朝市の1年:2017年【一宮市女性農業者会議:真清田門前朝市】
ページID 1018445 更新日 2024年5月1日 印刷
一宮市女性農業者会議が行う真清田門前朝市の様子を紹介します。
朝市は毎週土曜6時頃から商品がなくなるまで本町商店街幼稚園駐車場で開催しています。
1月
季節の農産物
卵は冬がおいしいって知っていましたか?
卵を産んでくれる鶏も、人と同じように、夏には暑さのため、水をよく飲み、餌を食べる量が落ちてしまうので、夏の卵は冬より水分を多く含みます。
一方、冬は、鶏が飲む水の量が夏より少なく、餌もよく食べるので、濃厚でおいしい卵になるのです。
また、小寒(1月5日頃)から節分(2月3日頃)までの寒の内に生まれた卵は寒卵、特に大寒(1月20日頃)に生まれた卵は大寒卵と呼ばれ、風水では金運が上がると言われ縁起がよいとされています。
2月
季節の農産物
一宮市では9月下旬から5月下旬までほうれん草が収穫されますが、最もおいしい季節は2月になります。
旬のほうれん草は、アクが少なく、甘みがあるため、おひたしやしゃぶしゃぶなど、素材の味を感じられるシンプルな食べ方がおすすめです。
また、この時期のほうれん草は、栽培時期に害虫が発生しにくいため、より減農薬で栽培することができ、安心・安全なのも嬉しいですね。
3月
季節の農産物
わけぎは、分けつ(根元から枝分かれすること)性のネギと分球(球根が分かれること)性のタマネギ(エシャレット)の交雑種で、3月上中旬から4月上中旬まで収穫されます。
味噌との相性がよく、イカやタケノコなどと一緒に味噌和えにしたり、味噌汁に入れたりするのがおすすめです。ネギの代わりに様々な料理にお使いいただくこともできます。
わけぎ(分葱)という名前のとおり、盛んに株分かれして増えることから、昔は、ひなまつりに、子孫繁栄を願い、ぬた(酢味噌)和えにして食べられていたそうです。
4月
季節の農産物
春を代表する野菜の一つにふきがあります。同じく春が旬の筍と一緒に煮付ければ、春の香りが楽しめます。ふきは油と相性がよいので、油揚げを入れるのもおすすめです。白しょうゆを使うと色がきれいに仕上がります。
ふきの一部の品種は愛知県の伝統野菜であり、ふきと筍と油揚げの煮付けは尾張地方の郷土料理でもあります。
5月
季節の農産物
収穫後に乾燥させてから出荷される晩生(栽培期間が長い)品種の玉ねぎに対して、収穫後すぐに出荷される早生(栽培期間が短い)品種のものを新玉ねぎと呼び、春の新玉ねぎは4月中旬から6月中旬まで収穫されます。
水分が多いため、あまり日持ちはしませんが、やわらかく、辛みが少ないのが特徴で、生食に向いています。会員さんの定番の食べ方は、薄くスライスして鰹節としょうゆをかけて。一手間かかりますが、トマトと長芋と一緒に細かく切ってめんつゆでいただくのもおすすめだそうです。
6月
季節の農産物
大豆を未成熟のうちに収穫したものを枝豆と呼びますが、大豆には様々な品種があり、枝豆と大豆、それぞれに適した品種があります。栽培時期も異なり、枝豆用は春に種をまいて夏に収穫し、大豆用は夏に種をまいて秋に収穫します。
鮮やかな緑色をいかして料理の彩りとして使ったり、ずんだ(ゆでてつぶし砂糖や塩などで調味したもの)にしたりもしますが、会員さんのお気に入りは、やはり手軽においしく食べられる塩ゆでとのことです。
7月
季節の農産物
夏が旬のスイカ。栽培技術の進歩などにより、一年中見かけるようになった農産物が多くある中で、スイカは季節を感じられる農産物の一つですね。甘く、水分を多く含むスイカは、おいしいだけでなく、暑い夏の水分補給にピッタリです。
会員さんは、とれたてのみずみずしいスイカが好きで、夜気で自然に冷やされたスイカを早朝に収穫し、一仕事終えた後、そのまま畑で食べるのが、ささやかなぜいたくなんだとか。
8月
季節の農産物
朝市では季節の果物も販売しています。8月から10月はいちじくの時季。愛知県のいちじく産地といえば西三河や知多が有名ですが、少し遠いので早取りしたものしか食べられません。一方、朝市のいちじくは一宮市産ですので、木で完熟したものをお楽しみいただけます。
生のいちじくが味わえるのはこの時季だけですが、ジャムなどの加工品は通年で販売しています。
9月
季節の農産物
秋の味覚として親しまれているさつまいもは、9月上旬から10月中旬まで収穫されます。普段は新鮮さが売りの朝市ですが、さつまいもは追熟させた方が甘みが増すため、収穫後2週間ほど置いてから食べるのがおすすめです。
さつまいもを厚めの輪切りにして、油を引いたフライパンで焼き、塩を振って食べるのが、会員さんの定番の食べ方。手軽にできて、冷めてもおいしいので、おかずにもおやつにもなっていいのだそう。また、里芋を煮る時にさつまいもを一緒に入れると、吹きこぼれを防ぐことができるそうです。
10月
季節の農産物
里芋は、古くから日本の風習の中で親しまれてきた食べ物で、親芋を中心に子芋、孫芋と増えていくことから、子孫繁栄をあらわす縁起のよい食べ物とされたり、お月見(旧暦8月15日)の際、この頃に収穫が始まる里芋がお供えされたことから、この日の月を芋名月と呼んだりします。
会員さんによると、定番の煮っ転がしはイカと一緒に炊くのがおすすめなんだそう。ほかには、蒸して甘味噌で田楽にしたり、おでんに入れたりするのが好きとのことです。
11月
季節の農産物
秋は実りの季節、新米の季節です。「あいちのかおり」は、「ハツシモ」と「ミネアサヒ」を交配して誕生した、愛知県を代表するお米の品種で、香るような芳純なおいしいお米ということから、この名前が付けられました。大粒ながら甘味があり、あっさりとした口当たりで、冷めてもおいしく食べられるのが特徴です。また、病気に強いため、少ない農薬で栽培できる、安全・安心なお米です。
12月
季節の農産物
寒い冬は、温かい鍋物が恋しくなる季節ですね。鍋物の定番の具材にあげられる白菜は、冬に旬を迎えます。冬野菜には、寒くなると糖度を上げることで凍りにくくなる性質があり、このことから、霜にあたると甘くなると言われています。
会員さんのおすすめは、鰹と昆布の合わせ出汁で、白菜ときのこ、肉なら鶏、魚なら鮭や鱈などを煮込んで、ポン酢でいただく水炊きだそうです。
出店会員
伊藤さん
野菜・果物・米・加工品(ジャム・漬物)
「野菜作りが長生きの秘訣です」
大島さん(ファーム大しま)
野菜・果物・加工品(いちじく・大豆 ほか)
「すべて我が家の手作りです」
大野さん(野田養鶏園)・冨田さん(Sayuri's chiffon)
卵・鶏肉・加工品(プリン・シフォンケーキ・ラスク)
「お客様のお声が直接聞ける朝市はとてもやりがいがあります。
“美味しい”を励みに頑張ります!!」
小川さん
野菜・加工品(漬物)
「新鮮でおいしいものをお客さんに届けられるよう頑張っています」
河合さん
野菜
「朝市でお客さんとの交流を楽しんでいます」
河合さん
野菜
「朝市が生きがいになっています」
川島さん
野菜・花き
「安心・安全な野菜作りを心がけています」
林さん
野菜・米・花き
「ほうれん草は私にお任せください」
水野さん
野菜・果物・米・加工品(漬物)
「少しでも長く続けていきたいです」
森田さん
野菜・果物・花き
「朝市でお客さんから元気をいただいています」
山口さん
野菜・米・花き
「畑仕事のおかげで健康でいられます」
関連情報
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