性感染症について

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ページID 1040419  更新日 2022年10月31日 印刷 

性感染症について

1 性感染症とは

 性感染症は、性的接触により誰もが感染する可能性がある感染症です。
 感染しても、無症状又は症状が軽くて気付かないことが少なくなく、また気付いていても気後れするなど、受診に結び付き難い問題点があります。
 このような治療の遅れ等により、不妊等の後遺症、がんの発生、HIVに感染しやすくなる等の重篤な合併症の危険性、更に女性が感染した場合には母子感染も懸念されます。
 性感染症は、早期発見・早期治療により、重症化や感染拡大が防止できます。
 性感染症の予防には、正しい知識とそれに基づいた行動が重要です。
 
一宮市保健所ではHIV・梅毒の無料匿名検査を実施しています。詳細は下のリンクをご覧ください。

2 性感染症(5類感染症・定点把握疾患)の現状

 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下「感染症法」という。)に基づき、全国の指定医療機関(定点)から4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ及び淋菌感染症)について、年齢帯別、性別の患者数が届け出られます。
 2020年の届出状況によると、これらの4つともに、男女に関わらず20代の患者数が最多であり、性感染症は若い人たちを中心とした病気であると言えます。

3 梅毒

 梅毒の流行が続いています。
 感染症法に基づき全国から届け出られた梅毒の患者数は、2022年10月末で10,000件を超え、既に2021年の7,875件を超えています。
 性別、年齢別の傾向について、2020年の届出状況によると、女性では20代の患者が特に多いのに対し、男性では幅広い年代で患者が発生していました。
 梅毒は、早期から正しく治療すれば治すことができますが、治療をしなくても一旦症状が消失するなど、治療を放置したり、完治を確認せずに中断してしまう危険性があります。
 治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
 感染の疑いがある場合や疑わしい症状がある場合は、早めに医療機関へ受診し、早期発見・早期治療に努めましょう。

梅毒パンフレット

4 HIV感染症・エイズ

 HIV(Human Immunodeficiency Virus)はヒトの免疫細胞に感染するウイルスです。
 体内でHIVが増殖して免疫細胞を破壊していった結果、免疫が機能しなくなり、普段はかかることがない様々な病気にかかるようになった状態(症状)がエイズ(後天性免疫不全症候群)です。
 近年、新たなHIV感染者数は減少傾向ですが、エイズが発症して初めてHIVに感染していたことに気付く「いきなりエイズ」率が約3割あり、注意が必要です。
 年齢別、性別の傾向について、2021年の届出状況によると、年齢別では新たなHIV感染者は20~40代が、新たなエイズ患者は30~50代がそれぞれ多くを占め、性別ではともに95%以上が男性でした。
 HIV感染症も、適切な予防策をとることで予防が可能であり、感染した際にエイズの発症を防止するためには、早期発見と早期治療が重要です。

5 参考資料・リンク

 個々の性感染症の詳しい説明、若い方向けの資料、保健所の血液検査等が掲載されています。

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保健予防課 生活衛生グループ
〒491-0867 愛知県一宮市古金町1丁目3番地 一宮市保健所1階
電話:0586-52-3855 ファクス:0586-24-9388
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。