平成25年度第2回 尾西地域審議会会議録

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ページID 1004395  更新日 2022年1月14日 印刷 

日時
平成25年9月30日(月曜日)午前9時55分~午前10時58分
場所
尾西庁舎西館2階 特別会議室
議題
  1. 子ども読書のまち宣言について
  2. 図書館利用者の状況について
  3. その他
出席者
委員:10名
行政側:市長、図書館長、図書館事務局長
事務局:尾西事務所長、総務管理課長、同副主監、同主査

(午前9時55分開会)
【尾西事務所長】
定刻より少し早いですが、皆様お揃いですので始めさせていただきます。皆様、本日は大変お忙しい中、ご出席いただきましてありがとうございます。ただいまから平成25年度第2回尾西地域審議会を開催させていただきます。
本日は、委員10名全員にご出席いただいております。会議の要件を満たしておりますので、ご報告させていただきます。
また、6月30日をもちまして岡田春雄様が地域審議会委員を辞任されましたので、その後任としまして8月30日付けをもちまして水谷守様にご就任いただき、ご出席いただいております。水谷委員さんから一言ごあいさつをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

【水谷委員】
皆さん、おはようございます。新しく尾西地域審議会に入らせていただきました水谷でございます。力不足ではありますけど、皆さんと一緒に勉強していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

【尾西事務所長】
ありがとうございました。
それでは、会議に入ります前に、市民憲章の唱和を吉田会長さんの先導により行いたいと思います。恐れ入りますが、皆様ご起立をお願いいたします。

【吉田会長】

(市民憲章唱和)

【尾西事務所長】
ありがとうございました。それではお手元の次第にそって会議に入らせていただきます。はじめに、谷市長よりごあいさつ申し上げます。

【谷市長】
 おはようございます。前回6月に開催をされました第1回の当審議会におきまして、競輪事業の廃止について少しお話をさせていただきました。ご記憶のことと思います。10月号の広報がそろそろお届けにあがっているかと思いますが、競輪事業の廃止についてご説明します、ということで「市民の皆様へ」という私の欄で普通は半ぺらなんですけど、今回は見開きで2ページを使いまして、いろいろ表を添えて説明をしてございます。4カ月たった訳でありますけど今の状況は議会の方では、当然反対の立場の方も若干でございますけどおいでになりますが、大勢的にはご理解をいただいているという風に思っております。
来年3月一杯で撤退をしたいと考えておりますので、それまでには廃止の条例を提案しなければいけません。これを議会でご承認いただいて、はじめて正式に撤退が決まるということになります。そのあとも1年間、つまり平成26年度一杯競輪場そのものは存在するということになります。いろんな事後処理がございまして、例えば国から還付金という形でお金が戻ってきたりとか、いろんな事がございます。そういう事もあって競輪場自体は存続するという事になります。そして、27年度をもって全て撤退という事になる訳です。
従事員の皆さん、あるいは競輪場の中でいろいろご商売をされている方もおいでになり、こういった方たちにとっては、まさに生活がかかった話でございますから、当然いろいろなご意見をいただいております。しかし、それはなかなか厳しいところでございまして、そこの話を聞いているとなかなか止められないという事になってくる訳でありますので、そこをご理解いただき、いろいろと機会を捉えてご説明をさせていただいているという段階であります。消費税が3%上がることも、どうやら本決まりのようでございまして、来年からは8%になる訳であります。これで以前もお話しましたように、競輪場としては出費の方が7,000万円プラスになる訳でありますので、その分どこかでカバーしないとその分がみんな赤字になっていくということになる訳で、なかなか厳しい時代になっていくんではないかと思っております。良いタイミングで撤退の判断をしたんではないかと今のところは考えておりますし、これからも進めてまいりますので、どうぞよろしくご理解の程お願いいたします。
今日は、図書館から来ておりまして、図書館についていろいろとご説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【尾西事務所長】
ありがとうございました。続きまして、吉田会長さんにお願いいたします。

【吉田会長】
 皆さん、おはようございます。平成25年度第2回尾西地域審議会を本日開催いたしましたところ、全員の方ご出席いただきまして、ありがとうございます。また、水谷さん、新しく審議会に加わっていただきまして、よろしくお願いいたします。
 本日は皆さんにご案内のとおり、議題1の「子ども読書のまち宣言について」と議題2番「図書館利用者の状況について」、3番「その他」については、9月議会においての尾西地区に関係する補正予算についての説明をします。市長さんがおいでになりますので、よろしくお願いいたします。

【尾西事務所長】
ありがとうございました。
それでは議事に入ります前に、事務局より「防犯一口広報」と「交通安全一口広報」をさせていただきます。

【総務管理課長】
「防犯一口広報」、「交通安全一口広報」

【尾西事務所長】
 それでは、本日の議事に移らせていただきます。会議の取り回しを会長にお願いいたします。

【吉田会長】
 早速議事に入ります。本日の議題1番と2番の説明のため、図書館事務局職員に出席をいただいております。
 それでは、議題1番「子ども読書のまち宣言について」を議題とします。
当局から説明をお願いいたします。

【図書館長】
 皆さん、おはようございます。一宮市立図書館長の杉山と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
「子ども読書のまち宣言について」ご説明をさせていただきます。市では、子ども読書活動の推進につきまして、平成19年2月に「一宮市子ども読書活動推進計画」を策定いたしまして、5年間の目標年次、これが24年度でございますけども、その年次に達したことに伴い、昨年12月に第2次の子ども読書活動推進計画を策定し、子ども読書活動を推進してまいりました。
そのさらなる推進のために、第2次の推進計画の始まりと同時に子ども読書のまち宣言に向けて検討を始めたところでございます。
具体的な経過につきましては、お手元に資料が配布をさせていただいております。資料ナンバー1をご覧いただきたいと思います。
1行目のみだしのことについてはの次のところになりますけども、子ども読書のまち宣言の実現に向けて、まず、子どもたちの意見を聞こうということから、平成25年2月、市内小中学校62校、公立は小学校42校と中学校19校、これに私立の大成中学校を加えた62校でございます。この全児童生徒を対象に、「い」「ち」「の」「み」「や」の各文字を頭にしました宣言文案を募集させていただきました。
その結果としまして、1,500件もの宣言文案が集まり、それを基に平成25年3月、ワークショップ形式で小中学生62名の皆さんによる「子ども読書サミット」を開催させていただき、子どもたち自身が大切と思う宣言文案を選定いたしました。
図書館事務局では、学校の先生方のお力添えをいただいて、子どもたちが自分たちで宣言を作ったという意識を持てるように、「子ども読書サミット」での活発な意見を中心にしまして、宣言文の素案を作成いたしました。その後、子ども読書活動推進懇話会が設置されておりまして、こちらの方でご議論いただき、別添のとおり子ども読書のまち宣言の案がまとまりました。
資料ナンバー1をはねていただきますと、その「子ども読書のまち宣言」の素案がございます。こちらの宣言の案がまとまったということでございます。
それで、市民意見提出制度により子ども読書のまち宣言の案を公表させていただき、7月1日から7月31日までの1カ月間、市民の皆さんの意見を募集させていただきました。結果としましては、ご意見の提出はございませんでした。したがいまして、この子ども読書のまち宣言の案を最終案として、10月の教育委員会に諮ったうえで、12月の市議会において議決をお願いする予定でございます。
この宣言文案をご覧いただきたいと思います。上から9行まででございますが、こちらの前段が前文でございまして趣旨などを記述させていただいております。後段の5つの文でございますけども、こちらが本文でございまして、子ども読書のまちとして目指す姿を「いちのみや」で韻を踏んで記述をさせていただいております。
この後段の本文の方でございますけども、こちらにつきましては子どもたちが、子ども読書サミットに出していただいたものを中心にまとめさせていただいています。まず、一番上は「わたしたちは、いつでも本を大切にし、いっぱい知識を学びます。」
2つ目としまして、「わたしたちは、ちいさいときから読書に親しみ、ちいきの人たちと本を通して交流します。」
3つ目が、「わたしたちは、のんびりと家族で本を楽しみ、のびのびとした豊かな心を育てます。」
4つ目が、「わたしたちは、みんなが気持ちよく本を読み、みんなの笑顔があふれる図書館にします。」
最後に、「わたしたちは、やっぱり本が好きといえる、やさしさと思いやりのある子ども読書のまちをつくります。」というように締めております。
家庭、地域、学校、図書館が一体となって子どもの自主的な読書活動を推進するという思いが、この中に入ってございます。
以上が子ども読書のまち宣言についての説明でございます。

【吉田会長】
ただいま当局から説明がありましたが、このことについて質問がありましたら、ご発言を願います。
質問も無いようでありますので、次の議題に移ります。
議題2番「図書館利用者の状況について」を議題とします。
当局から説明をお願いいたします。

【図書館長】
 それでは図書館について、こちらの方の議題としては「図書館利用者の状況について」ということになっておりますけども、図書館のご紹介をさせていただく時間を頂戴したということで、簡単に最近の図書館の状況と本年1月10日に尾張一宮駅前ビルにオープンしました中央図書館のご紹介をさせていただきたいと思います。
 まず、資料ナンバー2「図書館最近の10年」と表題のあるA4表裏1枚となっておりますけど、こちらの資料をご覧ください。図書館サービスは、4図書館、1分館、1配本所で行っています。この一番上の表の左に館名がございます。豊島図書館、途中から中央となっております。それから地域文化広場、これが配本所でございます。そして、尾西図書館、分館の尾西児童図書館、木曽川図書館、子ども文化広場図書館ということで、4図書館、1分館、1配本所と、それから車でもって1カ月39カ所のステーションを回っている移動図書館がございます。このような体制で図書館サービスを提供しております。
 全図書館の蔵書数でございますが、この蔵書数の表を見ていただきまして、一番下段に合計がございますが、一番右に25年3月末の数字がございます。約100万6千点ございまして、前年対比のとおり蔵書数は毎年増加をしております。
 図書購入費につきましては、その下のところに決算額ということで記載がございます。平成22年度と平成24年度の実績ですが、これも合計のところを見ていただきたいと思います。平成22年度が1億1千2百万円、平成24年度が1億5千5百万円となっておりますが、経常的には毎年7,625万円を予算計上いたしております。
 多くなった分につきましては、中央図書館用にと特別に上積みをして執行させていただいたものでございます。
 合併以後も、このように図書館の図書購入費としては毎年7,625万円計上して、新しい図書の購入を進めているところでございます。
 次に裏面をご覧いただきたいと思います。
 上段の表に貸出者数がございます。これも過去10年間の表でございますけど、一番右側の平成24年度下段の合計数をごらんいただきたいと思います。貸出者数は、昨年度約63万2千人となっております。経年的に見まして、平成22年度を除きまして増加をいたしております。
 下段の表の貸出点数でございますけども、これも一番右側の平成24年度合計欄になりますが、約251万1千点でございます。これも経年的に見ますと、平成22年度を除いて増加いたしております。
 この2つの貸出者数、貸出点数の平成22年度の減少の理由でございますが、図書館システムを改修したことに伴いまして、特別整理休館日を例年10日間取っていますが、この平成22年度につきましては15日間を要したことによって、減少したという状況でございます。一宮市の図書館の最近の状況は、このように年々蔵書数につきましても、貸出者数、貸出点数につきましても増加をしているということで、ご理解をいただければと思います。
 次に、中央図書館について、ご説明をさせていただきます。パンフレットを使ってご紹介をさせていただきたいと思います。お手元のパンフレットの裏面をご覧いただきたいと思います。この上の方に写真がございますけども、この写真にあります尾張一宮駅前ビル、愛称i-ビルと申しておりますが、この5階から7階に中央図書館がございます。
地図の下のところでございますけども、こちらの方に開館時間、休館日等の記載がございます。開館時間は午前9時から午後9時まで、休館日は第1・第3月曜日、祝休日の翌日、年末年始、特別整理期間といたしておりまして、年間で約320日の開館ということにしております。
駐車場・駐輪場につきましては、右の方に記載がございますが、図書館専用という訳ではございませんけど、i-ビルの駐車場として立体駐車場が147台、1階の平面駐車場が33台、合計で180台の駐車場がございます。図書館利用者につきましては、図書館のカウンターに駐車券を提出いただき、機械処理することで1時間まで無料とさせていただいております。
駐輪場につきましては、ビルの中に駐輪場が162台ございます。図書館の利用者につきましては、同様の手続きによりまして、2時間まで無料とさせていただいております。なお、学生、小学生等のご利用が多い夏休みなどの長期休業期間につきましては、高校生以下については8時間まで無料とさせていただいております。
それでは、具体的なご紹介に入らせていただきます。パンフレットを開いていただきますと、左から5階、真ん中に6階、右に7階ということで写真をつけてご紹介をさせていただいております。
まず、左の5階は児童書エリアとしまして、絵本、紙芝居、児童書などございまして、子どもたちが本に親しむための空間とさせていただいております。
子どもの目線に配慮した書架段数としまして、フロアの配色にも優しさと楽しさを取り入れております。おはなしのへやというのがございまして、それは左の写真の一番下にありますが、このおはなしのへやでは、ボランティアとの協働により土曜日・日曜日を中心にしまして、定期的な読み聞かせや各種催し物を開催させていただいております。
おはなしのへやの一番右側には、児童調べ学習室がございます。こちらには参考図書、辞書、辞典、百科事典といったものを沢山並べまして、子どもさんがこちらの部屋で自由研究でありますとか宿題とかができる学習室として、ご利用いただいております。
次に6階でございます。真ん中のところになりますけども、こちらは一般書、CD・DVD等の視聴覚資料、新聞・雑誌などがあるフロアでございます。小説や読み物を中心に配架をいたしております。新聞・雑誌コーナーでは、ゆったりくつろいで新聞や雑誌を読むことができる環境を提供させていただいております。
こちらも写真の一番下左側に学習室がありますが、160席用意をいたしております。これは学習に集中できるように、それぞれの机のところに仕切りをして集中できるような環境を整えております。大変好評でございまして、開館以来、土曜日・日曜日を中心にしまして、多くの一般の方、それから学生さんにご利用をいただいております。こちらは、中学生以上のご利用となっております。先ほどの児童調べ学習室は小学生以下の方で、ご利用いただいているという区分にさせていただいております。
学習室のすぐ右側に休憩室がございますけど、中央図書館ではこちらの方で唯一、飲食ができる場所として提供させていただいております。それから、その右側が雑誌コーナー、その上が新聞コーナーということで、こちらでは新聞・雑誌をゆったりとご覧いただくスペースとさせていただいております。
その右側には、AVブース、CD・DVDコーナーの写真がございます。こちらは特にDVDの視聴ということで、多くの方が朝から1日、人は変わりますがご利用いただいているということで、土曜日・日曜日には、ちょっと待っていただくこともある状況でございます。
次に一番右の7階でございます。7階は、一般書、参考図書、郷土資料といったものを中心に配架をさせていただいております。専門的な研究でありますとか、調査に役立つ図書を置きまして、図書館利用に関する問い合わせに対するカウンターも設けさせていただいております。
ビジネスに役立つ資料をそろえたビジネス支援コーナーでありますとか、繊維産業に関する資料をそろえたせんいコーナーを設けております。こちらの写真の中段にビジネス支援コーナーがあります。これは、i-ビルの中に商工会議所が設置しているビジネス支援センターが6階にございますけど、そちらとの連携を図るということで7階ではございますが、図書館の中にこのようなビジネス支援コーナーを設けました。ビジネス関係書籍を多く置くと共に、ビジネス関係のパンフレットをこちらに配架をさせていただいて、ご利用の方の利便に供しているという状況でございます。
その右側に持込パソコン室がございます。こちらには、ビジネス関係で資料を作成したりされる方に、ご利用いただけるようなスペースとして、ご自分のパソコンを持ち込んでいただき電源を提供させていただいて、こちらで仕事をしていただいたりというようなことも可能とさせていただいております。
こちらのパンフレットには、掲載がございませんけども、屋上には約30万冊が収容可能な閉架書庫がございます。これは、5階、6階、7階からコンピューター操作によって、各階での図書の取り出し、収納が可能となっており、自動で図書が取り出せるシステムになっております。本が1冊で出てくるわけではなくて、40冊程入ったコンテナを呼び出し、その中からご利用者の本を提供しているということでございます。
中央図書館の所蔵可能冊数ですが60万冊でございます。この1月10日のオープンの時には、46万冊でオープンしておりまして、まだ14万冊が収容可能なスペースがあるという状況でございます。
施設面の紹介は以上ということで、次に中央図書館のご利用の状況についてご説明させていただきます。資料の一番最後に資料ナンバー3がございます。中央図書館利用者状況ということで、月集計一覧表となっております。
今年1月のオープン以降の月ごとの利用者状況をまとめた表でございます。一番左に開館日数がございますが、8月まで215日の開館でございます。
利用者数は、合計で823,445人ということで、一月10万人以上のご利用をいただいており、一日平均にしますと一番下段にありますように3,830人のご利用をいただいているという状況であります。
次に、その右側の貸出者数でございますけども上段が貸出者数でございます。その下段が自動貸出機ということでございますが、これは図書館の中で書籍だけでございますけど、書籍について自動貸出機をご自分でご利用いただけるシステムを導入させていただいておりまして、内書きとなっております。
合計欄を見ていただきますと、貸出者数が318,389人、その内自動貸出機での貸出が104,445人ということになっております。一日平均にしたものが一番下段にございますように、貸出者数の一日平均が1,481人、自動貸出機ではその内486人という状況でございます。
次に、貸出点数でございます。合計が1,068,902点ということでございまして、一日平均4,972点の貸出となっております。豊島図書館が約1年で64万点の貸出ということでございますので、それに比べますと8カ月でもって既に100万件を突破しておりまして、豊島図書館の1年分を既に上回っている状況となっております。
その右には、貸出カードの発行件数や駐車場の無料処理件数・駐輪場の無料処理件数を記載をさせていただいております。
皆様方も既に中央図書館にお出でいただいているとは思いますが、9月に入りまして若干落ち着いてきておりますが、夏休みの間につきましては、お子さんから学生さんを中心にしまして、本当に多くの方に来ていただいております。ぜひ、皆様にもご利用いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
図書館の利用者状況についてのご説明は以上でございます。

【吉田会長】
 ただいま当局から説明がありましたが、このことについて質問がありましたら、ご発言を願います。

【青木委員】
 ご利用される方々の年齢・世代によっても違うと思うのですが、どういう時間帯にどのような方が多いかを伺いたい。

【図書館長】
 時間ごとに年齢に応じた統計というのは、今、手元にはありませんが、5階が子どものフロアということになっておりまして、5階はやっぱり朝・昼と見ましても小さいお子さんをお連れになったお母さんが多くございます。
 5階には、i-ビルの中に子育て支援センターがございまして、その連携もございますけども、子育て支援センターをご利用されて、ついでに図書館に来られて子どもさんの本を借りていかれる方も沢山見受けられますし、逆のパターンもございます。子どものフロアについては、そういったかたちですけども、土曜日、日曜日あるいは学校が終わった後でございますが、それは小学生の方を含めまして多くの方にご利用いただいているという状況がございます。
 それから、6階、7階でございます。こちらは午後9時まで開館しているということもございまして、特に午後6時・7時・8時台に全体の約17%をご利用いただいております。他の図書館、尾西にしても木曽川にしてもそうですが、午後6時に閉館ということになります。中央図書館の形態としまして午後9時まで開館をさせていただいておりますのは、お勤めの方とか通学の方が駅をご利用されていることが結構ございますので、そういった方にお帰りの際に寄っていただくことも頭において夜9時までということにさせていただきました。そういった時間帯のご利用が1日の間のご利用の中の17%ございます。
 それから、これは年齢ではないんですけど男女比の統計がございまして、他のところに聞きますと男性のご利用が結構多いと聞いております。一宮市中央図書館の場合ですと、女性の方が多ございまして割合としては6対4でございます。全体でみますと女性が6、男性が4ということでございます。
 年齢別にみますと、今度は60歳以上では逆に男性の方が多い状況でございます。10代、20代、30代、40代、50代は女性が多く、60代以上だけ、男性が多いということでございます。

【青木委員】
 小学生の方が土曜日・日曜日でなく、平日でも授業が終った後にいかれるんですか。

【図書館長】
 平日でも学校が終った後に来られて、先ほどの児童調べ学習室で宿題をされたり、本を借りていかれたりしています。

【橋本委員】
 午後9時までやってみえるけど、その点については。

【図書館長】
 午後7時前には、私どもで子どもさんがお一人でいるような方については、帰るように話をさせていただきますので、その間でございますね。午後6時までぐらいの間、そこで勉強していかれる方もあるということでございます。

【吉田会長】
 他にございませんか。

【臼井委員】
 図書をよく借りているんですが、返却は10日だったですか。

【図書館長】
 2週間でございます。

【臼井委員】
 それを経過して返してこない割合というのは、どんな程度ありますか。

【図書館長】
 返ってこない場合は、とりあえず1カ月待ってから督促を出すということがございます。督促をさせていただくのは、大体400人~500人でございます。
 借りていただいている数からすると、少ないと思います。

【臼井委員】
 督促を出されると、どの程度返ってきますか。

【図書館長】
 これは大体返ってまいります。お忘れになってみえる場合がほとんどです。

【臼井委員】
 そうですか。そうすると、図書を除却する冊数はあまりないですね。

【図書館長】
 いえ、除却はございます。やはり、汚れたりします。特に子どもさんの人気のある本なんかですと汚れたりしますから、そういったものとかずっと所蔵していて特殊な本は別にしまして、一般書などでご利用がないような本については、除却・除籍をさせていただいております。

【臼井委員】
 紛失で除却するということはないですか。

【図書館長】
 紛失の除籍も、勿論あります。

【臼井委員】
 そんなに割合としては多くないですか。

【図書館長】
 割合としては多くないです。

【青木委員】
 個人でお借りして紛失した場合は、現物でお返しするのですか。

【図書館長】
 そうですね。紛失された場合、それから汚損、破損された場合は現物をお返しいただきます。

【青木委員】
 中には、絶版になり手に入らない物は。

【図書館長】
 どうしても手に入らない物があれば、同等の物として、値段として同じ物をお返しいただくようなことになっております。

【吉田会長】
 他にございませんか。

【渡邉委員】
 市内と市外の比率はどのくらいになりますか。

【図書館長】
 実は昨年の10月までは、一宮市とその隣接地域の方に図書カードを作っていただき、お借りできる状況がございました。10月からは、その制限を取り払って、どこの方でも住所、お名前が分かるものをご提示いただければ、カードを作れるようにさせていただきました。
 そういったこともあって、特に名古屋、岐阜の方が多うございますが2倍ぐらいに増えております。パーセント的には、全体登録者数の4%弱ぐらいでございます。
 制限を取り払ったことによって、岐阜の方が名古屋へ結構お勤めの場合に、ちょうど駅にありますので、定期ですと下車できますから下車していただきご利用いただいているという話をよく聞いたりします。特に名鉄、JRが一緒になった駅でございますので、その沿線の方が自分の市町の図書館に行く時間を考えたら、電車に乗って来たほうが早いなど結構ご利用いただいております。24年度末で146,800人の方が登録をいただいており、この内、市外の方が6,100人ぐらいでございます。

【吉田会長】
 他にどうですか。

【中島副会長】
 図書館同士の相互貸し借りですが、これは一宮市の図書館を経由して国会図書館、それから愛知県の図書館は完全に利用できますよね。他の図書館との関係というのは、どこまで広がっていますか。

【図書館長】
 大学の図書館などもやっておりますので、相互貸借に入っていただいているところは、全て可能ということになっております。

【吉田会長】
 他によろしいですか。

【中島副会長】
 これは1つお願いですが、半分は。これは、図書館業務の中に入るのか、入らんのかということになるものが、あるかもしれませんけれど、ここはご承知のように繊維でご飯を食べて来た土地柄ですよね。私が見ていると、繊維関係の資料が思ったより少ない。それで、今、改造されるお家の方が結構沢山いらっしゃいます。そういったところに、かなりの資料が残っていると思います。その辺についても何とか寄贈、その他の方法で集める努力をお願いしたい。これ図書館の仕事じゃないよ、ということがあるかもしれませんけど、ぜひ何とかアピールしていただき、そういった作業をお願いしたいと思うんですが、よろしくお願いいたします。

【図書館長】
 図書館の仕事でございます。結構、そういった寄贈のお話はございます。私どもとしては、そういった物を見せていただいたりして、特に所蔵していない物については、ぜひいただきたいということでお話をさせてもらっております。
 それで、明日もそういった繊維関係のところから、寄贈いただくことになっております。それは、殆んど私たちが所蔵していない物でございましてリストをいただいて、ぜひいただきたいということでお願いをさせていただいております。
 そういった物については、ぜひ情報を私たちもいただき、所蔵させていただきたいと思います。

【中島副会長】
 私が前おったところの図書室には、資料として繊維関係の取引のための帳簿があって、全部、尾西歴史民俗資料館にもらっていただき、その調査を行なってみえるところです。資料集めについても、ぜひ図書館でアピールされて努力していただけるようにお願いしたいと思います。

【図書館長】
 はい。ありがとうございます。

【吉田会長】
 他によろしいですか。
 無いようですので、議題3番「その他」を議題とします。何かありますか。

(図書館職員退席)

【尾西事務所長】
 それでは、私の方から24日に閉会になりました9月定例会で承認されました議案の概要について説明をさせていただきます。
 補正予算でございますが。補正額の総額は一般会計で26億9,829万円で、対前年度比マイナス2.6%となっております。
 具体的な数字を挙げて申しますと、道路や水路などの生活環境の整備を図る生活関連土木費としまして、9月補正で14億4,000万円ほど計上いたしました。当初予算と合わせて23億2,500万円ほどになり、24年度と比べると1億3,500万円ほど増額しております。
 また、新庁舎移転関係経費としまして、平成26年5月に予定しています新庁舎への引越し費用、新庁舎移転に伴う備品購入費、新庁舎の完成に合わせてワンストップサービスを実施するためのシステムの改修費用、情報システム機器やインターネット回線等の新庁舎への移設費を平成25年度から26年度までの2年間の債務負担としまして、合計3億3,000万円ほど計上いたしました。
 新庁舎第2期建設工事請負費としまして、一宮庁舎の東側にございます公用車駐車場とバイク置き場の先行解体と臨時駐車場工事、自走式立体駐車場建設、西分庁舎耐震改修費用を平成25年度から27年度までの3年間ですが、継続事業としまして総額9億7,000万円ほど計上いたしました。
 社会福祉法人きそがわ福祉会が木曽川町内割田に、障害者の生活介護事業所と北方町北方にケアホームを、社会福祉法人樫の木福祉会が尾西地区の祐久に、NPO法人そつ啄の会が光明寺に、それぞれ障害者のケアホームを建設するための経費を補助いたします。社会福祉施設建設補助金としまして1,900万円ほど計上いたしました。
 新商品開発・新分野開拓事業者奨励買上金としまして、900万円ほど計上いたしました。この事業は、市内の事業者が開発した新商品を奨励的に購入し、市事業において活用するもので、箱型のカラスよけネットの商品名ですが「ゴミ袋集積ステーション」を30セットと、侵入者をセンサーで感知し、登録された電話番号に通報する、これも商品名ですが「24(ツーホー)くん138」を78セット購入をいたします。
 消費者被害未然防止事業委託料としまして1,000万円計上いたしました。10月広報に掲載してございますが、この事業は消費者庁の補助事業で、高齢者等を対象に、振り込め詐欺などの迷惑電話防止対策として、迷惑電話チェッカー1,000台を無償で提供し、消費者被害の未然防止を図るものです。10月1日から1カ月間申込の受付をいたします。ちなみに一宮市の取組みが全国で最初となります。
 公共施設の整備及びその適切な維持管理のため、総合体育館等体育施設建設基金及び高齢者等保健福祉基金を統合し、新たに公共施設整備等基金を創設いたしました。この基金に5億円新たに積み立てをいたします。
 また、補正予算とは別に、墨会館耐震補強改修工事と尾西運動場改修工事の請負契約の締結について議会の議決をいただきました。
 墨会館耐震補強改修工事は建物の耐震補強と併せて1階部分の改修工事を行ないます。工期は平成25年10月中旬から平成26年の9月末の1年間の予定でございます。尾西運動場改修工事は、現在あるスタンドの撤去工事を行いテニスコートの位置を変更しナイター設備を増設いたします。併せてグラウンドとテニスコートを人工芝といたします。工期はスタンドを撤去した場所に建設する、仮称でございますが北部公民館と併せて平成27年3月末を予定しております。なお、尾西運動場は平成25年10月1日から平成27年3月末まで1年半の間、使用できなくなります。
 以上で、9月定例会の報告等についての説明とさせていただきます。

【吉田会長】
 ただいま説明がありました。このことについて質問がありましたら、ご発言を願いたいと思います。
 ご質問もないようですので、これで平成25年度第2回尾西地域審議会を終わります。本日は、ありがとうございました。

(午前10時58分閉会)

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