帯状疱疹

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ページID 1060142  更新日 2025年8月5日 印刷 

一宮市では、帯状疱疹ワクチンの「定期接種」と「任意接種費用の一部助成」を行っています。

帯状疱疹について

帯状疱疹は、過去にかかった水ぼうそう(水痘)の原因であるウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、その後も体の中に潜み続け、疲労やストレスなどによって自身の免疫力が低下することにより、体内のウイルスが再活性化することでおこる皮膚の病気です。

症状は体の左右、どちらかの神経に沿って帯(おび)状に痛みを伴う赤い発疹(ほっしん)や水ぶくれが3~4週間ほど続きます。発疹が消えた後も痛みが残る神経痛(帯状疱疹後神経痛)が3カ月以上続き、日常生活に支障をきたすこともあります。

帯状疱疹は、毎年約60万人が発症し、70歳代で発症する方が最も多く80歳までに約3人に1人が経験すると推定されています。
そのうち、50歳以上の方の約2割が神経痛を引き起こすといわれています。

帯状疱疹予防接種は、2025年4月から定期予防接種のB類に位置づけられ、帯状疱疹予防として効果的です。

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹予防接種に使用するワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類あります。
ワクチンの種類により接種可能な方、接種回数や接種方法、効果、副反応などに違いがあります。
どのワクチンを接種するかご自身の体調をよく知っている医師とご相談のうえ接種をうけてください。
また、接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

帯状疱疹ワクチンの種類

 

生ワクチン

(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)

不活化ワクチン

(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」)

接種回数

1回 2回

接種方法

皮下注射 筋肉内注射

接種スケジュール

通常、2カ月以上の間隔を置いて2回接種

※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1カ月まで短縮できます。

接種できない方

病気や治療によって、免疫が低下している方は接種できません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。

接種に注意が必要な方

輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3カ月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6カ月以上置いて接種してください。 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。

予防効果

接種後1年時点:6割程度
接種後5年時点:4割程度

接種後10年時点:ー

接種後1年時点:9割以上
接種後5年時点:9割程度
接種後10年時点:7割程度
帯状疱疹後神経痛への予防効果 接種後3年時点:6割程度

接種後3年時点:9割以上

副反応

30%以上:発赤*
10%以上:そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結*
1%以上:発疹、倦怠感
※稀にアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎がみられることがあります。

70%以上:疼痛*
30%以上:発赤*、筋肉痛、疲労
10%以上:頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上:そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

※稀に組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

*ワクチンを接種した部位の症状

2025年4月1日から帯状疱疹予防接種が定期接種(予防接種法に基づき一宮市が主体となって実施する接種)となりました。

国の方針により、2025年4月1日から帯状疱疹予防接種が定期接種に位置づけられました。
2024年度に開始された「帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成」(以下「任意助成」という。)は2025年度も継続となりますが、今後助成を利用される場合は以下の点に注意してください。

  • 任意接種(任意助成を利用した接種を含む全額自費での接種)によって帯状疱疹予防接種を完了した方は、定期接種の対象外となります。
  • 定期接種の対象年齢の方は、定期接種の対象年度は任意助成を受けることができません(翌年度以降であれば任意助成を受けることは可能です。)。
  • 任意助成を利用した接種と定期接種では、自己負担額が異なります。
  • 任意接種と定期接種では、予防接種により健康被害が起こった際に利用できる制度が異なります。
     定期接種:予防接種健康被害救済制度を利用して市に請求します。
     任意接種:医薬品副作用被害救済制度を利用して独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に対して請求します。
  • 詳細は以下の「定期接種」「任意接種費用の一部助成(希望者が任意で行う接種費用の一部助成)」に記載の内容をご確認ください。

定期接種

2025年度の対象者

一宮市民で、次の1、2、3のいずれかの条件を満たす方

  1. 2025年度に65歳となる方

    2025年度年齢

    対象の生年月日

    65歳

    1960(昭和35)年4月2日生~1961(昭和36)年4月1日生

  2. 接種時に60歳以上65歳未満(60歳の誕生日の前日~65歳の誕生日の前日)の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方(身体障害者手帳において免疫機能障害1級をお持ちの方、またはそれに相当する方)
  3. 2025年度に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上となる方

    2025年度年齢

    対象の生年月日

    70歳

    1955(昭和30)年4月2日生~1956(昭和31)年4月1日生

    75歳

    1950(昭和25)年4月2日生~1951(昭和26)年4月1日生

    80歳

    1945(昭和20)年4月2日生~1946(昭和21)年4月1日生

    85歳

    1940(昭和15)年4月2日生~1941(昭和16)年4月1日生

    90歳

    1935(昭和10)年4月2日生~1936(昭和11)年4月1日生

    95歳

    1930(昭和5)年4月2日生~1931(昭和6)年4月1日生

    100歳以上

    1926(大正15)年4月1日以前生

    ※2025年度から2029年度内に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方は、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる年度に定期接種の対象となります。
    (例:2025年4月2日に69歳となる方 2026年4月2日に70歳となるため、2026年度に定期接種の対象となる。)
    ※2025年3月31日時点で100歳以上の方(1925年4月1日生まれ以前の方)については、2025年度に限り全員対象となります。

※1、3の方に対しては、2025年4月中旬に案内はがきを送付しました。実施期間内に接種をうけてください。2025年4月9日時点で、市が過去に帯状疱疹ワクチンを接種していると把握している方は、はがきの送付対象から除いています。
※定期接種、任意接種(帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成の利用有無は問わない)によって帯状疱疹予防接種を完了している方は1~3の対象者の条件を満たしている場合でも定期接種の対象外となります。
※対象者の方ではがきが届いていない方のうち、定期接種を希望する方は以下の申請フォームからはがきの発行申請を行ってください。一宮市に転入した方やはがきを紛失した方も同じフォームで発行申請を行うことができます。

2025年度の実施期間

2025年4月1日~2026年3月31日

接種回数・自己負担金

ワクチンの種類 接種回数 自己負担金
生ワクチン 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 1回 3,000円
不活化ワクチン 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」 2回 1回あたり7,000円

※生活保護世帯の方は、自己負担金が免除になります。事前に生活福祉課で「生活保護証明書」の発行を受けて、医療機関にお持ちください。生活保護証明書は1回の接種につき1枚必要です。
※帯状疱疹予防接種を任意接種(全額自費)で接種する場合、生ワクチンは7,000~13,000円、不活化ワクチンは20,000~30,000円かかります。なお、接種費用は医療機関によって異なります。

持ち物

  • 対象者1、3の方
    • 案内はがき
    • 身分証明書(マイナンバーカードなど氏名、住所、生年月日が確認できる公的書類)
    • 接種済証など過去の帯状疱疹予防接種の接種履歴がわかるもの(未接種の方は不要)
  • 対象者2の方
    • 身体障害者手帳または診断書など身体障害者1級相当であることがわかる書類
    • 身分証明書(マイナンバーカードなど氏名、住所、生年月日が確認できる公的書類)
    • 接種済証など過去の帯状疱疹予防接種の接種履歴がわかるもの(未接種の方は不要)

※対象者ではあるが、はがきをお持ちでない方(例:紛失、転入、不活化ワクチン2回目のみ未接種の場合等)は以下の申請フォームからお申込みください。

接種方法 ※市内予防接種協力医療機関で接種する方は保健所での事前申請はありません。

市内予防接種協力医療機関に予約し、先述の持ち物をお持ちになり、接種を受けてください。

※市外(愛知県内に限る。)の医療機関で接種を希望される場合は、接種を希望する3週間前までに以下の申請フォームからお申込みください。

市内予防接種協力医療機関

健康被害に対する救済措置

定期予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償があります。
その障害が予防接種によるものか、別の要因によるものかの因果関係を国の審査会にて審査し、予防接種によるものと認定された場合に補償を受けることができます。

帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成(希望者が任意で行う接種費用の一部助成)

一宮市では2024年6月1日接種分から帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部を助成しています。
※任意接種により接種を完了した方は、定期接種の対象外となりますので、ご注意ください。

2025年度の対象者

次の1~5のすべてに該当する方

  1. 接種日に一宮市に住民登録がある
  2. 接種日に50歳以上である
  3. 帯状疱疹ワクチン定期接種の対象年齢ではない
  4. 過去に帯状疱疹ワクチン定期接種を完了していない
  5. 過去に帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成制度を利用したことがない

※現在、帯状疱疹予防接種を完了している方の再接種は国の薬事承認がされていません。
 帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成制度においては、再接種は、接種医が必要であると判断し、接種を希望する方が接種の必要性、効果、副反応および安全性について理解し、同意する場合のみ利用することができます(助成対象は上記1~5のすべてに該当する方です)。

2025年度の実施期間

2025年4月1日~2026年3月31日

助成額

5,000円(上限)

※帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成を利用せず接種する場合、生ワクチンは7,000~13,000円、不活化ワクチンは20,000~30,000円かかります。なお、接種費用は医療機関によって異なりますので、市内予防接種協力医療機関にお尋ねください。

助成回数

1人につき1回限り

※ 生ワクチン(1回接種)、不活化ワクチン(2回接種)のいずれも1回分のみの助成です。

持ち物

  • 身分証明書(マイナンバーカードなど氏名、住所、生年月日が確認できる公的書類)
  • 接種済証など過去の帯状疱疹予防接種の接種履歴がわかるもの(未接種の方は不要)

接種方法 ※保健所での事前申請はありません。

  1. 市内予防接種協力医療機関へ予約をする。
  2. 医療機関にある「一宮市帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用助成申請書」を記入し、接種を受ける。
  3. 接種後、医療機関が定める接種費用から5,000円(上限)を引いた金額を医療機関へ支払う。

市内予防接種協力医療機関

※ 市内予防接種協力医療機関以外での接種は助成の対象になりません。

任意接種について

予防接種法に基づかない任意接種は、必ず受けなければならないものではありません。接種する際は、医師から十分な説明を受けた上で接種してください。

健康被害に対する救済措置

任意接種で健康被害が発生した場合は、救済方法は定期接種とは異なります。
任意接種は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となります。

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このページに関するお問い合わせ

保健予防課 保健予防グループ
〒491-0867 愛知県一宮市古金町1丁目3番地 一宮市保健所1階
電話:0586-52-3854
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