水道水における有機フッ素化合物(PFAS)について
ページID 1055420 更新日 2025年5月30日 印刷
有機フッ素化合物(PFAS) とは・・・
有機フッ素化合物のうち、「ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物」を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASの中でも、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、幅広い用途で使用されてきました。
使用例
PFOS:半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤など
PFOA:フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤など
2020(令和2)年に厚生労働省は水道水について、PFOS及びPFOAを水質管理目標設定項目※1に位置づけ、当時の科学的知見に基づき安全側に立った考え方を基に、PFOSとPFOAの合計値で1リットルあたり50ナノグラム(50ng/L)※2以下とする暫定目標値※3を定めました。
また、環境省は、2026(令和8)年4月より水質管理目標設定項目から水質基準項目※1に格上げする方針で、関係する法令改正の準備を進めています。
現時点においても、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについてはいまだ確定的な知見がなく、国際的に様々な知見に基づく検討が行われています。
一宮市の対応
一宮市上下水道部は、水道水の有機フッ素化合物について自ら行う水質検査で監視を行っています。これまでの水質検査結果はすべて暫定目標値を下回っていることを確認しており、市公式ウェブサイトにて公表しています。
水質検査で得た結果を基に柔軟かつ早急な対応ができる体制で水道水の供給を行っていますので、安心して水道水をご利用ください。
(注釈)
※1
水質基準項目:法令により、水道水が適合しなければならない項目。水質検査が義務付けられる。
水質管理目標設定項目:水道水の水質を管理する上で留意すべき項目。
(それぞれの詳細は下記の関連情報リンク先をご覧ください)
※2 ナノグラム(ng/L)とは、水1リットル当たり10億分の1グラムの物質を含むことを表します。
※3 暫定目標値とは、ヒトが生涯にわたり毎日2リットルを飲用しても問題がないとされる数値です。
関連情報
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