下水道事業の主な業務指標について
ページID 1002088 更新日 2024年11月18日 印刷
主な業務指標
- 各項目における主な業務指標(2021年度から2023年度)を以下に示します。
- 「同規模事業体平均値」とは処理区域内人口などが同規模の事業体による平均値(2022年度指標値)です。
- ガイドラインによる指標値を公表している都市が少ないため、下水道普及率が高い県庁所在都市を含めた平均値としております。
「運転管理(管きょ)の業務指標」 : 効率的な管きょ施設の維持管理に関する指標
当市で維持管理している下水道管の全延長は下水道の整備に伴い、毎年増加しており、2023年度末現在で1,479キロメートルあります。下水道管路全延長に対する耐用年数超過管の割合は15.3パーセントで、老朽化が進んでいるといえます。また、道路上での下水道管きょが原因による陥没事故の箇所数は10カ所でした。今後も引き続き適正な下水道管きょの維持管理を行い、陥没事故件数が減少するように努めます。
番号 | 業務指標 |
望ましい 方向 |
2021 年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
同規模事業体 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
Op10 | 施設の老朽化率(管きょ) (パーセント) |
低いほうがよい |
15.4 | 15.3 | 15.3 | 15.41 |
(解説)標準耐用年数を超過した管きょの経年化の割合 |
||||||
Op60 |
管きょ1キロメートル当たり陥没箇所数 |
低いほうがよい |
0.00749 | 0.00612 | 0.00676 |
0.0150 |
(解説)1年間に発生した下水道管きょ1キロメートル当たり陥没箇所数 |
「運転管理(施設)の業務指標」 : 効率的な水処理施設の運転管理に関する指標
当市には東部浄化センターと西部浄化センターの2カ所の下水処理場があります。主要な設備にはポンプ設備、水処理設備、受変電設備などがあり、老朽化の度合いは同規模事業体平均値より高く、老朽化率も年々増加しています。災害時の送電停止に備え、非常時電源は2カ所の処理場とも確保できています。今後も引き続き維持管理に関わるコストの縮減に努め、環境に配慮した効率的な処理場の運転管理を目指します。
番号 | 業務指標 |
望ましい 方向 |
2021 年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
同規模事業体 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
Ot10 |
主要設備の老朽化率 (パーセント) |
低いほうがよい |
191 | 197 | 203 | 123 |
(解説)標準耐用年数を超えている主要設備の経年化の割合 | ||||||
Ot30 | 非常時電源確保率 (パーセント) |
高いほうがよい |
100 | 100 | 100 | 93.4 |
(解説)所管の全処理場のうち非常時電源が確保できている処理場数の割合 | ||||||
Ot110 |
水処理電力原単位 (1立方メートル当たりのkWh) |
低いほうがよい |
0.235 | 0.232 | 0.220 | 0.571 |
(解説)1年間に発生した汚水1立方メートルを処理するために水処理施設で使用された電力量 |
「ユーザー・サービスの業務指標」 : ユーザー・サービスの向上に関する指標
下水道管きょなどの閉塞により汚水の逆流やマンホール、汚水ますからの溢水などの事故は2023年度中に10件発生しました。今後も引き続き管きょの日常的な点検を実施するとともに、適正な方法で汚水を流して頂けるようPRを行います。
番号 |
業務指標 |
望ましい 方向 |
2021 年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
同規模自治体 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
U20 | 法定水質基準遵守率(BOD) (パーセント) |
高いほうがよい |
100 | 100 | 100 | 100 |
(解説)1年間に実施した法定水質試験のうち法定水質基準(BOD)を遵守した比率 | ||||||
U80 |
管きょなど閉塞事故発生件数 (10万人当たりの件数) |
低いほうがよい |
4.58 | 2.66 | 3.80 | 6.66 |
(解説)管きょなどの閉塞に伴う汚水の逆流、溢流により発生した処理人口10万人当たりの事故発生件数 |
「経営の業務指標」 : 持続可能な経営に関する指標
汚水処理原価は数値が低いほど効率的な経営が行われているとされますが、処理場の規模や処理方式などの事業環境により影響を受けます。また、経費回収率は数値が高いほど健全経営がなされていると判断され、汚水処理に要した費用のうち下水道使用料収入で賄う事の出来た割合を示しています。当市では、汚水処理原価、経費回収率共に横ばいに推移しております。今後も引き続き収益性の向上と財政の健全化に努めます。
番号 |
業務指標 |
望ましい 方向 |
2021 年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
同規模自治体 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
M70 |
汚水処理原価 (1立方メートル当たりの円) |
低いほうがよい |
150 | 150 | 150 | 116 |
(解説)有収水量1立方メートル当たりの汚水処理費 | ||||||
M100 |
経費回収率 (パーセント) |
高いほうがよい |
66.3 | 66.2 | 65.8 | 107 |
(解説)汚水処理に要した費用に対する下水道使用料による回収率 |
「環境の業務指標」 : 環境負荷低減に関する指標
日光川上流処理区及び五条川右岸処理区は愛知県が維持管理している浄化センターで高度処理が行われています。当市では、この2処理区で下水道の整備を進めていますので、高度処理人口は年々増加し、環境基準達成のための高度処理人口普及率も増加しています。
番号 |
業務指標 |
望ましい 方向 |
2021 年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
同規模自治体 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
E60 |
環境基準達成のための高度処理人口普及率 (パーセント) |
高いほうがよい |
57.1 | 57.9 | 58.3 | 38.2 |
(解説)高度処理が必要な区域の人口に対する高度処理が実施されている区域内人口の割合 |
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