2024年4月15日報道発表　「市内医療機関における日本脳炎ワクチンの誤接種について」

　日本脳炎ワクチン接種を実施している市内の1医療機関において、日本脳炎用の体外診断用医薬品の補助試薬を、市内在住の女児1人に対して誤って接種していたことが判明しました。

1.経緯

　4月10日（水曜日）、市内の医療機関から提出された3月接種分の予診票を確認した際、当該医療機関において、3月27日（水曜日）に誤接種が発生していたことが確認されました。

　市及び本事業の受託者である一宮市医師会では、4月11日（木曜日）、当該医療機関へ立入調査を実施し、原因究明と再発防止策を講じるよう指導しました。

2.対応状況

　市及び当該医療機関から保護者に連絡し、誤接種の説明と健康被害について確認を行いました。

　被接種者は、接種当日から翌日にかけて接種部位の腫脹がみられました。現在のところ特に症状はありませんが、引き続き、健康観察を続けてまいります。

3.発生原因

　当該医療機関において、日本脳炎用の体外診断用医薬品の補助試薬をワクチンであると誤認したことが原因です。

4.再発防止

　当該医療機関においては、ワクチン発注時及び納品時の確認、ワクチン接種作業の各段階における確認などチェック体制を強化してまいります。

　また、市においては、一宮市医師会と連携し市内医療機関に対して、事例の情報共有と予防接種に係る事故防止に向けて引き続き取り組んでいただくよう周知徹底を図ります。