12月号 市民病院 ~もっと安心・さらに便利に~

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ページID 1037441  更新日 2022年1月14日 印刷 

市民病院 ~もっと安心・さらに便利に~

一宮市民病院:感染症対策の要として

 一宮市立市民病院(以下、一宮市民病院と略す)は、病床数が594床あり、医師約180名、薬剤師・医療技師約180名、看護師約640名など、総勢約1,300名の職員が勤務する尾張西部地域の基幹病院です。

 新型コロナウイルス感染症に対しては、愛知県内で10カ所しか指定されていない第二種感染症指定医療機関の一つとして、感染者の発生当初から多くの感染者の診療にあたってきました。国内での感染者が爆発的に増加した3~4月にかけては医療用マスクや手術用ガウンなど資材の供給が滞り、代替品の使用などで何とか乗り切り、これまで院内感染が発生することなく至っています。ありがたいことに、多くの方々からご寄付や感謝の言葉をいただき、市民病院が皆さまから支えられていることを実感しています。この場をお借りして、あらためてお礼を申し上げます。

もっと便利に~駐車場・会計お支払

 これまで一宮市民病院に対してご要望が多かった「駐車場不足」と「長い待ち時間」については、それぞれ改善を行いました。まず、今年4月に病院の西側にあった一宮商業高校プール跡地に、新しく43台収容の駐車場を整備しました。正面玄関に一番近い駐車場となります。次に「医療費後払いクレジットサービス」を10月から始めました。事前に専用登録サイトに患者IDやクレジットカード情報を登録いただければ、外来診察の医療費は後日クレジットカードで決済されます。診察終了後は会計を待たずに帰宅していただけるようになりました。

地図:新設の駐車場の場所

写真:後払いクレジット受付機

後払いクレジット利用サイト2次元コード

木曽川市民病院:リハビリなどで

 木曽川市民病院は、木曽川町黒田にあり病床数は138床の回復期機能を担う病院です。従来から一宮市民病院の後方支援病院としての役割を担い、急性期を脱した患者さんの受け入れを積極的に行っています。今年2月に導入した電子カルテシステムにより、一宮市民病院との連携はさらに進みました。また、回復期リハビリテーション病棟に加えて地域包括ケア病床を増床し、在宅復帰を目指した医療を実践しています。今後も尾張西部地域に不足する回復期病院としての機能を一層進め、地域の中での役割を果たしていきます。

5G×救急

 市内の消防署には14台の高規格救急自動車を配備しており、年間出動件数は、18,000件を超えます。急病による救急要請が一番多く、次に転倒などによる負傷、交通事故と続きますが、現場で救急救命士が救命処置を実施する場合、救急病院の医師と連携を図りながら搬送する場合もあります。

 市では11月19日に、携帯電話の新しい規格5G(第5世代の通信方法)を使って、救急や消防の分野で、どんな活用ができるかを試す「5G」×「救急」実証実験デモンストレーションを行いました。全国に先駆けた取り組みとなる実験では、負傷者のケガの状態を、救急隊員が持つ5G対応スマートフォンの高精細な映像により、救急病院の医師へ正確な映像情報等が伝えられ、救急現場での処置や搬送後の治療に生かせることが分かりました。

 これからも、市民の皆さまが、もっと安心できて、さらに便利さを実感できるように、さまざまなチャレンジを続けます。


 

「2020(令和2)年12月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは執筆時点のものです。

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