奨学金返還サポート補助金

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ページID 1055207  更新日 2023年11月30日 印刷 

補助金の目的

 少子化が長期化する中で、中小事業者が若手人材を確保することが難しくなってきています。
 一方で、大学等に通う若者の奨学金利用率は高止まりしており、その返還負担が重くなっています。

 そこで、中小事業者等と一宮市が協調して若手従業員の奨学金返還を支援する制度を導入し、中小事業者等の人材獲得競争力を向上させることで、若年者の定住促進と中小事業者等の経営基盤の強化を目指します。

補助金の概要

用語・定義

サポート対象者

次のすべてを満たす方

  • 一宮市内に在住
  • 中小事業者等に35歳までに正規雇用されている
  • 市内の事業所に勤務する
  • 奨学金等の返還を行っている
正規雇用

次のすべてを満たす雇用形態

  • 無期雇用
  • 1週間の所定労働時間が30時間以上で、通常の労働契約を締結
  • 雇用保険の被保険者である
  • 公的年金、健康保険に加入
奨学金等
サポート対象者(もしくはその保護者)が、サポート対象者の大学等への就学にあたって、独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)から貸与を受けた奨学金
大学等
大学(大学院を含む)、短期大学、高等専門学校、専修学校(修学年限2年以上の専門課程)
中小事業者等

下表に当てはまる法人か、個人事業者

中小事業者(法人)の定義

業種

定義

下記以外 資本金又は出資金が3億円以下、又は常時使用する従業員が300人以下
卸売業

資本金又は出資金が1億円以下、又は常時使用する従業員が100人以下

サービス業

資本金又は出資金が5千万円以下、又は常時使用する従業員が100人以下

小売業

資本金又は出資金が5千万円以下、又は常時使用する従業員が50人以下

医療法人、学校法人、NPO法人

常時使用する従業員100人以下

対象事業者
中小事業者等のうち、JASSOが提供する「代理返還システム(スカラKI)」を利用して奨学金等の返還を支援する制度を設けている事業者

スカラKIとは?

 JASSOが提供する代理返還システムです。スカラKIを利用し、サポート対象者に代わって奨学金の返還を行うことで、その分がサポート対象者からの口座引き落としされません。

返還支援のメリット

補助対象者(中小事業者等)

税制で有利

 スカラKIを利用して支援した額は、給与扱いとして損金に算入できます。
 また、「賃上げ促進税制」の対象に加えることも可能となり、中小企業の場合、雇用者全体の給与等支給額の増加額の最大40%を税額控除することができます。

求人PRで有利

 奨学金返還を支援することで、福利厚生の向上に注力していることを、JASSO・一宮市の双方から若手人材にPRします。(希望する場合に限る)

JASSO
  • スカラKIを利用し支援する事業者を、JASSOのウェブサイトに掲載します。
  • JASSOから大学等へ紹介します。
一宮市
  • スカラKIを利用し支援する事業者を、市ウェブサイトに掲載します。

サポート対象者(従業員)

税制で有利

 事業者に支援された返還額については、所得税は非課税となります。

手当として受け取ると?

 奨学金返還に係る手当てなどとして受け取った場合、給与との区分が難しいため、所得税等の課税対象となります。また、手当が加算されることで社会保険料の標準報酬月額が上がってしまう場合、さらに手取り収入が減ってしまう可能性もあります。

生活をサポート

 新卒採用から3年間は、住民税の徴収開始や社会保険料のアップ(標準報酬月額の変更)などにより、昇給分がほとんど相殺されてしまい、手取り収入がほとんど増えません。大学卒業まで奨学金を利用した場合、社会人1年目の10月から奨学金の返還がスタート。実質的な手取り収入が初任給のものを下回る時期が続きます。
 この期間を事業者と一宮市で協調して支援することで、若手人材の生活をサポートします。

補助金額・補助対象期間

 事業者が支援した額の2分の1を、36カ月間補助します。
 ※補助上限:15,000円×補助対象期間の月数
 

 

補助金申請の流れ

1.補助対象事業者の登録

 現状でサポート対象者となり得る方を雇用していなくても登録することが可能です。ただし、登録してから3年経過後の最初の4月1日の時点で、サポート対象者を雇用していない場合は、登録を廃止します。


 【提出書類】
 登録申請書(様式第1)
 

 【添付書類】
 <法人の場合>
 ・履歴事項全部証明書の写し(申請する3カ月以内に発行されたもの)
 ・法人事業概況説明書(直近の確定申告のもの)
 ・市内の事業所の所在が分かる資料(本店所在地が一宮市外の場合)

 <個人事業主の場合>
 ・開業届の写し
 ・所得税青色申告決算書の1・2枚目の写し(直近の確定申告のもの)
 ・市内の事業所の所在が分かる資料(主たる事業所が一宮市外の場合)

 

 ※登録内容に変更があるときは、事業者登録変更・廃止届出書(様式第7)を提出してください。

2.スカラKIを利用

  1. 返還支援対象者を決定後、JASSOに申請します。
  2. JASSOからスカラKIのIDとパスワードの発行を受けたら、スカラKIに事業者名、返還支援対象者の氏名、奨学生番号等を登録します。
  3. 奨学金返還額を参考に支援額を決め、スカラKIに金額を入力します。
  4. JASSOから払込取扱票の送付を受け、ゆうちょ銀行もしくはコンビニエンスストアから送金します。
  • 原則として、毎月の返還額と同額かそれ以上の金額での支援をお願いします。(毎月の返還額に満たない場合、利用できないことがあります)
  • 月ごとに決められた送金期日までに送金をお願いします。送金期日を過ぎると、並行して返還支援対象者からも引き落としがされることがあります。

3.補助金の申請

 毎年1月1日から1月31日までの期間に申請を受け付けます。

 【提出書類】
 ・補助金交付申請書(様式第3)
 ・様式第3別紙


 【添付書類】
 <事業者が準備するもの>
 ・雇用契約書の写し、または労働条件通知書の写し(初回申請時のみ)
 ・雇用保険、公的年金、健康保険に加入していることがわかるもの(初回申請時のみ)
 ・法人事業概況説明書または所得税青色申告書の1・2枚目の写し(直近の確定申告のもの)
 ・スカラKIによって奨学金等の返還支援をしたことがわかるもの

 <従業員が準備するもの>
 ・奨学金の種類、借入額、返還について確認できるもの

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このページに関するお問い合わせ

産業振興課 労政・融資グループ
〒491-8501 愛知県一宮市本町2丁目5番6号 一宮市役所本庁舎9階
電話:0586-28-9132 ファクス:0586-73-9135
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