非構造部材の落下防止対策について

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID 1002188  更新日 2018年1月17日 印刷 

 地震などによって建物が被災した時は、建物の倒壊など構造部分の損傷以外にも、外装材や窓ガラス、天井材といった非構造部材における破損や落下などが相次いでいます。
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災においても、外装材及び天井材の落下が数多く見られました。また、経年劣化により、外装材や広告板が落下し、歩行者が負傷する事故が起きています。
 つきましては、御自身が所有又は管理している建築物について、同様の事故の危険性がないか、目視での確認や建築士等の専門家に調査を依頼するなど、早急に点検を実施されますようお願いします。
 また、点検の結果、外壁等の落下の危険性がある場合は、下記の対策等を講じていただきますよう重ねてお願いします。

外装材

 タイル、石張り及びモルタルなどの外装材の剥離、欠損、ひび割れ、浮きなどがあると落下する恐れがあります。接着材を注入するか、部分補修(タイルの張替え、モルタルの塗り替え)をしてください。

窓ガラス

 昭和54年3月31日以前に着工された建築物で硬化性シーリングを用いたはめ殺しの窓は、地震の揺れにより割れやすいため、道路又は避難路に面して設置されている場合は落下し通行人に危害を与える恐れがあります。

改修方法

  • 飛散防止フィルムを貼る。
  • 網入りガラスに取り替える。
  • 弾性シーリング材に取り替える。

 その他の対策については、下記リンクをご参照ください。

天井材

 大規模空間のつり天井は、地震などの激しい揺れで接合金具が外れ、落下する恐れがあります。
 東日本大震災の際には、つり天井の崩落被害が東北や関東地方を中心に約2,000施設にも及んだことがわかっています。
 大規模な天井となる建物の多くは体育館等のスポーツ施設や劇場など不特定多数の人々が利用することが多く、その点でも十分な安全性を確保することが求められます。

 防止対策方法として、平成15年9月26日に発生した十勝沖地震での被害を受け、平成15年10月15日に国土交通省建築指導課長より技術的助言が出ていますので参考にしてください。

国土交通省技術的助言

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)
       

このページに関するお問い合わせ

建築指導課 建築安全推進グループ
〒491-8501 愛知県一宮市本町2丁目5番6号 一宮市役所本庁舎7階
電話:0586-28-8644 ファクス:0586-73-9215
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。