7月号 新しい学び ~ネットでつながる~

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ページID 1035503  更新日 令和4年1月14日 印刷 

新しい学び ~ネットでつながる~

休校中の試み

 今年は3月から小中学校の休校が続きました。本来でしたら新学期の4月になっても学校が始まらない中、どのようにして、学校と家庭、先生と児童・生徒、とのつながりを築くのか、いろんな試みが市内で行われました。まずは学習の前段階として、自宅に居ながらのクラス・ミーティング、インターネットを使った学級会が各小中学校で開かれました。家庭にいながら学校を身近に感じていただける機会になったようです。

クラス・ミーティングの様子1

クラス・ミーティングの様子2

貸出し用タブレット1,000台から

 4月にオンライン学習「トライアル」調査として、まだ一方通行でしたが、ネットを通じた動画の視聴環境が、どこまで家庭で整っているのか、市内12校で調べました。バラつきはあっても、おおむね9割の家庭では、既に私物でご覧いただけるとの調査結果でした。私物でも使えるものは使わせてもらいながら、環境が整っていない児童・生徒のためには、学校のパソコン教室を使う手もありますし、5月に追加予算を決定して、これから貸出し用のタブレット端末1,000台を調達することにしています。

市内の先生の動画100万! アクセス

 休校期間中に、市内の小中学校の先生たちが手分けして、学年別・教科別でオリジナルの学習動画を約400本作りあげて、インターネット上で市内の児童・生徒が見られるように公開しました。すると、4月26日から3週間で100万!アクセスという実績を残し、公開最終日の5月末までに120万を超える視聴があったという記録でした。学校がお休みの間、自分たちに身近な先生の言葉を、いかに児童・生徒たちが待ち望んでいるかの証(あかし)と受けとめました。取り組んでいただいた教職員の皆さんに、あらためて感謝を申し上げます。

一宮市学習支援サイトの画像

ハードと合わせソフトの充実も

 タブレットPCなどのハード面のみならず、ソフト面として授業動画やアプリ等をどうやって充実させていくか、ということは重要な課題です。教室で対面利用されてきた“紙の教科書”を電子的に送信することについては著作権法上の課題もあります。今年度は「補償金なし」で利用可となったそうですが、早く公式版“電子教科書”の誕生も待ち望まれるところ、国などへも働きかけてまいります。新型コロナウイルスをきっかけに、世の中のデジタル化や変革が一挙に進むことは、確実です。子どもたちが新しい時代を生き抜いていく力をつけられるように、市内の関係者の英知を結集しながら、引き続き環境整備を進めてまいります。


 

「2020(令和2)年7月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは執筆時点のものです。

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