いちのみや気候変動対策アクションプラン2030

　市では、温室効果ガス排出量の更なる削減と、今後予想される気候変動による影響の軽減を図るため、既存の「一宮市地球温暖化対策実行計画（区域施策編）」の改定、及び気候変動適応法に基づく新たな計画を合わせて「いちのみや気候変動対策アクションプラン2030」として一体的に策定いたしました。

　この計画は、令和6（2024）年1月に改訂しました。改訂後の計画は以下のリンクからご覧ください。

• いちのみや気候変動対策アクションプラン2030（令和6（2024）年1月改訂）

計画策定の意義・目的

　地球温暖化対策を今まで以上に強力に推進するため、2030年を計画目標とする新たな計画を策定し、緩和策と適応策を車の両輪の関係として、気候変動対策に取り組みます。

温室効果ガス排出量の削減目標

【計画目標】
　2030年度（令和12年度）の温室効果ガスを2013年度（平成25年度）比で26％削減する。

【長期目標】
　2050年度（令和32年度）の温室効果ガスを2013年度（平成25年度）比で80％削減する。

一宮市の温室効果ガス排出量（推計値）　単位：トンCO2

部門	基準年度 （2013年度）	2019年度	2020年度	2030年度 （目標値）	前年度比 増減率	基準年度比 増減率
産業	853,434	817,287	715,154	825,426	87.5％	83.8％
民生家庭	544,650	437,976	449,893	202,373	102.7％	82.6％
民生業務	308,453	276,302	252,989	194,661	91.6％	82.0％
運輸	616,076	650,066	647,510	482,219	99.6％	105.1％
廃棄物	59,367	61,977	60,386	49,729	97.4％	101.7％
農業	6,475	7,362	7,250	7,552	98.5％	112.0％
合計	2,388,455	2,250,969	2,133,181	1,761,960	94.8％	89.3％

※部門ごとに四捨五入をしているため、合計値が部門ごとの合計と異なる場合があります。

重点的に推進する取り組み（緩和策）

　温室効果ガスの削減ポテンシャルの高い分野や、市民・事業者の関心が高い分野の取り組みを、「重点的に推進する取り組み」として推進していきます。

重点取組（1）「市民・事業者の節電意識の向上及び行動の実践につながる取り組み」
重点取組（2）「電化製品等の省エネ化につながる取り組み」

• 省エネルギー型ライフスタイルの普及促進
• 省エネルギー型事業活動の普及促進

• 第5次エコアクション一宮（一宮市の取り組み）
• 令和5年度太陽光発電システム等の補助制度について
• 家庭でできる地球温暖化対策
• 打ち水の効果

重点取組（3）「移動手段の見直しにつながる取り組み」

• 自動車利用の見直しの促進
• 自転車利用の促進
• 公共交通機関の利用促進
• コミュニティバス等の運行
• 低公害車・低燃費車の普及促進

• 自転車専用通行帯を整備します
• 公共交通（バス）

重点取組（4）「プラスチックごみの分別・削減につながる取り組み」

ごみの減量やリサイクルの推進

• いちのみや530作戦

重点取組（5）「二酸化炭素排出量の吸収・固定につながる取り組み」

• 緑化重点地区における積極的な緑の保全・創出
• 民有地における緑化活動
• 公共施設における緑の保全及び緑化の推進

• 一宮市緑の基本計画
• 緑化推進事業補助金

緩和策における重点項目評価一覧表

【評価方法】
　↑ ：前年より取組内容が充実した。
　→：前年と同様の取組を実施した。
　↓ ：前年より取組内容が劣っている。

重点項目評価一覧表

番号	関連部門	取組名	R2	R3	R4
1	民生家庭	省エネルギー型ライフスタイルの普及促進	→	→	↑
2	産業・民生業務	省エネルギー型事業活動の普及促進	→	→	↑
3	運輸	自動車利用の見直しの促進	→	→	→
4		低公害車・低燃費車の普及促進	→	→	→
5		公共交通機関の利用促進	→	→	→
6		コミュニティバス・コミュニティ	→	→	→
7		自転車利用の促進	↑	↑	↑
8	廃棄物	ごみの減量やリサイクルの促進	→	↑	→
9	民生家庭・民生業務	緑化重点地区における積極的な緑の保全・創出	↑	↑	↑
10	民生業務	公共施設における緑の保全及び緑化の推進	↓	↑	↑
11	民生家庭	民有地における緑化活動への支援	↑	→	→

削減目標進行表

削減目標進行表　単位：トンCO2

		2030年度 （目標年度）	2013年度 （基準年度）	2019年度	2020年度	目標達成率	達成度
民生 家庭	電気使用による 二酸化炭素排出量	273,836	398,208	319,347	320,437	63％	B
運輸	自動車の利用による 二酸化炭素排出量	416,917	550,621	580,235	579,125	－21％	C
廃棄物	廃棄物の焼却による 二酸化炭素排出量	40,161	49,627	52,149	50,962	－14％	C

※目標達成率算出方法：（2013年度数値－2020年度数値）／（2013年度数値－2030年度数値）
【評価方法】
　A：目標を達成している。
　B：目標は達成していないが基準年度よりも排出量が減少している。
　C：基準年度よりも排出量が増加している。

重点的に推進する取り組み（適応策）

　適切な適応策を市民・事業者との連携のもと実施していくため、現在の気候変動の状況とその影響の整理、科学的意見の収集と情報共有について、重点的に推進していきます。

いちのみや気候変動対策アクションプラン2030　本編

• いちのみや気候変動対策アクションプラン2030 （PDF 9.2MB）

いちのみや気候変動対策アクションプラン2030　概要版

• いちのみや気候変動対策アクションプラン2030【概要版】 （PDF 1.6MB）