12月号 映画やテレビの撮影×一宮市の魅力

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ページID 1005562  更新日 令和4年1月14日 印刷 

 10月号のこの欄でも取り組みを紹介しましたが、「地方創生」という題目で、日本の人口が減っていく中、各都市が地域の魅力をアップさせて、人や企業の呼び込みを競い合う状況が起きています。ここ一宮市にも、優れた地域資源がたくさんありますが、それらを「どのようにして市外の大勢の方に知ってもらえるか?」がカギとなっています。

 もちろん、市内でとれる美味(おい)しい農産物や食品、また繊維をはじめとする工業製品も、一宮市の素晴らしさや魅力を発信するモノです。12月から、いわゆる「ふるさと納税」と呼ばれる「いちのみや応援寄付金」では、寄付していただいた方へのプレゼントとして地元特産品26種類をそろえました。お菓子や漬物などがあり、住所地は市内外を問わず寄付ができ、寄付金額から2,000円を除いた分は税額控除(税金が安くなる)のメリットがあるので、市外の方にもPRしていただけたら幸いです。

 そうしたモノによる魅力の発信に加えて、一宮市ではソフト面の戦略にも取り組んでいます。一宮市が映画やテレビの撮影の舞台となれば、映画やテレビを見た方々が「一宮市に行ってみたい」など、一宮市に親近感を持つことが期待できます。そこで、このたび映画やテレビなどのロケーション・ハンティング(ロケハン)や実際の撮影を誘致する官民合同の「いちのみやフィルムコミッション協議会」を観光協会内に立ち上げました。メンバー構成は、真清田神社、商工会議所青年部、青年会議所、食品衛生協会、ホテル旅館生活衛生同業組合、NPO関係者などで組織されており、第1回の会議は10月27日に開催されました。

138タワーを東から捉えた一宮市航空写真


そのフィルムコミッションが関わる第1弾は、一宮市を舞台に、日本テレビが制作してフィリピンの国営放送(People's Television)で来年1月から放映する連続ドラマ「ハロハロハウス~ホセの日本ダイアリー~(仮)」(全8話)です。ドラマは、フィリピンから友人を捜しに一宮市へやって来た青年が、シェアハウスの住人や近隣の人々との交流から日本人の優しさや素晴らしい文化を知り、そして勇気をもって生きていくことを決意して帰国するまでを描きます。七夕まつりをはじめ、真清田神社、木曽川、138タワーパークなど、市内の見どころや名物商品の紹介を交えながら展開するストーリーです。来年はフィリピンとの国交正常化60周年で、天皇陛下の戦後初めてのフィリピン訪問も予定されています。現地での大々的な日本PRに一宮市も貢献できることを期待しています。

また第2弾として、来年以降公開予定の映画の1シーンを主演俳優が来て、市内繊維関連企業で撮影が行われました。こうした撮影の際に、テレビ局や映画製作会社のリクエスト(ロケーションの選定、エキストラの手配、道路等の使用許可申請など)に応えていくのがフィルムコミッションです。さらにロケ地として、一宮市の景色・建物・イベントなどを対外的にPRしてまいります。

11月29日(日曜日)には、連続ドラマに主役クラスで出演する秋元才加さん(女優・元AKB48)も招いて、一宮市の魅力をどのように市外に向けて発信させていくかを考える「いちのみやシティプロモーションミーティング」を一宮市民会館で開催します。若い感性も取り入れながら、グローバルに一宮市の魅力を発信できるように、これからも精力的に取り組んでまいります。

「2015(平成27)年12月号 広報一宮」掲載
(注)記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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