令和元年5月17日報道発表「妙興寺所蔵・国指定重要文化財 絹本著色仏涅槃図」の公開のお知らせ

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ページID 1029386  更新日 2022年1月14日 印刷 

報道発表日 2019年5月17日

妙興寺所蔵・国指定重要文化財「絹本著色仏涅槃図」について

 釈迦が入滅するときの情景を描いた涅槃図で、縦が3mを超える大幅であり、鎌倉時代の涅槃図としては、全国的に見ても大きな涅槃図です。中央の宝床上に釈迦が右手を折り曲げ顔の前に置いて、右脇を下にして横たわっています。その周囲を菩薩・仏弟子・天部など63体の人物が、象や獅子などの動物およそ51種50体ほど描かれています。本図は、画面の向かって左下に「泉涌寺」と読めそうな墨書があり、さらに表装裏面に「泉涌寺常住」と「涅槃像」と太字で墨書された紙2枚が貼られています。また室町時代における本図の由来と修理記録・奉加者を書いた紙3枚が貼られ、応仁の乱の頃に泉涌寺が火災に遭い、その後、この図が紛失したのを文明10年(1478)に長谷川道慶入道が買い求め泉涌寺に寄付したことが書かれています。制作年代を鎌倉時代13世紀と考えられ、制作当初は泉涌寺にありましたが、その後、妙興寺に伝来したことを確認できる、涅槃図の重要な作例といえます。(渡邉里志執筆「仏涅槃図」『愛知県史 別編 絵画』2011年、愛知県)

仏涅槃図
「仏涅槃図」(部分)

公開期間

令和元年5月24日(金曜日)・25日(土曜日)・26日(日曜日)

公開中の催し「絵解き」

【日時】令和元年5月25日(土曜日) 午後2時から午後3時まで

【講師】愛知教育大学 鷹巣 純 教授

【内容】「仏涅槃図」の絵解き

【定員】先着30名(午後1時から博物館受付にて整理券を配付) 観覧料必要

【備考】絵解き中でも「仏涅槃図」はご観覧いただけますが、講師の声がありますので、ご了承ください。

公開場所

一宮市博物館 特別展示室 (一宮市大和町妙興寺2390)

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料(常設観覧料を含む)

一般 200円(160円)

高校・大学生 100円(80円)

小・中学生 50円(40円)

※()内の団体料金は20人以上。受付にて、「団体観覧券交付申込書」にご記入いただきます。

※未就学児および一宮市内小・中学生は無料。市外小・中学生は土曜日無料。

※一宮市内在住の満65歳以上で、住所・年齢の確認できる公的機関発行の証明書等を提示された方は無料。

※身体障害者手帳・戦傷病者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳を持参の方(付添人1人を含む)は無料。

※博物館パスポートは、一宮市博物館の常設展示および特別展示を有効期間中何度でも観覧できます。発行から1年間有効です。

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このページに関するお問い合わせ

博物館管理課 博物館グループ
〒491-0922 愛知県一宮市大和町妙興寺2390
電話:0586-46-3215 ファクス:0586-46-3216
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。