5月号 副市長

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ページID 1049163  更新日 令和4年5月2日 印刷 

”副市長”の役割

 一宮市では、総合政策部・総務部・財務部…と、20名ほどの部長級の幹部が、業務を進めています。近年は、市が取り組む政策課題が1つの部にとどまらず、各部をまたいで総合的な調整が必要な事項が増えています。政府の内閣官房(長官)のように、市の重要課題に総合的に対応し、司令塔としての役割を担うのが副市長です。
 例えば、行政におけるデジタル化の遅れが指摘されています。国では、総合調整を行う組織として、昨年9月にデジタル庁を新設しました。市でもデジタル化を進めるには、部署ごとのタテ割りで取り組むのではなく、全庁一丸となり横断的なヨコ串を通すことで、市民の皆さまに「デジタルで便利になった」と感じていただけることが必要です。
 また、名岐道路の高速化や新濃尾大橋に代表されるビッグプロジェクトが市内で進行中です。市民目線で創意工夫を凝らして、未来志向のグリーンな開発を行い、暮らしやすい地域として発展するためには、とても重要な時期を迎えています。
 そこで、「デジタル」「グリーン」など、次の時代をにらんだ未来志向のまちづくりを広い視野から指揮監督するため、新年度4月から副市長ポストを増やし2人体制としました。かつては2003(平成15)年~2009(平成21)年、産業活性化のために経産省出身者を副市長に迎えて2人体制でした。名古屋市をはじめ豊田市・岡崎市など県内他市11市に複数名の副市長が在職しています。

副市長メッセージ

副市長 福井 斉

福井副市長の顔写真

 副市長の職に就き、7年が経ちました。ここ2年は新型コロナウイルス感染症対策に忙殺された感がありますが、とりわけ昨年4月に保健所機能を自前で担う中核市に移行したため、大変な船出となってしまいました。また、市制施行100周年の記念事業にも様々な影響を及ぼし、残念でなりません。
 さて、4月から土木建築分野に精通した山田新副市長に4つの部を統括していただくことになり、残る部等を私が引き続き統括することになりました。それぞれ、より密度の濃い成果を挙げることが求められると考えると、あらためて身の引き締まる思いがいたします。
 しかしながら、昨今の行政課題は、特定の部門だけでなく複数の部門にまたがるものも増えてきています。二人の副市長で業務を分担することが、いわゆる縦割り行政の弊害につながらないよう互いに連携し、二人三脚で市長を補佐しつつ、様々な課題に迅速に対処していく必要があると決意を新たにしました。

副市長 山田 芳久

山田副市長の顔写真

 4月1日付けで副市長に就任しました、山田芳久でございます。私は土木職として、昭和60年入職以来、土地区画整理、都市計画道路、公園等の整備に、市民、関係者の皆さまと一緒に取り組んでまいりました。
 現在、当市のインフラ整備においては、リニア開業を見据えた名岐道路の高速化を始めとしたビッグプロジェクトが計画されております。リニアが開業すると、巨大な経済圏域が形成され、中京圏は日帰りで行き来出来る2時間圏域が、首都圏を上回るという試算があります。
 また、コロナ禍で東京23区が初めて転出が転入を上回る等、人々がゆとりを求めて移住する動きがあり、東京一極集中から地方の時代が来るのではないかとも言われております。そうした機会を逃すことなく、グリーン、デジタルの施策に未来志向で前向きに取り組んでまいります。
 100周年を迎えた一宮市が、サスティナブルなまちになるよう、長年培った経験やノウハウを活かし、尽力する所存でございます。


 

「2022(令和4)年5月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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