不法占用

放置車両の処理

　道路上に放置された自動車は、単に交通の支障になるだけでなく、周辺の環境に悪影響を及ぼす可能性があることから、全国的に社会問題になっています。最近はナンバープレートを外すだけでなく、車体番号を削るなどして所有者が判明しないようにしたり、判明しても所在不明であったりと悪質・巧妙化する傾向にあり、調査に日数がかかるなど、迅速な処理を阻む原因となっています。
　当市においても、警察の協力を得て所有者の把握に努めるとともに、所有者が不明とされたものについては、専門家・学識経験者などで組織される「一宮市放置自動車廃物判定委員会」において審査し、廃物として認定を受けたものから順次手続後、処分している状況です。道路管理上速やかに撤去するのが理想ですが、所有権や処分費用の問題から慎重に対応せざるを得ず、処分までには相当の期間がかかるのが実情です。