帯状疱疹
ページID 1060142 更新日 2025年5月1日 印刷
一宮市では、「帯状疱疹ワクチン定期接種」と「帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成」を行っています。
帯状疱疹予防接種の定期接種化(予防接種法に基づき一宮市が主体となって実施する接種)について
国の方針により、2025年4月1日から帯状疱疹予防接種が定期接種に位置づけられます。
2024年度に開始された帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成は2025年度も継続となりますが、今後助成を利用される場合は以下の点に注意してください。
- 帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成を利用した方は、原則、2025年4月1日から始まる定期接種の対象外となります。
- 帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成を利用した接種と定期接種では、自己負担額が異なります。
- 任意接種と定期接種では、予防接種により健康被害が起こった際に利用できる制度が異なります。
- 定期接種:予防接種健康被害救済制度を利用して市に請求します。
- 任意接種:医薬品副作用被害救済制度を利用して独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に対して請求します。
帯状疱疹について
帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
また、予防接種には「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類のワクチンが使われています。ワクチンの種類により接種回数や接種方法、効果、副反応などに違いがありますのでご注意ください。
生ワクチン (乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」) |
不活化ワクチン (乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」) |
|
---|---|---|
接種回数 | 1回 | 2回 |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
接種スケジュール |
ー |
通常、2カ月以上の間隔を置いて2回接種 ※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1カ月まで短縮できます。 |
接種できない方 | 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種できません。 | 免疫の状態に関わらず接種可能です。 |
接種に注意が必要な方 | 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3カ月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6カ月以上置いて接種してください。 | 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。 |
効果 | 接種後1年時点:6割程度の予防効果 接種後5年時点:4割程度の予防効果 |
接種後1年時点:9割以上の予防効果 接種後5年時点:9割程度の予防効果 接種後10年時点:7割程度の予防効果 |
副反応 | 30%以上:発赤* 10%以上:そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結* 1%以上:発疹、倦怠感 |
70%以上:疼痛* 30%以上:発赤*、筋肉痛、疲労 10%以上:頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状 1%以上:そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛 |
*ワクチンを接種した部位の症状
ワクチン接種後には副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
帯状疱疹ワクチン定期接種
2025年4月1日から帯状疱疹予防接種が定期接種に位置づけられます。
2025年度の対象者
一宮市民で、次の1、2、3のいずれかの条件を満たす方
- 2025年度に65歳となる方
65歳 1960(昭和35)年4月2日生~1961(昭和36)年4月1日生 - 接種時に60歳以上65歳未満(60歳の誕生日の前日~65歳の誕生日の前日)の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方(身体障害者手帳において免疫機能障害1級をお持ちの方、またはそれに相当する方)
- 2025年度に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上となる方
70歳 1955(昭和30)年4月2日生~1956(昭和31)年4月1日生
75歳 1950(昭和25)年4月2日生~1951(昭和26)年4月1日生
80歳 1945(昭和20)年4月2日生~1946(昭和21)年4月1日生
85歳 1940(昭和15)年4月2日生~1941(昭和16)年4月1日生
90歳 1935(昭和10)年4月2日生~1936(昭和11)年4月1日生
95歳 1930(昭和5)年4月2日生~1931(昭和6)年4月1日生
100歳以上 1926(大正15)年4月1日以前生
※2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方も対象となります。100歳以上の方については、2025年度に限り全員対象となります。
※1、3の方に対しては、2025年4月中旬に案内はがきを送付しますので、2026年3月31日までに接種してください。過去に帯状疱疹ワクチンを接種していると市が把握している方は、はがきの送付対象から除きます。
※帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成の利用有無を問わず、帯状疱疹予防接種を完了している方は1~3の対象者の条件を満たしていても定期接種の対象外となります。
実施期間
2025年4月1日~2026年3月31日
接種回数・一部負担金
ワクチンの種類 | 接種回数 | 一部負担金 | |
---|---|---|---|
生ワクチン | 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 | 1回 | 3,000円 |
不活化ワクチン | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」 | 2回 | 1回あたり7,000円 |
※生活保護世帯の方は、一部負担金が免除になります。事前に生活福祉課で「生活保護証明書」の発行を受けて、医療機関にお持ちください。生活保護証明書は1回の接種につき1枚必要です。
持ち物
- 対象者1、3の方
- 案内はがき
- マイナンバーカードなど年齢と一宮市に住民登録があることがわかる公的書類
- 接種済証など過去の帯状疱疹予防接種の接種履歴がわかるもの(未接種の方は不要)
- 対象者2の方
- 身体障害者手帳(1級相当の方は診断書等の対象であることがわかるもの)
- マイナンバーカードなど年齢と一宮市に住民登録があることがわかる公的書類
- 接種済証など過去の帯状疱疹予防接種の接種履歴がわかるもの(未接種の方は不要)
※はがきを無くされた方や一宮市へ転入されはがきが発行されていない方、不活化ワクチン2回目のみが未接種ではがきが発行されていない方などは以下の申請フォームからお申込みください。
接種方法
市内予防接種協力医療機関に予約し、先述の持ち物をお持ちになり、接種を受けてください。
市内予防接種協力医療機関で接種を受ける場合、保健所での手続きは不要です。
※市外の医療機関で接種を希望される場合は、接種を希望する3週間前までに以下の申請フォームからお申込みください。
市内予防接種協力医療機関
帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成(希望者が任意で行う接種)
一宮市では2024年6月1日接種分から帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部を助成しています。
任意接種により接種を完了した方は、定期接種の対象外となりますので、ご注意ください。
2025年度の対象者
下記1から5のすべてに該当する方
- 接種日に一宮市に住民登録がある
- 接種日に50歳以上である
- 帯状疱疹ワクチン定期接種の年齢要件に該当しない
- 過去に帯状疱疹ワクチン定期接種を完了していない
- 過去に帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成制度を利用したことがない
実施期間
2025年4月1日~2026年3月31日
助成額
5,000円(上限)
助成回数
1人につき1回限り
※ 生ワクチン(1回接種)、不活化ワクチン(2回接種)のいずれも1回分のみの助成です。
持ち物
- マイナンバーカードなど年齢と一宮市に住民登録があることがわかる公的書類
- 接種済証など過去の帯状疱疹予防接種の接種履歴がわかるもの(未接種の方は不要)
接種方法
- 市内予防接種協力医療機関へ予約をする。
- 医療機関にある「一宮市帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用助成申請書」を記入し、接種を受ける。
- 接種後、接種費用から先述の助成額を引いた金額を医療機関へ支払う。
市内予防接種協力医療機関
※ 市内予防接種協力医療機関以外での接種は助成の対象になりません。
任意接種について
予防接種法に基づかない任意予防接種は、必ず受けなければならないものではありません。接種する際は、医師から十分な説明を受けた上で接種してください。
健康被害が発生した場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となります。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
保健予防課 保健予防グループ
〒491-0867 愛知県一宮市古金町1丁目3番地 一宮市保健所1階
電話:0586-52-3854 ファクス:0586-24-9388
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。