11月号 行政の「お客さま番号」=マイナンバー制度が始まります

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ページID 1011102  更新日 令和4年1月14日 印刷 

 10月から全国各地で「マイナンバー」の郵便での通知が始まりました。

 マイナンバーとは、住民票を持つ全ての方に、1人一つずつ配布される12桁の番号です。この番号を利用することで、国・県・市を問わず、行政のさまざまな部門で保管している国民一人一人の情報を「これは同じ人のものだ」という確認ができ、しっかりとした管理や、よりスムーズな活用もできるようになります。まず始めに、社会保障、税、災害対策の分野で、この番号制度が使われることになります。

 このたび、国を挙げてマイナンバー制度を導入するに至った理由としては、三つの目的が挙げられています。 一点目は「利便性の向上」、もっと行政サービスを便利にする、という目的です。マイナンバーを提示や記載することで、これまででしたら「住民票の写しを持ってきてください」「(福祉サービスを受けるために)所得が少ないことを証明するために課税証明書を持ってきてください」と言われて提出していた添付書類が、不要になっていきます。さらには、インターネットの「マイナポータル」で、行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関からさまざまなサービスのお知らせを受け取ったりすることも計画されています。

 二点目は「行政の効率化」、行政の合理化やスリム化です。国の機関や地方公共団体などで、さまざまな情報の照合・転記・入力などに要している大勢の公務員の時間や労力が削減されます。複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減されることで、行政のスリム化が進められます。

 三点目は「公平・公正な社会の実現」という目的があります。少子高齢化が進む中で、ますます福祉の充実が求められます。マイナンバーにより、所得や他の行政サービスを受けている状況を把握しやすくなるため、行政サービスを不正に受けることを防ぎ、本当に困っている方にきめ細かな支援を行うこともできます。

 これまでも、全国の都道府県と市町村により住基ネットが構築され、11桁の住民票コードが割り振られていますが、限られた行政機関の利用にとどまっていました。今後は、法律や地方公共団体の条例に基づき、マイナンバーが行政機関や民間を結ぶ番号として広く利用されることになります。

 一宮市では、従来から住基カードの普及を進め、普及率が10%を超えて、全国平均の2倍となりました。この住基カードによるコンビニエンスストアでの住民票や印鑑証明書、戸籍証明書を取得できるサービスは、愛知県の54市町村で唯一であり、とても先進的な取り組みとなっています。もちろん、来年から交付が始まる個人番号カードでも利用することができます。

 この広報が配られる10月末ごろから、マイナンバーをお知らせする通知カードが、簡易書留により届き始めます。個人番号カード交付申請書も同封されていますので、希望される方は申請してください。申請後、個人番号カードができましたら、市からあらためてご連絡いたします。個人番号カードをお渡しする際には、 行政の合理化・スリム化を目指すという趣旨に合致するよう、電話やインターネットによる予約受け付けを行います。また、運転免許証やパスポートと同様に、本人確認を十分に行ってお渡しすることになります。お渡しできるのは、来年の2月ごろからになる見込みです。市民の皆さまにおかれましては、マイナンバー制度の趣旨をご理解の上、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

マイナンバーコールセンター
電話:0570-20-0178
受付時間:午前9時30分~午後11時
(土・日曜日、祝休日は5時30分まで。年末年始を除く)

「2015(平成27)年11月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

イラスト:通知カード
通知カード
イラスト:個人番号カード
個人番号カード

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