令和2年3月19日報道発表「葛利毛織工業株式会社工場他8棟の登録有形文化財（建造物）の登録について」のお知らせ

葛利毛織株式会社工場他8棟の登録有形文化財（建造物）の登録について

　このたび、葛利毛織株式会社工場他8棟（一宮市木曽川町玉ノ井）の登録有形文化財（建造物）への登録について下記のとおり答申されることとなりました。

登録有形文化財（建造物）の登録について

登録有形文化財（建造物）の名称等

名称及び員数	種別	建築年代等
葛利毛織工業株式会社工場　1棟	建造物	昭和7年(1932)頃 昭和20年(1945)・30年代増築
葛利毛織工業株式会社事務所　1棟	建造物	昭和7年(1932)頃
葛利毛織工業株式会社主屋　1棟	建造物	昭和24年(1949)頃
葛利毛織工業株式会社離れ　1棟	建造物	昭和7年(1932)頃 昭和25年(1950)頃・昭和50年(1975)頃増築
葛利毛織工業株式会社男子寮　1棟	建造物	昭和27年(1952)頃 昭和32年(1957)頃増築
葛利毛織工業株式会社旧浴場及び便所　1棟	建造物	昭和30年(1955)頃 昭和30年代増築
葛利毛織工業株式会社土蔵　1棟	建造物	江戸末期
葛利毛織工業株式会社原糸倉庫　1棟	建造物	昭和23年(1948)頃
葛利毛織工業株式会社倉庫　1棟	建造物	昭和32年(1957)頃

所在地

一宮市木曽川町玉ノ井字宮前2他

所有者

個人

登録基準

国土の歴史的景観に寄与しているもの

登録の理由等

　一宮市の木曽川沿いに所在する、今なお盛んな織物業の興隆を伝える工場とその関連施設群。工場のほか、和風座敷を備えた外観洋風の事務所、職住一体の工場施設の様相を伝える主屋、端正な造りの離れ、住み込みで働いていた時代の男子寮、工場を構成する附属施設の浴場及び便所、近代産業施設の景観に趣を添える土蔵、敷地西側の景観を構成する原糸倉庫と倉庫によって、当地域の歴史的景観を形成している。