加藤秀明×いちご

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ページID 1038472  更新日 2024年3月29日 印刷 

いちご

strawberry

写真:畑にいる加藤氏

 一宮市で2007年からいちごの栽培を続けてきた生産者で、その高い技術力を活かして新たな生産者の育成や海外での指導にも力を入れています。アフリカや台湾など世界各地に赴いていちごの栽培指導をしているほか、国内外から多様な人材を積極的に受け入れることで農業の普及に貢献しています。また、ICT機器を用いた温湿度、CO2、土壌水分の管理やカーボンゼロ保温などの先進的な技術の導入にも積極的に取り組んでいます。

 生産されたいちごは市内の製菓店や食料品店に出荷しているほか、移動販売車での直売やピューレ等への加工など幅広く活用されています。特に直売は「地方から地方へ」という考えのもといちごのシーズン中(12~5月)限定で市内の各地で行っています。

直売所:【いちごハウス前】大和町苅安賀字下東出16
 ※138マルシェ(いちのみや野菜プロジェクト)にも出品していただいています。

写真:イングリッシュローズ

2021年1月12日(火曜日)に市長が加藤氏のハウスを視察し、いちご生産のいろいろな事情やこだわりを市長に熱心に説明していただきました。視察で伺ったお話の一部を以下にまとめています。

(力を入れていることは)
 1つ目は低コストハウスの建設で、中古のハウスを買いまして、こちらで解体して移築ということをしました。ハウスの内部設備も低コストで品質そこそこの外国資材を活用して、施工も自社のスタッフで行うことで約半額の建設費で手に入れました。
 2つ目は直接販売方式の採用で、移動販売車を導入しました。ハウスを見ながらの直接販売で市の中心部ではなくて尾西や木曽川を狙っています。人が多いところを狙うのは商売の基本ですが、せっかく地元でやっているので、儲けだけでなく一宮市に根差して頑張ってみようということで力を入れております。
 3つ目は栽培方式で、ここ濃尾平野は木曽川が氾濫した土でできた肥沃な河川土壌なので土耕栽培でやっております。温度もボイラーではなく布団での保温をしております。

(布団ですか?)
 暖房をたいてやる農業をずっとやってたんですが、去年ぐらいから疑問をもちまして。韓国で布団を見つけてこれだったら暖房使わずにできるんじゃないかと。暖房代もかからなくてCO2も出ない、たまたまのアイディアですが丁度「脱炭素」とかが出てきまして。

(そのほかの取り組みは?)
 多様な人材ということで副業者や起業者、アフリカの研修生などを受け入れて一緒に農業をやってます。独立希望者もいますのでなんとか自立できる農業を教えて独立していってもらいたいなと思っています。
 またICT機器の導入というのもやっております。具体的には温度と湿度とCO2 、土壌水分の見える化で、スマホでもパソコンでも見ることができるので複数のスタッフでも同一の管理ができます。
 最後にブランド作りで、昨年「いちのみやいちご研究所」というブランドを作って商標登録もしております。いちごに関するすべてを行いたいなということで、品種開発や加工品の輸出、アフリカやアジア、オセアニアに出かけて行って現地での技術指導などをしています。

(今後について)
 一宮市で農業で何ができるかというと消費者交流型だと思います。軽トラ市もうちのスタッフが4Hの会員として出してて、ゆくゆくはいちごの収穫体験にも挑戦していきたいなと思うんです。建築関係とか消防法とかそういったことを確認しながら新しいサービスをしていきたいなと思っております。

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