8月号 芸術×まちづくり

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ページID 1051192  更新日 2022年8月1日 印刷 

国際芸術祭「あいち2022」 ~当市出身の片岡真実さん(芸術監督)

 国内最大規模の現代アートの祭典・国際芸術祭「あいち2022」が始まりました。一宮市も会場となり、10月10日まで世界トップレベルのアーティストの作品を楽しんでいただけます。オリナス一宮には、日本を代表する現代アーティストの奈良美智さんが出展します。また、旧スケート場と旧中央看護専門学校は、世界的に知られるアンネ・イムホフさんをはじめ12組のアーティストの作品が展示される「あいち2022」を代表する展示会場となっています。
 今回の「あいち2022」芸術監督の片岡真実さんは、高校まで一宮市で過ごされるなど一宮市に縁の深い方です。一宮市の文化や歴史を知る片岡監督が演出する一宮市と現代アートの融合は、見ごたえある内容となっています。ぜひ、皆さま足をお運びください。

心に潤いをもたらす芸術を一宮駅で

 令和2年10月に一宮東ライオンズクラブの皆さまが中心となり、期間限定でしたが、市内で初めて 「駅ピアノ」がi-ビルコンコースに設置されました。この催しが大変好評で、令和3年3月と7月にも開催していただきました。
 続いて8月下旬から、猿田彦神社さんや名鉄百貨店さんのご厚意と、一宮中央ロータリークラブの皆さまのご協力により、一宮駅コンコース西側にピアノが常設されました。このピアノは、寄贈者(故人)の「たくさんの方にピアノを弾いて楽しんでいただけたら」という思いを受けて設置されたということです。SNS等で広く知れ渡り、市民の方だけではなく、県外の方も演奏にいらっしゃいます。
 一宮駅周辺では「あいち2022」の開催に合わせて、起工科高校や木曽川高校など市内の高校と名古屋芸術大学の学生が制作した作品が展示され、一宮の街がアートで彩られます。また、市民の皆さまや団体でも文化芸術事業が企画されるなど、市内各地でアートがあふれ、市全体で芸術祭を歓迎するムードとなっています。

女性が駅ピアノを弾いている様子の写真

芸術×まちづくり、すすめます

 まちづくりには、経済的な合理性や効率性に加え、これからは持続可能な都市経営が求められます。SDGsの視点に加えて、市民の皆さまにとっての幸せと心の潤いを重視し、「サスティナブル」で「グリーン」な暮らしやすいまちとなるように考えていく必要があります。
 そのために「グリーン」(緑地や草花等の自然)と同じく「アート・芸術」を、心に潤いをもたらすものとして位置づけ、市の条例においてアート表現の規制の緩和やまちづくりにも活用できないか、有識者のご意見も伺いながら検討してまいります。
 また、一宮駅周辺については、居心地が良く歩きたくなるまちなかを目指し、NPO法人や民間企業による組織「一宮まちなか未来会議」が立ち上がりました。ここでは、文化と魅力を次世代へとつないでいくことで、持続可能な発展と豊かな人間生活を実現することを目指しています。この会議の中で作成する未来ビジョンにおいても「アート・芸術」の活用について、検討していただきます。
 公共施設でも、市役所本庁舎では14階を市民ギャラリーとしてご利用いただいております。これからの新築時においても、多くの人々がアートに親しんでいただけるようアートスペースを取り入れた配置等を検討していきます。民間の開発事業においても、ご協力をお願いしたいと考えており、アートの展示スペース等を設置したときの整備基準の緩和等を検討します。
 国際芸術祭「あいち2022」を一過性のものとしないよう、これからもアートを活用して心に潤いをもたらす地域づくりを進めていきます。


 

「2022(令和4)年8月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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