10月号　いきいき長生き

• 2018（平成30）年10月号　市長メッセージ「いきいき長生き」インタビュー （mp3 22.2MB）

いきいき長生き

敬老の日・人生100年時代

　「敬老の日」9月17日（月曜日）をはさんだ9月から10月にかけて市内の各連区では敬老会を開催し、75歳以上の方の長寿をお祝いしています。今年お祝いする方は5万2,557人で、市民全体の13.6％と8人に1人の割合になります。
　また、“数え100歳以上”の皆さまもお祝いしています。一宮市が尾西市・木曽川町と合併した平成17年度の対象は76人でしたが、今年度は234人と3倍を超えました。一宮市でも、まさに“人生100年”の方が増加しています。

名称の変更（としより→いきいき、など）

　市内には、高齢者福祉施設として「としよりの家・老人福祉センター」が4カ所、「老人いこいの家・老人いこいの間」が12カ所あり、健康づくりや心身のリフレッシュのために利用されています。
　施設の名称にある「としより」「老人」という言葉が、市議会などから「元気な方が多く、今の時代に合わない」といったご指摘を頂き、名称を変更することにし、公募を行いました。全国から641件の応募があり、その意見を基に「としよりの家・老人福祉センター」は「いきいきセンター」に、「老人いこいの家・老人いこいの間」は「いこいの広場」に変更します（注…来年の「敬老の日」9月16日から新名称です）。

木曽川老人いこいの家の改修（「交流カフェ」「ゲームセンター」など）

　市内の高齢者福祉施設の一部には入浴施設がありますが、「木曽川老人いこいの家」（現在の名称）はボイラー故障を契機に、浴場を改修して、カフェのような介護予防・地域交流スペースを設けることにしました。
　このスペースには、自転車をこぎながら、タッチパネルに映し出された認知課題をこなす「コグニバイク」を配置するほか、地元の株式会社コナミアミューズメントの協力を得てゲームコーナーの設置を進めています。

　日本の金メダルラッシュに沸いた2018年ジャカルタ・アジア大会では、公式公開競技としてコンピューターゲーム機を用いた「eスポーツ」が採用されました。次回大会では正式種目になります。コンピューターゲームがスポーツと認識される時代がきました。
　コグニバイクやゲームコーナーの機器を使って体を動かす「eスポーツ」が健康増進や閉じこもり予防にどの程度の効果があるかは未知数で、今後、専門機関などに協力してもらいながら調査したいと思います。まずは、利用される皆さまにとって、この施設が人生100年時代をいきいきと過ごすための「楽しみ」や「生きがい」を見つける場となり、外出のきっかけになればと期待しています。

いちのみや中央プラザ

　産業体育館は築50年以上を経過して施設の老朽化が進んでいたため取り壊し、現在は跡地に「いちのみや中央プラザ」を建設しています。平成31年の秋にオープンする予定ですが、1階には「神山公民館」と、高齢者福祉施設の「いきいきセンター」、そして、2、3階は「体育館」を配置します。“スポーツあり、文化活動あり”の複合施設になります。
　一宮市は今後も、「いちのみや中央プラザ」や「木曽川老人いこいの家」のように、高齢者の方が利用できる施設の充実を図ってまいります。このような施設を利用して、長くなった人生を、健康でいきいきとエンジョイしてください。

 

「2018（平成30）年10月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

12月号・1月号の「市長メッセージ」は休載します。