COPD(慢性閉塞性肺疾患)について知ろう!
ページID 1058223 更新日 2024年8月22日 印刷
COPDとは?
慢性閉塞性肺疾患と言われる、肺への空気の通りが悪くなり、呼吸がしにくくなる病気です。長期間の喫煙により発症することから「肺の生活習慣病」と言われています。
毎年1万5000人以上の方がCOPDで亡くなっています。
COPDの症状
- 階段の上り下りなど、少しの動作で息切れがする
- 咳(せき)や痰(たん)が続く
- 呼吸をする時にゼイゼイ・ヒューヒューと音がする
COPDは気づかないうちに進行していきます
COPDの症状は、はじめは咳や痰が出る程度であり、本人が気づかないうちに進行していきます。「咳(せき)や痰(たん)がでるのはいつものこと」、「年のせい」と思って、COPDを見過ごしてしまうこともあります。
COPDを治療せずに放置すると、階段や坂道をのぼるといった、ちょっとした日常生活での運動でも息切れが出てきます。重症になると、安静時でも息切れするようになり、日常生活を送るために酸素吸入器が必要になる場合もあります。
COPD集団スクリーニング質問票
COPDは、少しでも早く病気に気がつき、治療を行うことが大切です。
COPDの可能性があるかどうかチェックしてみましょう。
以下の質問に対して、ご自身に最もあてはまる回答を選択してください。
質問 | 回答(0点) | 回答(1点) | 回答(2点) | |
---|---|---|---|---|
(1) | 過去4週間にどのくらいの頻度で息切れを感じましたか? | まったく感じなかった、数回感じた | ときどき感じた | ほとんどいつも感じた、ずっと感じた |
(2) | 咳をした時、粘液や痰などが出たことがこれまでにありますか? | 一度もない、たまに風邪や肺の感染症にかかった時だけ | 1カ月のうち数日、1週間のうち、ほとんど毎日 | 毎日 |
(3) | 呼吸に問題があるため、以前に比べて活動しなくなった。(過去12カ月であてはまるもの) | まったくそう思わない、そう思わない、何ともいえない | そう思う | とてもそう思う |
(4) | これまでの人生で、たばこを少なくとも100本は吸いましたか? | いいえ、わからない | はい | |
(5) | 年齢はおいくつですか? | 35~49歳 | 50~59歳 | 60~69歳、70歳以上 |
合計点が4点以上の場合、あなたの呼吸の問題はCOPDが原因かもしれません。早めに医師に相談しましょう。
COPDの予防・治療
COPDの予防・治療で最も大切なことは、禁煙です。
さらに適切な薬物治療・非薬物治療(適切な生活習慣、日々の運動習慣など)により、病気の進行をできる限り食い止め、健康的なライフスタイルを維持することができます。
保健センターの禁煙支援
保健センターの禁煙支援を利用することができます。希望の方は保健センターへ電話でお申し込みください。
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