28年度の政策公約の状況を報告します

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ページID 1017921  更新日 2022年1月14日 印刷 

 27年2月の市長選挙で掲げた40項目の政策公約(マニフェスト)は、市民の皆さまとの約束であり、市政運営の基本となるべきものと考えています。
 平成28年度の実施状況を、中間報告としてお知らせします。

主な項目の取り組み状況

政策公約:28年度の実施状況(福祉・教育、環境・交通)

政策公約:28年度の実施状況(産業・経済、安全・安心、市政全般)

政策公約全体の取り組み状況(40項目)

福祉・教育

1 子育てを応援するため、学童保育を充実させます

 待機児童の解消を図るため、富士、千秋南校下、今伊勢校下、葉栗北校下、奥児童館の各児童クラブで新設・移転などにより募集定員を計318人拡大するとともに、子どもたちの夏休み期間中、臨時の児童クラブを尾西生涯学習センター西館と富士児童クラブ2階(旧勤労者の家)で開設し、54人の児童を受け入れました。
 また、小学校1~3年生を対象に実施している放課後子ども教室を8校から12校に拡大しました。

2 子ども医療費の負担軽減に取り組みます

 28年4月診療分から小中学生の通院医療費(保険診療分)を無料にしました。

3 ICT(情報通信)について、プログラミングなど実験的・先進的な取り組みのほか、負の側面にも配意した情報モラル教育を実施します

 プログラミング教育、情報モラル教育の推進校を指定しました。推進校に指定した末広小学校は文部科学省が指定した情報教育推進校(全国15校)に選ばれています。

4 小中学校の校舎の改修など、学びの環境整備を進めます

 今年度、中学校普通教室の空調設備(エアコン)整備のための実施設計を行いました。29年度に工事を行う予定です。
 小中学校の校舎改修工事を4校、教室改修工事を8校、トイレ関係工事を11校で行いました。
 また、青少年の学習環境を整えるため、テスト期間中、庁舎の会議室等を学習室として開放しました。1月までに23日間実施し、延べ1,899人の利用がありました。

5 保育所への複数同時入所の場合の支援を拡大します

 保育所などに3人以上入所している場合の全員の保育料無料化を継続実施しました。
 また、入所基準を見直し、29年度から、既に入所している園児のきょうだいは同一園に入所しやすくします。

6 新しい教育委員会制度に適切に対応します

 新教育委員会制度に移行し、市長と教育委員会の連携が強まりました。
 また、教育・学術・文化の振興に関する総合的な施策について、その目標や施策の根本となる方針である「一宮市教育大綱」を策定しました。

7 市民病院を核とした医療体制をさらに充実します

 「地域医療支援病院」として、地域の医療機関との連携の充実を図るとともに、医療機能向上のため医師・看護師の確保に努めました。
 また、「地域がん診療連携拠点病院」として診療提供体制を強化するための緩和ケア病棟や、先進的で良質な医療を提供するためのハイブリッド手術室を備えた新棟の整備を進めました。

8 障害者福祉の充実を推進します

 グループホームの整備・運営を行う社会福祉法人などに対して、建設費の一部を2件補助しました。

9 健康寿命の長い地域づくりに取り組みます

 腎機能、肝機能をより詳しく検査するため、特定健康診査、後期高齢者医療健康診査の検査項目に尿酸とアルブミンを追加しました。
 市内の名所旧跡などを散策できる31コースをウォーキングマップにまとめました。
 また、誰もが健康で楽しく集う空間づくりを進める「すこやか健康づくり公園整備事業」として、簡単な筋トレやストレッチなどができる健康器具を既存の4公園に計12基設置しました。

産業・経済

10 一宮を“地方創生”リーダーに!アベノミクス地方創生メニューを活用します

 尾州テキスタイル産業のブランド化を推進するため、国の地方創生メニュー(交付金)を活用するとともに、新たな交付金の活用のための地域再生計画の認定を国から受けました。

11 さらに産業基盤の整備を促進。企業誘致のために官民で連携した窓口を設けます

 一宮商工会議所、いちい信用金庫、尾西信用金庫と連携し、引き続き創業者の支援を実施しました。
 加えて、地方創生にかかる包括協定に基づく事業所向けセミナーが金融機関により開催されました。
 また、企業立地に対し4件(28年1月~12月)の奨励補助を行いました。

12 情報発信、イメージアップに官民で取り組むとともに、「一宮」「尾州」ブランドの強化を応援します

 一宮市の水道原水である木曽川の伏流水をペットボトルに詰めた「おりひめ 木曽川が織りなす水」を発売しました。
 「いちのみやフィルムコミッション協議会」がロケ地の誘致や撮影の支援をして、今までに「海賊とよばれた男」など5作品の映画が市内で撮影され、「一宮」を広くPRできました。
 世界中から7万人ものバイヤーが訪れる「インターテキスタイル上海展」に出展し、尾州ブランドをPRしました。
 渋谷区と連携して、尾州の毛織物を使った雑貨を開発し、原宿のショップで販売しました。
 地元出身の若手人気モデル・柴田紗希さんを招いて、イオンモール木曽川とコラボ企画を実施しました。
 東京でファッションを学ぶ大学生を一宮市へ招き、尾州産地のモノづくりを紹介する人材を育てるとともに、一宮市でファッションを学ぶ高校生にFDCの東京展や世界有数のファッション系大学を見学してもらい、次代を担う人材の意識醸成と育成を図りました。

13 農業の6次産業化、農+商+工の連携を支援します

 27年度に策定した「一宮市6次産業化・地産地消推進計画」に基づき、農産物を生産する農業者とそれを加工・販売する商工業者による農商工連携推進を支援し、2件の連携が成立しました。

14 個性あふれる商店街へ活性化を支援します

 商工団体等事業費補助金を引き続き交付しました。
 また、市が新たに整備したオリナス一宮や葵公園なども活用していただきながら、中心市街地の活性化に取り組んでいます。

15 一宮市「オープン・データ」を進め、専門家や企業等との協働を図ります

 「一宮市オープンデータカタログサイト」を作成・公開し、オープンデータを活用した民間事業やサービスの展開を図りました。

16 一宮の地域資源を活用して「いちのみや名物」を創出します

 市内で生産・製造された農産物、商品、製品を集めて、「いちのみや物産展」を開催し、販路拡大を支援しました。
 また、「いちのみや応援寄付金(ふるさと納税)」では、寄付をいただいた方へ贈呈する「いちのみやの特産品」を29品目から60品目に拡大しました。

17 新しい“ビジネス特区・基地”を一宮に誘致します

 愛知県に自動走行実験会場として光明寺公園内道路を提供し、合わせて、その見学会と学習会を開催し、子どもたちに“未来のクルマ”を体感してもらいました。

安全・安心

18 防犯カメラなどの対策充実を支援します

 引き続き、青色防犯パトロール団体へドライブレコーダーを貸与し、新たに6台のパトロール車両に設置されました。
 また、30の町内会などが設置した80台の防犯カメラに対し、設置費用の一部を新たに補助しました。

19 防災について総合的にまとめたハンドブックを作成・配布します

 南海トラフ地震の被害想定や避難所情報、事前対策など防災に関する情報をまとめた防災ハンドブックを作成・配布しました。

20 災害時などの市民への情報伝達手段を増やして確実なものとします

 災害に関する情報の迅速な発信や情報収集ができる仕組みとして、インターネットを利用した防災情報公式ツイッターを始めました。
 また、災害時の拠点避難所(小中学校の屋内運動場や武道場)61カ所にFMラジオを配備しました。

21 総合的な治水対策を推進します

 千間堀川・川崎川・北山川に係る河川改良を行いました。
 また、大志小学校流域貯留施設築造、小信調整池増設、起小学校に係る測量を行いました。

22 公共施設の耐震化、民間木造住宅の耐震化促進に取り組みます

 大和町出張所・大和公民館の建替え工事、春明住宅4号棟・大山住宅A棟の耐震補強工事を行いました。
 また、民間木造住宅の耐震改修費補助を28件受付けました。

23 老朽化公共施設の建替え期に合築するなど、柔軟かつ効率的なマネジメントを進めます

 公共施設の維持・更新費用を軽減し、適切な配置を実現するため、28年11月に公共施設等総合管理計画を策定しました。

24 消防団庁舎の整備、団員の確保とともに、救急隊配置署所の増強や、救急救命士の養成を進めます

 浅井・西成消防出張所統合庁舎が完成し、4月から救急隊を運用します。
 また、救急救命士を2名養成しました。

25 木曽川河川敷・周辺の整備を進めて「健康づくり」の拠点にします

 奥町区間(木曽川緑地)と木曽川区間(木曽川緑地公園)の計0.4kmにおいて、遊歩道・自転車道などを整備しました。
 レベルの高いスポーツを身近で楽しむため、昨年に続き、関西7人制ラグビーフットボール大会を誘致しました。また、いちのみやタワーパークマラソンを開催しました。
 引き続き、木曽川大堰のゲート操作の運用などの協力依頼を行い、国・県と一体となったキソガワフユユスリカ対策に取り組みました。

26 空き家対策など将来を見すえた住宅政策に取り組みます

 空家等の実態調査を実施しました。
 また、空家等対策協議会設置や対策計画策定など、体制整備を進めました。

27 公共下水道の整備を進めます

 28年3月31日現在の人口普及率は66.2%で、前年度より1.1ポイント増加しました。引き続き整備を進め、30年度末までに67%を目指します。

28 自転車や歩行者にもやさしい交通環境整備を進めます

 スマートフォンのゲーム「ポケモンGO」を操作しながら運転していた車による児童の交通死亡事故を受け、ゲーム提供企業へ事故を繰り返さないための技術的な対策を要請するとともに、国家公安委員会委員長を訪問し、車両運転中の「ながらスマホ」対策の強化にかかる要請活動を行いました。
 市としても、子どもたちの安全確保のため、主要な通学路のカラー舗装の計画を前倒しし、28年度中に完了させます。
 また、「ながらスマホ」「ながら運転」の危険性の周知・啓発を継続して行います。
 光明寺二ツ屋線の歩道幅員を拡幅し、240mの改築工事を実施しました。

29 バス運行などについてデータを基に継続的な見直しを行います

 地域と最寄りのバス停を結ぶi-タクシーの試行運行を7月から実施しました。
 また、i-バス「一宮コース」「木曽川・北方コース」を木曽川庁舎へ乗り入れるとともに、「一宮おでかけバス手形」などの一日乗車券の販売、公共交通マップの配布など、利用促進策を実施しました。

30 より“市としての一体感”を感じられるように、幹線道路の整備を進めます

 新一宮尾西線、木曽川玉野線において、残る区間の工事を行ないました。
 また福塚線、今伊勢北方線では、用地購入などを進めました。

31 国/県プロジェクトの着実な実施を働きかけます(新濃尾大橋、日光川2号放水路、名鉄尾西線の高架化、北尾張中央道、名岐道路の延伸、萩原多気線など)

 新濃尾大橋(仮称)、日光川2号放水路、名鉄尾西線の高架化、北尾張中央道、名岐道路の延伸などを、期成同盟会等により国・県に対して、事業促進や早期事業化を要望しました。

市政全般

32 マイナンバー開始に適切に対応して、 将来の“デジタル市役所”を見据えた検討を進めます

 市内の公共施設など42カ所で、市民の方や観光客など誰もが利用できるWi-Fiアクセス箇所を整備するとともに、市民の方の利便性向上を図るため、市民課(本庁舎1階)、中央子育て支援センター(i-ビル5階)、一宮市観光案内所(i-ビル1階)で交通系電子マネーによる支払いをできるようにしました。
 また、子育て支援サイトの中のアプリ機能の一つとして、子どもの成長や予防接種の記録を行うことができる電子母子手帳を作成し、29年度から運用を開始します。

33 行財政の「集中改革プラン」を推進します

 27年度に策定した行財政改革大綱(第3期集中改革プラン)に基づき、改革を推進し、27年度は1億6,255万7千円の財政効果が得られました。

34 木曽川文化会館の建設、尾西市民会館の改修を進めます

 文化創造の拠点となる木曽川文化会館ホール棟を建設し、28年10月に供用を開始しました。
 また、尾西市民会館のホール客席・トイレなどの改修も27年度に完了しました。

35 フットサル・ワールドカップ(2020年に向けて愛知県が招致活動中)、※伊勢志摩サミット、東京オリ・パラ2020、のようなビック・プロジェクトに貢献します

 27年度に意思表明した東京オリ・パラ2020事前キャンプ候補地に続き、ラグビーワールドカップ2019公認チームキャンプ地に立候補しました。

※27年2月の市長選挙では、主要国首脳会議(サミット)の開催地が決まっていなかったため、「名古屋・愛知サミット(2016年の先進国首脳会議G8を招致中)」との表記でした

36 市民との協働の推進をさらに図ります

 ツイッター、フェイスブックなどによる市政情報の拡散により、情報共有をいっそう推進するとともに、市民が選ぶ市民活動支援制度や地域づくり協議会等の取組みを進め、多くの分野で市民との協働を推進しました。

37 市役所の柔軟化・活性化を進めます

 福祉こども部を「福祉部」と「こども部」に、建設部を「まちづくり部」と「建設部」に分割し、効率的で分かりやすい組織体制を構築しました。

38 競輪場の跡地、多くの声をききながら実りある使いみちを探します

 競輪場跡地の有効的な活用方法の決定を目指し、土壌調査、プロポーザル提案募集に向けての事前準備を行いました。

39 第7次総合計画(10か年計画)を策定し、着実に実行します

 30年度から始まる第7次総合計画の策定に向け、市民ニーズを把握するためのワークショップや一宮市の特性・社会経済動向分析などを実施しました。

40 “女性が輝く街”一宮を目指します

 内閣府が支援する「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に市長として賛同するとともに、あいち女性の活躍促進行動宣言に賛同し、市として「女性の活躍促進宣言」を行いました。
 また、子育て・介護等に合わせて働く「i-スタイル勤務(時差出勤)」を導入するとともに、育児休業中職員へ職場復帰支援用タブレット端末貸出しを行い、柔軟で多様な働き方を市から発信しました。

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