント)で一定の改善が見られました。反対に、改善が見られず「D(悪化)」となったのは、18指標(25.0パーセント)でした。
4 分野別評価及び今後の取り組み
「栄養・食生活」、「身体活動・運動」、「休養・こころの健康」、「歯の健康」、「たばこ」、「アルコール」、「生活習慣病(糖尿病・循環器疾患・がん)」の7つの分野について、現状と課題や今後の具体的な取り組み等を、以下の項目で整理しています。
- ライフステージ(乳幼児期、学童・思春期、青年・成人期、壮年期、高齢期)別のめざすべき姿
- 中間評価結果
- 現状と課題
- 具体的な取り組み個人・家庭の取り組み関係機関・地域等の取り組み行政の取り組み
- 数値目標
5 計画の推進
本計画では、市民一人ひとりが主体的に健康づくりに取り組める環境づくりを推進していきます。計画の推進にあたっては、市民の主体的な取り組みとともに、それをサポートする地域、関係団体、関係機関、そして行政が相互に連携し、具体的目標に向けて、それぞれが積極的、効果的に取り組んでいくことができるよう努めます。
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